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漠然と将来のことを考えていたラブラブなふたりでも、
実際に結婚生活を開始してみたあとで、「こんなはずじゃなかった」と後悔することは少なくありません。

後悔しないためには、お互いの価値観や理想の将来設計について、しっかりコミュニケーションをとって理解しておく必要があります。

今回は、結婚前からカップルで話し合っておきたい6つのライフプランをご紹介していきます。

カップルで話し合っておきたいライフプラン1 いつ頃、結婚するか


「いつかは結婚したいね」とお互い言っていたとしても、
その「いつか」には大きなズレがあるケースは少なくありません。

いつ結婚したいのかについて、お互いの率直な意見を交換しておきましょう。

カップルで話し合っておきたいライフプラン2 どちらの姓にするか

どちらの姓にするのか、についても話し合いましょう。

現状、日本では、夫婦別姓は認められていません。そのため、どちらかが姓を変える必要があります。

姓を変えることで、各種書類の変更手続きを行わなければならず、手間がかかりますし、書類の変更にお金がかかる場合もあります。

姓を変更する側は、しない側よりも多くの時間と手間が必要となりますし、慣れ親しんだ苗字を変えたくないという人にとっては、精神的な苦痛も伴います。

日本では、女性側が姓を変えることが多く、その慣例に疑問を感じていない人も多々います。

ですが、近年、夫婦別姓が違憲か否かが法廷で争われることも増え、女性のなかには「なんで私が姓を変えなくちゃいけないんだっけ?」と疑問を感じる人も出てきています。

彼女に対して、「当然、結婚したらそっちが苗字変えるよね?」という態度は、
時代にそぐわないものになってきていますから、結婚前に、「どちらの姓にするか」についても、話し合っておくべきでしょう。

カップルで話し合っておきたいライフプラン3 家事の分担をどうするか

結婚すると、ほとんどのカップルは同居することになります。

そこで発生するのが、「家事の分担問題」です。

どちらかが専業主婦(夫)になる場合は、家事を一任することになるでしょう。

家事担当が明確にひとり家にいる場合、育児が始まったあと、その家事担当者が育児も担う、ということになりがちです。

そうなると、ワンオペ育児になり、育児ノイローゼになってしまう、という危険性もあります。
ですから、専業主婦(夫)になる場合でも、育児は分担・協力して行う、という合意を取っておいた方が無難でしょう。

共働きの場合、家事の分担をどうするのか、は悩ましいところですが、
ある程度事前に決めておいて、トライアルで一ヶ月試してみて、その後、話し合いで改善していく、というのがよいでしょう。

最初から、ばっちりと分担ができる、ということはまれなので、試行錯誤して最適解を導き出す必要があります。

大まかな家事分担を結婚前に話し合っていたほうがいいい理由のひとつは、
話し合いのなかで、その人の家事に対する姿勢がわかるからです。

たとえば、一方が正社員で、一方がパートの場合、「そっちの方が稼ぎは少ないんだから、家事は任せたい」という人もいるかもしれません。

そういった人と結婚したら、一生家事プラスパートのハードワーク(プラス育児)をこなさなければならなくなる可能性が出てくるのです。

自分の理想のライフスタイルを実現するためには、事前に、相手の家事に対する価値観を知っておき、「この人との結婚生活はキツイ」と思ったら、結婚しない、という勇気も必要になってくるのです。

カップルで話し合っておきたいライフプラン4 どこに住むか

結婚したら、多くのカップルは新居に住むことになります。

多くは、ふたりの勤務地の中間地点あたりになるでしょう。どのあたりに住みたいか、に加えて、将来的にどこに住みたいのか、についても確認しておきましょう。

「将来は田舎に帰りたい」「ハワイに移住したい」など、それぞれ希望があるはずです。
相手のライフプランを聞くことで、お互いの理想とする人生や老後について知ることができます。

カップルで話し合っておきたいライフプラン5 子どもはほしいか


「結婚イコール子ども」と考えている人も少なくありませんが、世の中には、子どもはほしくない、と考えている男女もたくさんいます。

子どもが絶対にほしいと考えている人と、子どもは持ちたくないと考えている人が結婚してしまったら、どちらかは自分の意に沿わない人生を送ることになってしまうのです。

ですから、子どもがほしいか、ほしいならいつ頃ほしいか、についてしっかり話し合っておく必要があるのです。

ただし、子どもはほしいと思ったからといって授かれるものではありません。

子どもを作ると決めて、妊活していたけれどできなかった、という場合、不妊治療をするか否か、という問題がでてきます。

結婚前にそこまで話し合っておく必要はありませんが、そういった重大な問題がでてきたときに「しっかりと話し合える関係性」は作っておく必要があるでしょう。

カップルで話し合っておきたいライフプラン6 お金の管理・使い所をどうするか

「結婚後に、数百万単位の借金が発覚し、離婚することになった」という夫婦は珍しくありません。

結婚後に隠し事が発覚したら、ふたりの信頼関係はゆらぎます。
ですから、借金がある場合は、正直に打ち明けましょう。奨学金や車のローンなども同様です。

また、結婚式の費用をいくらまで出すか、一緒に住み始めた後の生活費の分担をどうするか、生命保険に加入するか、などについても、なんとなくでよいので話し合っておくとよいでしょう。

「お金の話はしづらい」と避けていると、結婚したあとに、「実は借金があった」「貯金がまったくなかった」「生活費を全額支払わせようとしていた」ことが発覚する、といった事態にもなりかねません。

夫婦になるということは、経済的な結び付きができるということですから、お金の話は積極的かつ継続的に行う必要があるのです。

意見が違うのは当たり前。話し合える土壌を作っておこう

ライフプランの話し合いにおいて、意見が衝突するのは当たり前のことです。
いくら気が合っても、別々の人間なのですから、まったく同じ意見であるはずがありません。

大切なのは、異なったふたつの意見をどうやって擦り合わせていくか、です。

結婚前にしっかり話し合える土壌を作り上げたカップルは、不満を溜め込むことなく、末長く楽しく暮らしていけることでしょう。