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あなたが将来移住したいあの町はランクインしてる? SMOUT移住アワード発表

Date
2023/05/25
Writer
Wellfy
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国内・国外さまざまな地域のイベントや移住に関する情報が集まるWebサイト『SMOUT』をご存じですか? その『SMOUT』が昨4月、「SMOUT移住アワード2022(年間)」を発表しました。『SMOUT』に登録する一般ユーザが「ファボ(興味ある)」した地域発信情報の2022年度上位30をランキングしたものです。「興味ある」の総数は64,896件に上りました。ランキング全容は以下のURLで見ることができます。

「SMOUT移住アワード2022(年間)」を発表しました!
https://lab.smout.jp/news/about-ijyu-award-202304

こちらのページには運営元の総評として以下のコメントが掲載されています。

今年度、関心を集めたプロジェクトに共通するのは、「社会課題」にさまざまな切り口でアプローチする視点でした。

「SDGs17の目標」が2015年に国連サミットで採択されてから、約8年が経ち、これらを自分ごと化し、行動に移す人が増えてきたと感じています。
(中略)
環境への配慮、自然の豊かさを守りたい、エシカルな暮らしをしたい、という価値観を生活の重きに置く人が、地域に積極的に繋がりを持ち始めている印象です。

なるほどたしかに、住むところを変えるという人生の一大転機を迎えるならば、自分の根源的価値観に沿った決断をしたいですものね。いきなりの移住でなく『SMOUT』に「ファボ」するだけであったとしても心持ちは同じでしょう。そしてその根源的価値観を表す言葉として<エシカル>が大きな存在感を発揮しているというのは納得できるものがあります。

実際、ランキング1位の「長野県伊那市」は「ペレットストーブ」や「薪ストーブ」といったカーボンニュートラルに寄与するエシカルな生活を提案するプロジェクトが『SMOUT』ユーザの間で人気なのだそうです。

他に「移住アワード」でランクインした市町村の中から三つほどピックアップしてご紹介しましょう。

5位・山口県萩市、17位・山口県長門市
萩市・長門市が山口県・阿武町と共同で実施した「ONE FOR OCEANプロジェクト」では、県内の海岸に漂着した海洋プラスチックごみを回収・アップサイクルして買い物かごを作製しました。

https://www.youtube-nocookie.com/embed/bOXhM6XWvho?controls=0

7位・北海道下川町
2017年度の「第1回ジャパンSDGsアワード」で内閣総理大臣賞を受賞したのが下川町。20年ほど前から経済・社会・環境の各側面における価値創造と統合的解決に取り組んでいるという、極めて先駆的な自治体です。住民が主体となってゴール策定した「2030年における下川町のありたい姿」は「下川版SDGs」と呼ばれています。

11位・兵庫県神戸市
神戸市はKOBEエコアクション応援iOS / Androidアプリ「イイことぐるぐる」を開発・公開しています。コーヒーショップでのマイボトル利用や宅配便ロッカーの利用、生きものマップへの登録など環境に優しい行動を行うとポイントが貯まるというものですが、市内に本社を構えるネスレ日本株式会社とタッグを組んで、対象のネスレ商品の空きパッケージ回収に協力した人に「イイことぐるぐる」でポイントを付与するという取り組みを行いました。エシカル消費意識が高いグローバル企業の日本本社が市内にある神戸市だからこそできたことではないでしょうか。

人口減少社会においては、各自治体が移住者を集めて自市町村の人口を増やしてさえいればいいというものではない、というのが難しいところですが、そうはいっても、それぞれの町が独自の魅力を開発し結果として移住した人が幸せになれるならばそれは喜ぶべきこと。そんな移住先を見つけるきっかけになるかもしれない「SMOUT移住アワード」、今後も注目していきたいです。

※参考資料
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000091269.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000350.000025119.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000004158.html

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