遅漏の基礎知識
■遅漏とは?
遅漏とは性機能障害(性行為に支障をきたす症状)の一種で、セックスのときに本人の意志とは反し、射精する(イク)までに時間が過渡にかかってしまう状態のことを言います。
早漏とは違い、射精までにどれくらい時間がかかると遅漏なのかという明確な基準は特にないようです。ですが一般的に、通常の射精は、膣内挿入から4~10分が多いため、30分~45分以上は遅漏と判断されるケースが多いそうです。
早漏についてはこちら↓
■遅漏の原因って?
・病気や薬物など
・射精に関わる薬物の摂取。
・アルコールの過度な摂取。
・神経症やうつ病など。
・糖尿病などによる、ペニスの皮膚感覚の低下。
・トラウマやストレス
・過去の女性との性経験からのトラウマ。
・学校や家庭での性に対する厳しいしつけ。
・仕事や対人関係などの日常的なストレスによる、ホルモンバランスの不調。
・加齢
男性は40代頃から、性欲に強い影響を及ぼす、男性ホルモンのテストステロンが減少してくるため、テストステロンの不足により遅漏、または遅漏気味になりやすいです。
・性的な刺激不足
相手女性に飽きたりセックスがマンネリ化して、射精に至るための性的刺激が十分でないことも。
また、過激なAVやエッチな画像などで射精に至る習慣をつけると、脳が刺激に鈍感になり、女性との通常のセックスではイキにくくなる。
・マスターベーションのスタイル
日々、床や畳、布団や机の角、特有の物にペニスをこすりつけて、ペニスに強い刺激を与えるマスターベーション習慣をつけると、女性の膣内で射精しにくくなります。
■遅漏って日本人に多いの?
冒頭でも少しお話しましたが、遅漏は日本人男性に多いと言われていて、その原因は日本の靴を脱いで生活をする文化が関係しているようです。
先ほどもお話しましたが、日本人男性には床や畳にペニスをこすりつけてひとりエッチをする、通称床オナニー派が多いと言われています。この床オナニーの強い刺激が習慣になると、女性とのセックスではなかなかイキにくい、つまり、膣内ではイキにくい状態になりやすいそうです。
欧米では家の中でも靴を履く国がほとんどなので、自分の性器を床にこすりつけてひとりエッチする習慣というのは、あまり聞きません。そのため、マスターベーションスタイルが原因で遅漏になるというのはあまりないそうです。
ですから、世界の医学界で問題となる射精障害(勃起には大きな問題は見られないが、正常な射精は行えない症状のこと)はほとんど早漏についてなんだそう。
このことからも、遅漏が日本人男性に多いというのは確かなようです。
■実は遅漏の方が深刻?
日本の医療業界で問題となっているのは、早漏よりも遅漏だそうです。
なぜかというと妊娠に関わるから。早漏は時間は短くても射精に至ることができますが、遅漏は射精に至らないケースも多いので、赤ちゃんが欲しい、または不妊治療をしているカップルにとっては深刻な問題と言えます。
また遅漏はセックスレスの原因にもなります。男性はイキたくてもなかなかイケない。女性は長時間の挿入に疲れてしまう。そんな理由からセックスレスに至るカップルは少なくありません。
そしてセックスレスの原因が遅漏だというケースも日本特有だそうです。
遅漏問題が日本特有だということは、ちょっと驚きですね。
では、最近増えてきている遅漏、または遅漏気味の男性を、女性側はどう見ているのでしょうか?そして遅漏に悩む男性は、セックスの時、どんな気持ちになるのでしょう?
『ココロやカラダに潜む悩みや不安の種は、増やさず育てず!』をモットーに、女性誌をはじめ男性誌でも活躍中。