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あれっ、太った!?
衣替えをして、久々に来てみた服に｢あれっ?｣と感じる瞬間ありませんか？
｢これまで着ていた服がなんかしっくりこない｣｢好きだったデザインの服が似合わなくなった｣｢体重はそれほど変わっていないのになぜ…｣実はそれ、｢老け見えボディ｣が原因かもしれません!
丸まった肩と下がった腰は｢老け見えボディ｣＝オバサン体型の要注意サイン。今のうちから改善に取り組み、熱い夏を目一杯楽しめるよう準備したいところです。
そこで今回は、肩と腰をスッキリ見せて、老け見えボディを卒業するエクササイズなどを紹介していきます。
アドバイザー：桑山純一
健康運動指導士、パーソナルトレーナー。
●略歴
「日本を元気にしたい!」…その思い一つで、新宿にそびえる某お役所を飛び出してきた、フィットネス界の異端児。
やせたい、体を鍛えたい、健康に暮らしたい、あなたのそんな「変わりたい」を一生懸命お手伝いします。
●所持資格等
・東京大学教育学部身体教育学コース卒
・健康運動指導士
老け見えはオバサン化のサイン
オバサンの背中って、まあるく広がっているイメージありませんか?
同じ｢広い背中｣でも、頼れる“オヤジ”の背中は広背筋（こうはいきん）や僧帽筋（そうぼうきん）、三角筋（さんかくきん）が大きくカッコよくみせるのですが、オバサンの背中はまったくその逆。筋肉が全体的に弱くなって、猫背になり、肩甲骨が広がって、腰も丸まり、お尻が下がる。そして、全体的についた脂肪があの独特のボテッと広がったフォルムを強調して、オバサン体型まっしぐらとなっていきます。
猫背になると、頭が前に出ますよね。すると、頭の重さを支えるために首すじから肩にかけて広がる筋肉（僧帽筋上部）が緊張しっぱなしになり、肩が盛り上がったような見た目になってしまいます。
また、背中が丸まったことで、左右の肩甲骨が離れて、肩が外側にせり出したような見た目にもなってしまいます。こうして、立派に見える肩が出来上がるわけです。
さらに、影響は肩だけにとどまりません。背骨は骨盤までつながっていますので、上のほうで起きた異変は下のほうにも異変を引き起こします。
どのようなことが起きるのかというと、腰のあたりの背骨も丸まり、骨盤が後ろに倒れて、お尻が下がります。そして、この姿勢になると、お腹まわりはつぶれたような状態になってしまいます。すると、腰まわりにお肉がたまった見た目の、いわゆる｢浮き輪｣の状態が出来上がってしまうのです。
老け見え予防は日々の積み重ね
老け見えを予防・改善するためには、良い姿勢でいることがとても大切です。
しかし、一日の大半をイスに座ってパソコンの画面を見ながらキーボードを操作して過ごす現代の生活は、猫背で頭が前に出て、左右の肩甲骨が離れ、骨盤が後傾する姿勢にとってもなりやすい暮らしといえます。ですから、普段から良い姿勢を意識し続けることが老け見え予防のカギとなります。
パソコン作業をするときは、次のような点に注意するとよいでしょう。
・骨盤を立てて座る
・背すじを伸ばして上体を立てる
・左右の肩甲骨を軽く寄せる
・ひじをわき腹のほうへ軽く引き寄せる
・肩の力を抜いて軽く胸を張る
・頭を背骨の上にのせる
パソコンだけでなくスマホを操作するときも同じような点に注意してくださいね!
肩・腰スッキリ!エクササイズ
それでは最後に、肩と腰のスッキリ見せエクササイズをご紹介します。
＜肩まわりスッキリエクサ＞
(1)床にうつ伏せになり、両腕を斜めに広げてYの字になります
(2)左右の肩甲骨を軽く引き寄せ、腰のほうへ引き下げるようにして両腕を浮かせます
(3)肩甲骨をさらに引き寄せて腕を持ち上げる動きを20～30回×2セット繰り返します
※腕の力ではなく、左右の肩甲骨の間の筋肉で腕を持ち上げるようにするのがポイントです
※はじめは肩甲骨をうまく動かせないかもしれませんが、そのような場合は、回数をこなすことにこだわらず、肩甲骨の間の筋肉を意識することに集中しましょう
＜腰まわりスッキリエクサ＞
(1)四つんばいの姿勢になり、肩の真下にひじをつきます
(2)両足をまっすぐ伸ばし、足首から頭頂までを一直線にします
(3) (2)の姿勢を30秒キープできたら、腰を左右にひねるようにして10往復させます
※エクササイズ中は、自然な呼吸を続けましょう
※(2)の姿勢をキープできない人は、ひざを床について、ひざから頭頂までを一直線にキープしましょう
※(3)まで楽にできる人は、姿勢キープの時間を45→60→75→90秒と延ばしていき、往復回数も15→20往復と増やしていきましょう
いかがでしたか? 梅雨が明けたら夏本番。
本格的な薄着になる前に老け見えボディを卒業して、いつまでも美ボディをキープしましょう!
Writer's Profile
Wellfy
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