日本はセックスレス大国!? 現代と昔のセックスレス事情

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蓮香
『ココロやカラダに潜む悩みや不安の種は、増やさず育てず!』をモットーに、女性誌をはじめ男性誌でも活躍中。

セックスの年間回数が世界で一番少ない国という統計が出ている、セックスレス大国の日本。日本人がそんなに積極的とは思っていませんでしたが、まさか世界一セックスレスな国なんて、驚いてしまいますよね。
しかも、日本人のセックスレス率は年々増加中なんだそうです。

では、日本という国って、昔からセックスレスな人たちが多かったのでしょうか?そして、なぜ現代の日本では、セックスレスの人たちがさらに増えているのでしょう?
ということで、今回は昔と今のセックスレス事情に関して、いろいろ解説していきたいと思います。

まずはじめに、昔の日本のセックスレス事情をご紹介していきましょう。

昔のセックスレス

平安時代のセックスレス事情

当時は、射精すると身体から「気」が出ていくと考えられていたので、男性は加齢に伴って射精回数は減らすべきということが東洋医学的に正しいとされていました。そのため、(諸説ありますが)平安時代にはセックスレスがちな夫婦も多かったそうです。

 

戦国時代のセックスレス事情

合戦が始まるまでの数日前からは、女性と関係を持ってはいけないという掟がありました。その理由は、大事な合戦の前に体力を消耗するな、うつつを抜かすな、などではなく、縁起。

当時は「女性はけがれたもの」という迷信があり、戦となると命に関わりますから、武将たちはとにかく縁起に強くこだわっていたそう。そのため、縁起を担いで女性との関わりを避けていたのだとか。

 

江戸時代のセックスレス事情

・梅毒の影響で性行為を控えていたらしい

世界的にまん延して人々を恐怖に陥れていた性感染症(STD)の「梅毒」。日本でも戦国時代から江戸にかけて深刻な問題になっていました。有名な武将である豊臣秀吉や加藤清正なども、梅毒が原因で死亡したのではないかと推測されています。

江戸幕府を開いた徳川家康は、「健康オタク」というあだ名がつけられるほど、病気に対する予防意識も高かったそう。そのため、梅毒が性交渉から感染するということを理解し、むやみなセックスは控えていたという説があります。

 

・幕府がセックスレスの原因をつくった?

江戸時代は、各藩の大名を1年ごとに領地と江戸に住まわせる「参勤交代」という制度がありました。ただし、大名の妻子は、人質として基本的に江戸の屋敷に住む必要があったので、夫婦一緒の時間を持つことは難しく、強制的にセックスレス状態にならざるを得なかったのだそうです。

 

・女性は30歳になるとエッチを卒業!?

江戸時代には、女性は30歳になると「女としての役割を終えた」とみなされ、セックスを控えるようにする習慣がありました。寿命の短かった江戸時代。当時の30代女性は、現代の感覚では40代にあたるので、妊娠出産は危険とされていたそうです。

江戸と言えば気になる大奥ですが、男子禁制の江戸城大奥の女性たちの中で、基本的にセックスする習慣があった女性はごく少数派。

また、大奥にも「30歳になったら正室も側室も将軍との夜のお相手を辞退する」という「御褥御免(おしとねごめん)」というルールがありました。30代以降、死ぬまでセックスレスの日々を過ごさねばならなかったそうです。
大奥「御褥御免」のルールができたのは、温室育ちの正室を高齢出産のリスクから守るため、産まれてくる子どもに健康障害が無いようにという配慮からといわれています。


では、現代ではどうなのでしょう?どうして日本では年々セックスレスな人が増えているのでしょうか?

 

現代のセックスレス

婚姻関係にあるカップルで進むセックスレス化

2004年 31.9%
2006年 34.6%
2008年 36.5%
2010年 40.8%
2012年 41.3%
2014年 44.6%
2016年 47.2%

※出典: 「男女の生活と意識に関する調査(第2回~第8回)」
「一般社団法人・日本家族計画協会」より。
http://www.jfpa.or.jp/

理由としては、「面倒くさい」「仕事で疲れている」「出産後何となく」が多かったです。

 

どうしてセックスレスなカップルが増えているの?

・仕事が忙しいから

働く女性が増えていることもあり、仕事の疲れを理由に、パートナーからのセックスの誘いを断る女性が急増しました。
「男女の生活と意識に関する調査(第2回~第8回)」によると、2001年のデータではセックスに積極的になれない理由として「仕事で疲れている」はわずか3%。でも2014年では17.3%と13年間で約6倍に増えています。

 

・女性が断れるようになったから

昔は夫がセックスをしたいと思って妻を誘い、妻がそれを受け入れるのが義務だという考えが、女性側に刷り込まれていました。
現在では女性側の主張も通るようになっているので、女性側が「今はその気になれない」「面倒くさいからセックスはしたくない」と思えば、断ることが普通の時代になっています。

 

・出産による性的欲求の減少

産後にセックスレスになってしまうカップルも増えています。
これには、ホルモンの影響による妻側の性欲減少の他、夫の出産立ち会いも影響しているのだとか。
男性は出産に立ち会うと、妻を女性としては見られなくなり、性的な欲求が芽生えにくいのだとか。ちなみに最近は夫の立ち会い出産が多くなり、現在は2人に1人の割合、つまり半分近くの男性が出産に立ち会っています。

 

・育児疲れ

現代は核家族が増えているので、育児に協力してくれる人が周りにいない場合、妻が子どもにつきっきりになることも。そのため、育児疲れを理由に夫のセックスの誘いを断るケースも増えているそうです。

 

・草食系男子の増加

夫婦だけではなく、日本では全体的にセックスをしない人が増えているのも事実。若い男性は、女性とセックスに至るまでのプロセスを面倒くさがる傾向が強く、AVやエッチな画像などで手軽にマイペースに性欲を処理している人が増加中。
女性側も自分から積極的に誘わないとセックスできないのなら、あえてしないという人が増えています。

日本人はセックスレスになりやすい?
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