片思い中の女性に観てほしい「 恋愛力が高まるおすすめ映画 」5選

The following two tabs change content below.
今来今

今来今

編集者を経て複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

好きな人ができたけれど、なかなかアクションを起こす勇気が出ない…。そんな片思い中のあなた、上質な恋愛映画を味方にしてみませんか?劇的に変わる!ということはありえませんが、映画を観たことで現実の行動が変わる、ということは多々あるもの。

今回は、片思い中の女性に観てほしい 恋愛力が高まるおすすめ映画 をご紹介します。

こんにちは。
ライターの今来今(いまきた こん)です。

突然ですが、みなさんは何のために映画を観ますか?

「娯楽のため」
「コメディを観て笑いたいから」
「感動する作品を観て泣いてすっきりしたい」
など、様々な答えが予想されます。

言い換えると、「カタルシスを得るため」。
これが映画体験の本質なのではないか、と私は考えています。

 

映画は単なるガス抜きに終わらず、現実を変える力もある?

カタルシスを得る、とは、心の中のモヤモヤが浄化される状態のことです。

『半沢直樹』が大人気ドラマになったのは、「理不尽な上司をやりこめていく主人公」に自分を投影し、すっきりできたという点が大きいでしょうし、『Sex And The City』が世界中の女性をトリコにできたのは、キャリーがオシャレだったからではなく、「女性の本音を赤裸々に語る姿」に、「気分が上がり、見ていて爽快」だと感じる女性が多かったからでしょう。

ただし、『半沢直樹』を観てすっきりしたとしても、翌日にはいつもと変わらない生活が待っています。フィクションの中では、理不尽に立ち向かうかっこいい人の活躍に自己投影できたとしても、現実はそう簡単に変わりません。『半沢直樹』を観て心を動かされた翌日に、上司のつまらないギャグに愛想笑いを浮かべることになるかもしれません。

では、映画やドラマなどの作品には、ガス抜きの効果しかなく、現実にはまったく影響を及ぼさないのでしょうか?

実は、そんなことはありません。映画に心を動かされ、実際に行動し、人生を変えていく人も多いのです。それが、映画の面白いところです。

電話会社に勤めていて男性・篠塚さんは、『Juno/ジュノ』という映画を観て衝撃をうけ、それまで日本にまったく普及していなかった特別養子縁組のための団体である一般社団法人ベビーライフを設立し、特別養子縁組の支援者として日々活躍されています。

ここまで大きな変化でなくても、『たんぽぽ』を観た直後にオムライスを作りたくなったり、『アウトレイジ』を観たあとに肩で風を切るように歩きたくなったり、映画を観たことで現実の行動が変わる、ということは多々あります。

 

恋愛映画をたくさん観ると、恋愛が上手になるのか?

では、恋愛映画をたくさん観ると、恋愛が得意になり、モテモテになるのでしょうか。

残念ながら、そう簡単にはいきません。

料理本を眺めているだけで一流シェフにはなれないのと同様に、実際に活動しなければ、恋愛上手にはなることはできません。ですが、恋愛映画を観ることで、恋愛力とも言える、様々な力を培うことは可能です。

例えば、
・恋愛に踏み出そうと思える力
・好きな人にアプローチする勇気
・相手の立場にたって考える思いやり力
・相手の気持ちを汲み取る力
などの恋愛力は、上質な恋愛映画を観ることによって、向上させられる可能性があるのです。

片思い中の女性に観てほしい、 恋愛力が高まるおすすめ映画 5選

ここでは、片思い中の女性の恋愛力を高める映画を5つご紹介していきます。

 

恋愛力1 片思いの相手への幻想を打ち破る力『勝手にふるえてろ』

片思い映画と言えばこれ! 今イチオシの映画が『勝手にふるえてろ』です。

恋愛経験のまったくないOL良香が、中学から片思いをしている男性と、アプローチしてくれるタイプではない同僚との間で揺れ動く、というストーリーなのですが、良香の片思いっぷりがすごいんです。

何年も会っていない彼のことを理想化して、妄想の世界に浸る良香の独りよがりな姿は、片思い経験のある女性なら共感と羞恥なしには観られないと思います。

片思いをしていると、相手を理想化しがちです。そういった「等身大の相手を見ようとせず、妄想だけが膨らんでいる」状態から目を覚まさせてくれる効果がこの映画にはあります。

 

恋愛力2 自分を大切にする力『(500)日のサマー』

片思い中、「彼と付き合いたい」をゴールにしてしまう女性も多いのではないでしょうか。たしかに、大好きな彼と付き合えることほど素敵なことはないようにも思えます。

ですが、付き合えることになったとしても、ふたりの好きの量が同じだとはかぎりません。『(500)日のサマー』は、好きな相手にふりまわされる「恋愛残酷物語」です。

主人公のトムは、同僚のサマーに恋をし、彼女と真剣な付き合いをしたいと願います。ですが、サマーは、一緒に遊んだり体の関係を持ったりして、期待を持たせつつも、決してサムに対して本気になることはないのです。

このサマー、とっても可愛いので、翻弄されてしまう気持ちは理解できるのですが、サムが選んでいるのは、決して幸せになれる道ではないということは明らかです。

本作を観ていると、好きな相手と付き合うことや体の関係を持つことで幸せになれるのではなく、「好きな人に自分のことを大切な存在だと思ってもらってはじめて恋愛が成就したと言える」のではないか、と思わされます。

 

恋愛力3 恋愛のその先を見据える力『ブルーバレンタイン』

現在片思い中の女性は、今のそのトキメキが消えることなんて想像もできないでしょう。

ですが、何十年もトキメキが持続することはまずありません。結婚し、子どもが生まれでもしたらなおさらです。

『ブルーバレンタイン』はラブラブのカップルのその後を描いた映画です。この映画では、熱烈に愛し合っていたふたりが、結婚し時間をともにするなかで、お互いへの情熱が失っていく様がリアルに描かれていています。

「恋愛に夢中になりすぎているからクールダウンしたい」という方におすすめです。

また、同様に恋愛のその先を描いた映画として『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』の三部作があります。

こちらは『ブルーバレンタイン』よりも、前向きなトーンで描かれていて、かなりロマンチックな作品です。

恋愛力4 自分の気持ちを暴走させず、相手を思いやる力『クレイジー・リッチ!』
次のページへ