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バレンタイン、好きですか?

私は大好きです。あらゆるチョコレートブランドから美味しくて見た目も可愛いチョコがたくさん発売されますし、手作りするのも楽しいですよね。

女友達同士でチョコを送りあっている人も多いでしょう。
ただし、男性と女性とではバレンタインに対する心理がちょっと違っているようです。

日本のバレンタインはかなり特殊

バレンタインに対する男性の心理を紹介する前に、まずは日本におけるバレンタインの位置付けについて確認していきましょう。

日本では、バレンタインは女性から男性にチョコレートをあげる日です。チョコレートを贈るさいに、気持ちを告白する、という風習もあります。

ただし、この文化は世界的に見ればかなり特殊だと言えます。

イギリス、イタリア、アメリカなどの欧米では、バレンタインは恋人同士が愛を伝え合う日だとされています。女性からプレゼントを贈ることもありますが、男性から女性に花を贈ったり、ふたりでディナーを楽しんだりするのが一般的です。

では、なぜ日本だけバレンタインは「女性から男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日」とされたのでしょうか。

バレンタインの歴史には諸説ありますが、1950年代にお菓子メーカー・森永製菓が積極的に「バレンタインデーにはチョコレートを贈ろう」という宣伝をしたことが発端だとする説が有力です。

お菓子メーカーの戦略が、60年以上の時を経て、日本独自の文化として根付いているという事実には驚かされますが、ここまで続いたのは、宣伝が巧みだったから、ということに加えて、「日本人がこういった風習を求めていたから」だと考えられます。

現在でも、告白やプロポーズなど、恋愛の主導権は男性側が握っているケースが多い日本において、「女性から愛を告白できる日」としてのバレンタインは、魅力的なイベントだと考える人が多いのでしょう。

義理チョコは悪しき風習? 男性も義理チョコを重荷に感じている場合がある

さて、「チョコレート屋の戦略に過ぎない」と揶揄されつつも、衰えることのないバレンタインという風習は、女性に告白したり感謝を伝えたりするチャンスを与えてくれるイベントですが、浸透しすぎて義務化してしまっている、という側面もあります。

職場での義理チョコなどは、バレンタインの義務化の最たるものでしょう。お互い、準備が面倒・ホワイトデーのお返しが面倒、と考えているのに、チョコを贈りあうのは不毛です。

本来楽しいイベントであるはずのバレンタインが重荷になってしまっているという現状を踏まえて、2018年には、ゴディバが「日本は、義理チョコをやめよう。」というキャッチコピーの広告を新聞の一面に掲載し、話題を呼びました。

出典:https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/13/morihiro-harano-interview_a_23384049/
「日本は、義理チョコをやめよう」 働く女性の気持ちを掴む広告は、こうして生まれた。(HUFFPOST)より

この広告が概ね好意的に世間に受け入れられたことから、「バレンタインは気が重い。義務的にチョコレートのやりとりをしなければならないから」と感じていた男女が少なからず存在していたことが分かります。

「好きだから贈る」「本当にお世話になっているから贈る」以外の「なんとなく贈っておいた方がいいかなあ、面倒だけど」と考えて贈る義理チョコなら、お互いのストレスになるだけなので、やめてしまった方が良いでしょう。

 

バレンタインの男性心理。バレンタインは好き?高級チョコか手作り、どっちが欲しい?

義理チョコはあげる必要がないとしても、本命にはあげたい、と考える女性は多いでしょう。そういった場合、高級チョコか手作りチョコ、どちらを贈るべきか、で迷いがちです。

ここでは、20代〜30代の男性にバレンタインに対する心理と、どんなチョコが欲しいかについて聞いたアンケート結果をご紹介します。

ケース1 どんなチョコでも嬉しい。手作りだとより嬉しいかも

「バレンタインはどちらかというと好きですね。彼女から手作りチョコをもらったときは嬉しかったです。市販のものより手作りの方がいいかな」
(35歳・外務省勤務)

「彼女からフォンダンショコラをもらったときは感動した」
(28歳・ライター)

ケース2 バレンタインはあまり好きではない。

「学生時代はバレンタインがあまり好きじゃなかった。モテる人とモテない人の差が明らかに分かるから」
(29歳・歯科医師)

「バレンタインは、あまり好きじゃないかも。会社の義理チョコがまず面倒。チョコより高級なお返しをしないといけないのも苦痛」
(31歳・商社勤務)

「バレンタインは実はあまり好きじゃない。チョコレートが好きじゃないから。好きな人からもらえるなら何でも嬉しいっていう気持ちもあるけど」
(35歳・事務)


ケース3 味重視。手作りより高級チョコ!

「手作りより、市販の高級チョコの方が嬉しいですね。その方が美味しいですから。手作りを有り難がる男性ばかりじゃないって知って欲しい。付き合ってもいない女性の手作りは嬉しくないし、彼女にも買ったチョコの方が欲しいって言っています」
(33歳・薬剤師)

「チョコレートが普通に好きなので、有名ショコラティエのチョコとかが嬉しい。男性というだけで、甘いものに疎いと思われがちだけど、チョコに詳しい男性もけっこういますよ」
(22歳・大学生)

バレンタインは、「お返しをするのが面倒」「人気度が可視化される」といった点から、「あまり嬉しくないイベント」だと考えている男性もいるようです。

また、手作り派と高級チョコ派ははっきりと意見が分かれました。

気になっている男性がどちらの派閥に属するのか、事前に確認しておきましょう。分からない場合は、高級チョコを購入しておくのが無難そうです。

男性がバレンタインにチョコレートと一緒にもらって嬉しいものとは?

次に、男性が、バレンタインにチョコレートと一緒にもらいたいと考えているプレゼントをご紹介します。

男性がバレンタイにチョコレートと一緒にもらいたもの1 カード

男性が好きな女性からもらって嬉しいもののひとつに、メッセージカードが挙げられます。
日頃の感謝の言葉など、愛情を感じられるメッセージを添えることで、ふたりの愛はより深まるでしょう。

男性がバレンタイにチョコレートと一緒にもらいたもの2 ネクタイ・ハンカチ・靴下

ネクタイやハンカチ、靴下など、日常的に使うものも喜ばれます。
「自分に似合うものを彼女が選んでくれた」ということに喜びを感じる男性も多いのです。

男性がバレンタイにチョコレートと一緒にもらいたもの3 お酒

お酒好きの男性には、ワインや日本酒など、チョコレートと一緒に楽しめるものを贈りましょう。

男性がバレンタイにチョコレートと一緒にもらいたもの4 文具

ちょっと高級な万年筆やノートなど、「自分では買わないけど、使ってみたいと思っていたもの」もプレゼントに最適です。

チョコレートだけのプレゼントでも十分ですが、普段からお世話になっていたり、食事をおごってもらっていたりする場合には、追加でプレゼントを贈ることで、感謝の気持ちを伝えておくとより良いでしょう。

バレンタインを楽しもう! 「好き」と伝えられる相手がいるだけでラッキー

バレンタインは、好きな人にプレゼントとともに愛情を伝えられるイベントです。

ストレスになるなら、義理チョコなんて贈る必要はありません。

バレンタインは義務ではなく、楽しみたい人だけが参加するものです。「好きな人に、好きな気持ちとともにプレゼントを贈る」ことは本来、わくわくした心が弾むものであるはずです。

「相手は何をもらったら嬉しいか」を考え、プレゼントを贈る相手がいる幸せを堪能しましょう。