いにしえからの教え! カーマ・スートラから学ぶ性の奥義 前編

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蓮香
『ココロやカラダに潜む悩みや不安の種は、増やさず育てず!』をモットーに、女性誌をはじめ男性誌でも活躍中。

カーマ・スートラとは、性愛の奥義に触れた古代インドの性典。全ての男女にエロスの神秘を伝え続ける、不朽不滅(ふきゅうふめつ)の性典と言われています。今回は、カーマ・スートラの基礎知識とカーマ・スートラの中から、性行為についてつづってある「性的結合について」の部分をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

カーマ・スートラとは?

2000年近く前に書かれた、現存するもとのとしては最古の経典。全体は7部36章64節から成り立っており、サンスクリット語(古代のインドで使われていた言語)で「カーマ」は「愛」、「スートラ」は「経典」という意味です。

古代インドでは、「ダルマ(宗教的価値の取得)」「アルタ(富や資産の獲得)」「カーマ(愛、快楽、官能的満足)」が人生の三大目的とされていました。人間は様々な時期に「ダルマ」「アルタ」「カーマ」を実践すべきというのが、古代インドの教えだったそう。カーマ・スートラの第一部でも、それについて詳しく綴られています。

カーマ・スートラはセックスの教科書のようなイメージがありますが、セックスに関することが記載されているのは、実は第二部の「性的結合において」のみです。全体的には、主に男女の出会いから駆け引き、誘惑、他人の惹きつけ方などについて、詳細に書かれています。

かなり真面目に学術的に語られているので、セックスマニュアル的なものが苦手な女性でも、興味深く読めるのではないかと思います。

それでは、カーマ・スートラ、第二部「性的結合において」の内容を抜粋してご紹介していきましょう。

 

カーマ・スートラ:結合の種類

カーマ・スートラから性の奥義を学ぼう

■性器の大きさ

性器の大きさにより、男性は
(小)兎男<牛男<馬男(大)
女性は
(小)鹿女<馬女<象女(大)
に区分けされます。

男女の結合には、性器の大きさの一致する「等結合」が三種類、一致しない「不等結合」の六種類、全部で九通りの組み合わせがあります。
「不等結合」は高結合、低結合などがあり、次のように分類されます。

男性の性器が大きい場合、
・馬男と馬女、牛男と鹿女→高結合
・馬男と鹿女→最高結合

逆に女性の性器が大きい場合、
・象女と牛男、馬女に兎男→低結合
・象女と兎男→最低結合

欲望や情熱

性交に対する欲望や情熱も、「弱」「普通」「強」という三様の欲望の度合いに分けられ、九通りの結合があります。

時間

性交を行う時間によって、「短時間」「普通」「長時間」と三通りの男女が存在します。
ただし、女性は男性と違い、射精によってオーガズムを得るのではなく、欲望の強さは女性によって様々。簡単に満足する女性もいれば、長時間の性交を望む女性もいます。
長時間の性交を望む女性に対して男性は、上手に技巧も使わなければならないとされています。


カーマ・スートラによる「結合の種類」は、現代における「セックスの相性」そのままですね。お互いの性器の大きさ、性欲の強さ、セックスにかける時間は、セックスの相性の三大項目とも言えます。

このような内容が2000年近く前から語られたということに、驚いてしまうでしょうか。
正直、国も違いますし、文化や宗教も違うのですけど、セックスにおける男女の行いや思いは変わらないのでは?と思ってしまいます。

さて、それでは続いて、抱擁と接吻についての章をご紹介していきましょう。

カーマ・スートラ:抱擁
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