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日本の火葬率は99.97%(※)と世界でも類を見ない火葬大国です(※※)。
筆者の親族は国際色豊かなこともあり「火葬場に入りたくない」「骨上げ!?無理」という人も多いのですが、そんな価値観を理解できない親戚が多かったため、故人を静かに見送ることができませんでした。
そこで、著名な方の訃報を振り返る機会も多い2023年の暮れに、葬儀に関するアンケートを実施しました。

10代から70代以上の幅広い世代の男女10017人の回答をどうぞご覧ください。


自分の葬儀について考えたことはある?

自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


ほぼ半数弱の、二人に一人が、自分の葬儀について考えたことが「ある」ということがわかりました。


自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


女性は40代までは「ない」人のほうが多いのですが、50代以降になると「ある」人のほうが多くなります。
男性は50代までは「ない」人のほうが多いのですが、60代以降になると「ある」人のほうが多くなります。
男女で逆転する世代が違うのが面白いですが、何がきっかけで考えるようになるのかを聞き損なってしまいました。
また、性別を回答しないを選んだ人は、どの世代も「ない」が優勢でした。


自分が火葬されることについてどう考える?

自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


「特に考えたことがない」人が半数以上で、4割の人が「火葬されるのは当然」と答えていました。


冒頭でも触れましたが、99.97%と火葬が当たり前の国、日本。
2022年度の年間での火葬162万8048件に対し、土葬はわずか490件でした。
火葬は当然との考えや、特に疑問に思わないという人が多いのも納得ですね。

では、5%の「できることなら火葬されたくない」という人は、どんな旅立ちを望んでいるのでしょうか。


火葬されたくない人はどんな方法を希望している?

自分の葬儀について考えたことある?みんなに聞いてみた@アイコニット®毎日アンケート


男性で一番多くの支持を集めたのが「土葬」でした。
そのまま土に埋める方法ですね。

女性は「土葬」を希望する人も多かったですが、「樹木葬」を希望する人が一番多かったです。
「樹木葬」は、一般的にはご遺骨や骨壺を霊園の敷地などに樹や草花を目印に埋葬する方法なので、「火葬」の後の話になります。
しかしながら、今回のアンケートでは「自然に還りたい」「そのまま樹のそばに埋葬してほしい」といった理由で挙げていたようです。

また、「散骨」を挙げた人も男女問わず多かったです。
「散骨」も「火葬」後の話で、粉砕した遺骨の粉を海や山などに撒く方法ですが、「自然に還りたい」と考えている人が選んでいました。

信仰する宗教や気候などが大きく関係するので、様々な葬儀方法があり、選択肢はその一部です。

この記事やアンケートで興味を持たれた方のためにどんなものかを簡単にご紹介します。

水葬:海や川に沈める方法。
風葬:そのまま野ざらしにするインドネシアなどでの葬儀方法。
鳥葬:ハゲワシに食べさせるチベットの伝統的な葬儀方法。
獣葬:遺体をサバンナの真ん中に置き、動物に食べてもらうマサイ族などが行う方法
コンポスト葬:アメリカで2020年頃より開始。二酸化炭素や窒素、酸素、水分などを制御するカプセルの中でバクテリアなどの微生物を増殖させ30日かけて堆肥化する方法。
二回葬:埋葬の数年後取り出して洗骨し骨壺に移し替えて墓に戻す。沖縄で行われていた方法。

「その他」を選んだ人は、「散骨」のひとつの形態の「宇宙葬」を書いている人が目立ちました。

また、「遺族に金銭的な負担をかけない方法がいい」との答えも散見され、エシカルな考え方が多いのだと感心してしまいました。


どうして火葬がイヤなの?


多くの人が挙げていたのが、「熱そう」という回答と「怖い」という回答で、ほぼ同数でした。
「生き返るかもしれない」「生き返ったときに熱いのはイヤ」といった回答も多かったです。
理由などなく、「直感的に拒否反応が出る」という方も結構いらっしゃいました。

また「昔は土葬が普通に行われていたのに」「海外では火葬は一般的でない」と現状を分析されている意見も目立ちました。

棺には燃えるものしか入れてはいけないそうで、あの世にあれもこれも持って行きたい筆者は火葬は避けたいのですが、そんな欲深な回答をしている方はいらっしやいませんでした。


※厚生労働省「衛生行政報告例」令和4年度(2022年度)による

※※諸外国の火葬数、火葬率 2019・2020年(平成31・令和2年)日本環境斎苑協会サイト
http://www.j-sec.jp/files/f_1660091192.pdf


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【調査概要】
調査名:葬儀(葬式)に関するアンケート(設問数:7)
調査期間:2023年12月22日(金)12:00~24:00
調査方法:QR/バーコードリーダー「アイコニット」ユーザー10~70代以上の男女10017人へのインターネット調査