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夏の京都にいらっしゃい。初めての祇園祭に強い味方・デジタル絵地図を持って山鉾を見に行こう

Date
2023/07/11
Writer
Wellfy
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夏は祇園祭の季節

夏だ、京都だ、祇園祭だ!

というわけで祇園祭の季節がやってまいりました。祇園祭は毎年7月いっぱいにわたってさまざまな祭事が行われる、八坂神社の祭礼です。日本三大祭の一つと呼ばれ、平安時代前期にまで遡る歴史をもち、2009年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された、京都観光の中心ともいえる存在です。

祇園祭の中で特に有名なのが、7月17日と24日に行われる「山鉾巡行」です。7月17日を「前祭」、24日を「後祭」と呼んでいます。

山鉾(やまほこ)とは山車の一種で、台の上に山や家などの造り物を乗せ、鉾や長刀などを立てて豪華絢爛に装飾した物です。神輿の露払いとして朝から市内を練り歩きます。祇園祭では前祭に23基、後祭に11基の計34基の山鉾が参加し、華麗な織物や染物、金物、彫刻などの工芸品類やお囃子などで華やかさを競います。

7月14日~16日と7月21日~23日には「宵山」という前夜祭もあります。前祭の宵山期間中は、提灯の明かりに照らされた山鉾を間近に見ることができるほか、歩行者天国や露店が出され、各山鉾に乗って中を見ることもできたりします。後祭の宵山では各山鉾の稚児や芸能を見ることができます。

和風イラスト地図で京都の町でも迷子知らず

さてそんな京都の夏の風物詩・祇園祭ですが、この度、地元の京都新聞と、これまた京都を拠点とするITベンチャーである株式会社Stroly、そして京都在住のイラストレーター・もりゆか氏の三者がタッグを組んで、コラボレーション企画「祇園祭デジタル絵地図」を公開しました。

Stroly社が公開しているサービス「Stroly」(ストローリー)は、イラスト地図をアップロードすることで、イラスト地図を <単なる一枚の絵> としてでなく、GPSと連動したマップ化できるというもので、このプラットフォームに登録されているマップは既に10,000枚を超えているのだとか。

このStroly上に、もりゆか氏の和レトロ味あふれる地図イラストをGPSマップ化し、さらにそこに、京都新聞のもつオリジナルコンテンツを加えた形で公開したのが↓こちら。特別なアプリは必要なく、Webブラウザだけで表示可能です。

前祭マップ

後祭マップ

京都新聞が提供したオリジナルコンテンツは以下のとおり。インバウンド層のニーズに応えて英語にも対応しています。

(1)各山鉾の紹介(テキスト・写真・360度画像)
(2)祇園祭関連神事・行事のスケジュール情報
(3)特集記事「静の祇園祭」
(4)特集記事「しらんけど祇園祭」

マップの凡例を見ながらアイコンをクリックして、見所や楽しみ方の解説を読んでいくだけでも楽しいです。

また、祇園祭の取材を長年続けているベテラン記者によるコラムが読めるのは老舗新聞社の京都新聞ならではですね
(※(3)(4)全文を読むにはWeb版京都新聞の購読登録が必要)。

ちなみにこの京都新聞×Stroly社コラボレーション企画は、2020年、2021年にも「おうちで楽しむ バーチャル祇園祭マップ」として実施されていました。京都新聞のサイトではそのバックナンバーを見ることができます。

さあ、あなたもスマホでデジタル絵地図を片手に、今年こそ夏の京都を味わい尽くしに行きませんか?

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