世界の人の2/3が感染している!?「 ヘルペス 」の症状・治し方・再発防止策

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ヘルスケアチーム

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ヘルペス は誰にでも起こりうる病気。あるデータによると、なんと世界人口の3分の2がヘルペスに感染しているそう。この記事では、知っておきたいヘルペスになる原因と種類(口唇ヘルペス、性器ヘルペス、帯状疱疹など)、それぞれ症状、治し方、再発予防策ついてお伝えします。

監修:婦人科医 松村圭子

婦人科医、成城松村クリニック院長。元大妻女子大学非常勤講師。婦人科専門医として、月経トラブルから更年期障害まで、女性の一生をサポートする診療を行う。小さな悩みごとでも相談しやすく、姉御肌の頼れる女医として人気。『医者が教える女性のための最強の食事術』『「女性ホルモン力」を高める簡単ごはん』など著書や監修コンテンツも多数。

「ヘルペス」とは?ヘルペスになる原因

「ヘルペス(疱疹;Herpes)」とは小さな水ぶくれが集まった状態のことで、ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して起こる疾患です。

ヘルペスウイルスにはいくつかの種類がありますが、一般的にヘルペスといえば「単純疱疹(たんじゅんほうしん)」と「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の2つを指します。
単純疱疹と帯状疱疹は分類上、異なるものとされていますが、それぞれのウイルスの性質は似ており、どれも粘膜や皮膚が直接触れたり、タオルやグラスなど物を介して感染します。

 

単純ヘルペスウイルスによるヘルペスの症状と治し方

唇にできるヘルペス「口唇ヘルペス」

口唇 ヘルペス 画像
口唇ヘルペスの画像
出典:https://www.deardoctor.com/inside-the-magazine/issue-4/cold-sores/

口唇ヘルペスは、口唇や口の周りなどの一部が赤く腫れ、小さな水ぶくれができ、次第にかさぶたになっていきます。
薬を使用することで早期に症状が治まりますので、口唇ヘルペスの可能性があるようであれば、早めに病院を受診しましょう。

▷▷▷ 口唇ヘルペスの治し方

口唇ヘルペスの治療は、通常、抗ウイルスの内服薬や外用剤で行います。口唇ヘルペスは比較的に短時間で治すことができるといわれています。ですから、もし口元に異常を感じた場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

性器にできる「性器ヘルペス」

性器ヘルペスは、主に性行為でヘルペスウイルスが感染、発症します。
ただし再発の場合は性行為によるものとは限りません。

性器ヘルペスに初めて感染した場合は、痛みなどの症状がひどい場合が多く、陰部が熱をもって、痛みやかゆみを伴う発疹ができます。人によっては激痛があることも。股の付け根のリンパ節がはれ、発熱することもあります。

再発のときは痛みもそれほどひどくなく、症状も早く治まることがほとんどです。

初感染から1週間ほどの潜伏期間がありますが、まれに発症しないこともあります。そのままウイルスは潜伏し続け、数か月~数年後、抵抗力が弱まった時に発症する場合もあるため、感染した時期が特定しにくいのが特徴です。

▷▷▷ 性器ヘルペスの治し方

再発の場合は、1~2週間ほどで症状は軽減されることがほとんどですが、抗ウイルス薬の投与でより早く症状が治まります。性器に違和感を覚えたら、早めに婦人科や泌尿器科、皮膚科などを受診しましょう。
また、現在のところ体内のウイルスを排除することはできず、慢性化しやすい病気といえます。

 

帯状疱疹ウイルスによる疾患の症状と治し方

はじめての感染によって、体中にできる「水ぼうそう」

帯状疱疹ウイルスのはじめての感染によって起こります。
発熱と同時に、胸や腹部を中心として全身に、かゆみのある赤い発疹が出ます。発疹は2~3mmの赤く小さなブツブツから始まり、膿をもった水ぶくれ、そしてかさぶたへと徐々に変化していきます。
これらの症状が混在してあらわれるのが特徴で、全てかさぶたになるには1週間ほどかかります。

過去に感染したウイルスの再活性化によって、体中にできる「帯状疱疹」

ヘルペス 帯状疱疹の画像
帯状疱疹の画像
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%AF%E7%8A%B6%E7%96%B1%E7%96%B9

水ぼうそうと同じく帯状疱疹ウイルスによって起こるもので、虫に刺されたような小さな赤い発疹が体にできることを帯状疱疹といいます。
過去にかかった帯状疱疹ウイルスが、病気や疲労など体の抵抗力が落ちたときに活動を始めることで発疹が出ます。

発疹は体の片側(右または左)だけにブロック状に現れるという特徴があります。一般に発疹はやがてうみをもち、2~3週間するとかさぶたができ治ります。
しかし、症状は個人差が大きく、軽い人もいれば、発疹が広い範囲に広がり激しい痛みが出る人もいます。

▷▷▷ 水ぼうそう・帯状疱疹の治し方

水ぼうそうにかかったときは小児科や内科で、帯状疱疹ができたときは皮膚科で早急に診察を受けましょう。
帯状疱疹は全身どこにでも発生しますが、特に顔にできた場合、目の角膜や顔面神経に障害を残す場合があります。
薬の内服や外用によって治療しますが、症状が重い場合は、抗ウイルス薬を点滴することもあります。痛みが激しいときは消炎鎮痛薬を使用することもあります。

ヘルペスは他人にうつる?
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