Wellfy

  • エシカル消費
  • IT

日本で最もサステナブルなスマートフォン? 生まれ変わった「arrows」に興味津々

Date
2023/03/22
Writer
Wellfy
記事のサムネイル

「arrows」といえば日本の携帯電話のシリーズ名です。ではその「arrows」を作っているメーカーは?

正解はFCNT株式会社です。あれっ、arrowsって富士通じゃなかったっけ、という声が聞こえてきそうですが、旧・富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社が2年前の2021年春にFCNT株式会社に社名変更し、現在は富士通グループではなくなっているのです。

さてそんな「arrows」ブランドですが、<エシカル>スマートフォンブランドとしてリニューアルされたことをご存じですか?

「arrows ブランド」ページ
https://www.fcnt.com/product/brand/

ブランドステートメントには「サステナブル」というワードが含まれ、コミュニケーションロゴは「Human centric」なイメージでデザインされたことが書かれています。

ブランドリニューアルは昨2022年10月に発表され、実際の製品として具現化された「arrows N F-51C」が2023年2月に発売されました。そのエシカル度合いたるや、ちょっとスゴいことになっているんです。

まず、再生プラスティックなどのリサイクル素材の採用を大幅に増やし、バージンプラスティックを約4.8トン、バージンアルミニウムを約33.9トン削減することに成功しました(※)。電気・電子部品を除く、部品総重量に対するリサイクル素材の割合はなんと約67%。また製造工程(組立・試験・梱包)に再生可能エネルギーを使用しています。

※10万台分の部品製造時に使用する、バージンプラスティック、バージンアルミニウムの削減量。

ハードウェアだけでなく、ソフトウェアも「arrows N」はエシカルです。「arrowsポータル」アプリを通じて環境にやさしいライフスタイル情報を見ることができたり、オフピーク充電でポイントを貯めることもできるんです。

さらに2023年5月31日までにドコモオンラインショップで「arrows N F-51C」を買うと、売上の一部がWWFジャパンの活動資金として寄付されるのです。寄付金は環境保全活動に使われるとのこと。

本体だけでなく個装箱にも環境配慮へのこだわりが。「責任ある森林管理のマーク」であるFSC(R)認証紙やバイオマスインキを採用したパッケージは資源回収に出しやすいよう設計されています。

スマートフォンのような精密電子機器がサステナブルであるためには長寿命というのも大事なポイントです。「arrows N F-51C」はQnovo社と共同開発した充電技術により、電池劣化の進行を軽減させる工夫が搭載されています。


さらにハンドソープ(泡タイプ)で丸洗いもできちゃうんです。アルコール除菌にも対応。これならいつでも清潔に保てますね。米国防総省の調達基準MIL規格に準拠した耐衝撃性能も実現。

発売元のドコモも「arrows N F-51C」をフィーチャーした特設サイト https://www.docomo.ne.jp/special_contents/brand/sustainability/ethical_kitchen/ を今月オープン。サイトトップにある動画「docomo Ethical Kitchen」はリサイクル素材が「arrows N F-51C」に生まれ変わるイメージをストップモーションで表現しており、必見です。

好むと好まざるとにかかわらず今や一日の大半をともに過ごすスマートフォン。であればこそ、エシカルという価値観で<つながれている>と実感できる製品のほうが嬉しいですよね。次の機種変更候補は「arrows N F-51C」で決まり!?

※商標について
・Adobe、およびAdobe Photoshop Expressは、Adobe(アドビ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
・Qualcomm、SnapdragonはQualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。
・Qualcomm SnapdragonはQualcomm Technologies, Inc.またはその子会社の製品です。
・Android は Google LLC の商標です。
・記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

Related Posts

関連する記事