アイキャッチ出典:good on you公式サイト(https://goodonyou.eco/wp-content/uploads/2018/12/feature-1.jpg)
あなたが商品やサービスを購入する際に重視することは何ですか?
“ときどきエシカル”をテーマにしているwellfyですが、普段、エシカル消費を意識していますか?
エシカル消費を意識するとは?
消費者庁の令和5年版「消費者白書」※1 によるとトップ3は
- 「品質・性能の良さ」95.3%
- 「価格の安さ」85.1%
- 「コストパフォーマンス(費用対効果)」73.4%
となっています。
高品質で低価格なものを欲しいというのは多くの人の共通意識なのですね。
近年、超低価格で今どきのデザインが揃うアパレルブランドも増えてきましたが、なぜそんな廉価で購入できるのか気にしたことはあるでしょうか?
- 劣悪な労働環境で作られているかもしれない
- 児童労働で作られたものかもしれない
- 環境破壊されているかもしれない……etc.
とはいえ、エシカル消費に興味はあってもどう取り組んでいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
参加方法がわからない、環境問題や社会課題に取り組む商品やサービスが身近にないと思っている人が多いというデータも実際あります。※2
ところが、海外では消費者がエシカルな商品を選択するムーブメントが既に拡がっているのです!
今回は、日本上陸も近いのでは?という外国のアプリをいくつかご紹介します。
Good on you(オーストラリア)
https://goodonyou.eco/emma-watson-good-on-you-supporter/
・国連大使でもある女優のエマ・ワトソンが公式サポーター
・世界中の2500を超えるファッションブランドのエシカル度が5段階評価でわかるアプリ
・労働/環境/動物の3つの観点を評価
・オーストラリアの慈善団体Ethical Consumers Australiaが2015年にサービスを開始
・ブランド名で検索できる
エシカルな取り組みに積極的なセレブが紹介される際は、必ずエマ・ワトソンさんが記事になり、
エシカル消費の訴求のアイコン的役割を果たしています。
「サステナブルなファッションで流れを変える5人のセレブ」
https://www.veerah.com/blogs/sustainable-fashion/5-celebrities-who-are-turning-the-fashion-tide-with-sustainable-fashion
「より持続可能なファッションの未来をリードする7人の影響力のあるセレブ」
https://www.thegoodtrade.com/features/sustainable-fashion-celebrities
Good Shopping Guide(イギリス)
https://thegoodshoppingguide.com/the-ethical-company-organisation/
・2001年に設立されたThe Ethical Company Organisationが提供するアプリ
・商品バーコードの読み取りで飲料・食品を含む7分野、700以上のブランドや企業のエシカル比較可能
・各企業に「エシカル・レーティング」が付けられ、その企業を取り巻く問題点が詳細に説明されている
・慈善団体Friends of the Earthに収入の10%を寄付
My Label(フランス)
・50万以上の食品が登録
・環境、社会、健康などにまつわる20の倫理的基準により商品・ブランドをレーティング
・自分が重要視する価値観を選んでアプリに登録し、商品のバーコードを読み取ると、自分の価値観にあった商品かどうかを確認することができる
Good Fish Guide(イギリス)
https://www.mcsuk.org/goodfishguide/
・持続可能な魚介類を選択できる
・どこで捕獲/養殖されたかがわかる
・レシピも掲載
British Street Food(イギリス)
https://britishstreetfood.co.uk/2014/06/app-iness/
・屋台の食べ物を様々な部門で表彰
・サステナビリティ賞が設けられている
CurubaTech(コロンビア)
・農業支援ソフトウェア
・農家の収穫量/報酬が飛躍的に増加する仕組み
・投資家として小さな農家や組合的な組織を支援
Izagro App/IZ Consulters(ブラジル)
・農業技術支援アプリ/農業経営支援アプリ
食品に関して商品のエシカル度をユーザーに提供するサービスが豊富なことに驚きました。
様々な切り口があるエシカル。
エシカル情報の手に入れ方がわかりにくいとの嘆きが解消される日も近いかもしれませんね。
※1 令和5年版消費者白書(消費者庁)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/assets/consumer_research_cms201_2300908_02.pdf
※2 令和4年版消費者白書(消費者庁) 第1部 第2章 第3節 (1)若者のSDGs・エシカル消費・サステナブルファッション等への認知・興味
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2022/white_paper_144.html