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秋の旬なお野菜のひとつとして、「さつまいも」がよく知られています。

甘くてほくほくした食感は好きな方も多いのではないでしょうか。
さつまいもブームもあり、現在までに37種類もの品種があるのだとか?

今回は、さつまいものおすすめレシピをご紹介いたします。

アドバイザー&レシピ提供:管理栄養士 岡田明子

13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。
ダイエットや健康関連の事業を行っている。
書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。
著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。

https://okada-akiko.com/

「さつまいも」のうれしい効果効能

さつまいもは、ほくほくとした食感のものや、しっとり系、果肉がオレンジのもの、果肉が白いもの、紫芋などさまざまな種類があります。紅はるか、鳴門金時、安納芋、紅あずまなどスーパーでもいろいろな名前のものがあります。

さつまいもには、炭水化物の他、ビタミンB₁、ビタミンC、カロテン、カリウム、食物繊維等の栄養素が含まれており、栄養豊富な食材です。特にさつまいものビタミンCは加熱で失われる率が少ないといわれています。生野菜だけではビタミンCは十分にとれず、温野菜にすることでたっぷりととりやすくなりますので、さつまいもを料理の食材として1品追加することはおすすめです。

また、食物繊維も豊富に含まれており、ヤラピンという成分が排泄を助け、便秘の予防につながります。皮に近い部分に含まれているので、皮ごと食べるとよいでしょう

色鮮やかな紫芋などに含まれるアントシアニンは、ポリフェノールの一種です。肝臓の機能の回復、疲れ目の回復など目の機能の向上、抗酸化作用もあることから生活習慣病への効果も期待されています

安納芋には、β―カロテンが多く含んでいます、老化防止や生活習慣病予防への効果も期待できます

さつまいものおすすめ選び方&保存方法

さつまいもは、全体にふっくらと太く、皮にツヤがあり傷がないものを選びましょう。やせて細いものやヒゲ根がたくさん残っているものなどは繊維質が多いものもあります。端の切り口から蜜がでているものはより糖度が高いでしょう

保存するときは新聞紙等に包んで冷暗所においておきます。適温は10~15℃で、冷蔵庫に入れると低温障害を起こして、痛みが早くなってしまいます。

適温では数か月保存が可能になりますが、真冬は冷暗所でも低くなりすぎることがありますので、温度に注意しましょう。

おすすめ「さつまいもレシピ」二品

・さつまいものポタージュ


641kcal

<材料>2人分

□さつまいも(中)    1本
□バター         5g
□湯           200ml
□顆粒コンソメスープの素 小さじ1
□生クリーム       200ml
□牛乳          200ml
□塩           少々
□こしょう        少々
□クラッカー       2枚

<作り方>

1.さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切り、バターを溶かしたフライパンで炒める。(焦がさないように注意。)
2.鍋に湯と顆粒スープを入れてコンソメスープの素を入れて、ひと煮立ちさせ、1を加えてやわらかくなるまで煮る。
3.2をミキサーにかけてなめらかにして裏ごしし、鍋に戻して温める。生クリーム、牛乳を加え、塩、こしょうで味をととのえ、器にもり、クラッカーをのせてできあがり。

・さつまいもとかぼちゃのゆずマヨサラダ

277kcal

<材料> 4人分

□さつまいも       1本
□かぼちゃ        1/4個(約300g)
□卵           2個
□塩           少々
□あらびき黒こしょう   少々
□マヨネーズ       1/4カップ
□ゆずの絞り汁      1個分

<作り方>

1.さつまいもは皮つきのまま3cm角に切り、水にさらして水気をきる。かぼちゃは種とわたを除き、皮のところどころをむいて3cm角に切る。それぞれ別の耐熱容器に入れて水大さじ2をまぶし、ラップをして電子レンジでさつまいもは約10分、かぼちゃは約4分加熱する。途中で2~3度全体を混ぜ、加熱ムラができないようにし、竹串がすっととおるまで加熱する。
2.鍋にたっぷりの湯をわかし、卵を入れて8分ゆで、冷水にとり、あら熱がとれたら殻をむいて4等分する。
3.ボウルに1を入れ、めん棒などで粗くつぶす。塩、こしょうをして、あら熱がとれたらマヨネーズ、ゆずの絞り汁を混ぜ、2を加えてさっと混ぜたらできあがり。