
SNSで話題「かずのすけ」って何者? 美容化学者誕生のきっかけなど秘話に迫る!


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多くのファンをもち、著書『オトナ女子のための美肌図鑑』も大ヒット中の美容化学者かずのすけさんにインタビュー。
今回は第1弾として、大人女子の“やり過ぎ”スキンケアに警鐘を鳴らす、“美容を教える化学の先生” かずのすけ の誕生秘話に迫ります!
美容女子は知っている!美容を教える化学の先生&ブロガー「かずのすけ」
“美容を教える化学の先生”こと、「かずのすけ」さんをご存じですか?
ブログは、Ameba美容情報ブログランキング1位で、月間500万アクセス(過去最高)を記録。Twitterのフォロワー数は3万以上!
科学的な視点で正しいスキンケアや化粧品論を解説したブログで注目を集め、著書『オトナ女子のための美肌図鑑』(美人開花シリーズ)は累計7万5千部の重版を記録する大ヒット。
いま美容好き女子たちが大注目している人物なんです。
今回は、そんな「かずのすけ」さんに、気になる化粧品のこと、スキンケアのことなどいろいろ教えていただきました。
まずは、ブログを開設して「かずのすけ」さんが誕生したきっかけを伺いました。
元は教員志望!? かずのすけ誕生のきっかけ
― ブログを始めた経緯をお聞かせください。
はい、現在の活動を始めたきっかけは、僕自身がアトピーだったということです。
だから化粧品を使うと肌が荒れてしまって…、「化粧品って、あまりいいものが入ってないんじゃないか?」という疑いの気持ちから、化粧品について調べるようになりましたね。
元々、理系・化学畑の人間だったのである程度の知識は元々あったんですけど、さらに突っ込んで書籍などを調べていったところ、ある成分についてAと言う書籍では“悪い”Bでは“良い”など情報が錯綜していることに気が付きました。
それなら元々研究していたこともあるので自分でやってみようと。それで調べていったら自分なりの“つながり”が見えてきたので、これを何かに書き残したいと思って始めました。
まさかアトピーだったとは…。
インタビュー当日に初めてお目にかかった本物のかずのすけさんは、白くてなめらかなお肌でした!
ブログ誕生はmixiコミュニティから
最初はmixiで小さなコミュニティを作りました。当時の読者登録数は大体300人くらいです。
順調に更新していたのですが、ある時、私の投稿がアメブロに転載されているのが発覚しました。ショックでしたが、その時の私には知識も力も全くなかったので、泣き寝入りするしかなかったんです。
それで、その後どうしようかと思った時に、「(当時)mixiは閉鎖的なSNSだから、コミュニティの中の人しか読めない。それなら、誰もが読めるアメブロで掲載すれば、自分がオリジナルだと分かってもらえるんじゃないか」と思い、ブログが始まりました。
それから同じような内容でブログを続けていきまして、1年半で月間100万PVを達成することができました。
それで、「やっぱりみんなも化粧品の情報がわからない、知りたかったんだな」とわかったので、この活動を進めていけば、何かを成せるんじゃないかなと感じたんです。
当時は本当の「かずのすけ先生」になる予定だった
実は、当時は教育大で先生になるつもりだったんです。けれど、悩んでいることもありまして、どうしようかなぁ…と迷っていたんです。
そんなタイミングで、ブログの人気・PV数が伸び、「いっちょこれで頑張ってみるか!」という感じになりました。
ただ、ブログで生計を立てるといっても、大学で学んだ程度の知識量では、いずれ壁にぶつかってつぶれてしまうとも感じていました。
そこで、ブログの更新、卒業論文の作成をしながら横浜国立大学院の門を叩いたんです。そこで、界面活性剤や洗剤の研究をしている研究室に入りました。
ブログを書きながら研究もさせていただけるということで、現在も博士号を取得するコースに在席させていただいています。最近はいろいろとお仕事が忙しすぎて、なかなか顔を出せないんですが(笑)。
そこで先生(教授)のアドバイスもいただきながら、化学的な知識の蓄積の裏付けがないと、(現在のような人前で語る)お仕事をさせていただけないとも考えました。
研究者と消費者の架け橋になろう
僕は元々教職を目指したこともあって、人前でわかりやすく説明するということは、自分でもできるのかなと思いました。
現在、この分野における化学者・研究者の方々が持つ最先端の知識と、一般の方々の知識の差って、とっても乖離(かいり)していると思うんです。
だから僕が、そこの間を取り持ってわかりやすく説明する、架け橋になろうと。
また、同時に学校の教壇に立つことだけが“先生”になるという事でなく、ブログなどを通じた“ウェブ上の化学の先生”になれるんじゃないかと気づいたんです。まだまだ道半ばですけどね。
こうして「かずのすけ」が誕生したということになります。研究熱心な性格や、人の役に立ちたいという志がわかりますね。
続いては、著書について伺いました。