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太もも内側ぷるぷるお肉を撃退!!

Date
2023/07/19
Writer
Wellfy
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下半身の印象を決める「内もも」

女性のダイエットのお悩みといえば、必ず挙がってくる「太もも」。
特に夏は、ショートパンツや水着のときに直接人目に触れるので、とても気になりますよね。


太ももが太く見えると下半身全体がずっしりとした印象になってしまいますが、その効果が顕著なのが「内もも」です。
太ももの内側にお肉がたるんでたまってしまっていると、いわゆる“太ももの隙間がない”状態になってしまい、下半身全体のずっしり感を生んでしまいます。


そこで今回は「内もも」にフォーカスして、引き締めに効果的なエクササイズを紹介するなど、ショートパンツや水着も心配のない太ももを目指していきます!

アドバイザー:桑山純一

健康運動指導士、パーソナルトレーナー。

●略歴
「日本を元気にしたい!」…その思い一つで、新宿にそびえる某お役所を飛び出してきた、フィットネス界の異端児。
やせたい、体を鍛えたい、健康に暮らしたい、あなたのそんな「変わりたい」を一生懸命お手伝いします。

●所持資格等
・東京大学教育学部

使わなければぷるぷるに!?

「髀肉の嘆(ひにくのたん)」という言葉をご存じでしょうか?

三国志に登場する劉備という武将が馬に乗って戦場に行くことがなくなり体がたるんでしまったことを嘆いたことから生まれた故事成語です。

転じて、功名を立てたり手腕を発揮したりする機会がないことを嘆くことを意味します。

実は、この「髀肉」が内もものお肉のことなのです。
乗馬をやったことがある人ならわかると思いますが、馬に乗るときは内ももの筋肉(=内転筋:ないてんきん)をよく使います。

なので、劉備さんは普段から馬に乗っていたときは内転筋がよく使われて引き締まっていたのが、馬に乗らなくなったらお肉がついてたるんでしまった、ということですね。
内転筋トレーニングの内もも引き締め効果が、1800年も昔の中国で確認されていたとは驚きですね!(笑)

冗談はさておきですが、内転筋を使わないと内もものお肉を嘆くことになる、というのは覚えておいて損はありません。

現代の私たちは、内転筋があまり使われず衰えやすい暮らしを送っています。それはつまり、普段の暮らしの中に、内ももにお肉がつきやすい原因が潜んでいるということです。

例えば、内転筋は歩いたり走ったりするときに使われるので、普段からあまり歩いたり走ったりしない人は要注意です。日常生活の中で、意識して歩数を増やしたり、階段を使うようにすることが大切です。

また、長時間座りっぱなしで骨盤が後ろに倒れがちの人も要注意。腰が丸まって内転筋が衰えやすいです。

座っているときにひざを閉じておくのがツラい人や、ついつい足を組んでしまう人は黄~赤信号かもしません。30分に1度は席を立つようにしたり、骨盤を立てて背すじを伸ばした姿勢で座るよう心がけるとよいでしょう。

それから、良い姿勢をとろうとすると腰が反ってしまう人も気をつけたほうがいいでしょう。
良い姿勢のつもりが反り腰になってしまう人は腹筋が弱い場合・使えていない場合が多いのですが、内転筋は腹筋と連動して働くからです。

なので、そういう人は、おへその下あたり(丹田:たんでん)を意識して腹筋を軽く引き締めるようにすると、内転筋が使えるようになってきます。

普段からのちょっとした意識の積み重ねが、“太ももの隙間”へとつながっていくのです。

内もも引き締めエクササイズ

それでは、内ももを引き締めるのに効果的なエクササイズをご紹介します。

前段でも説明したとおり、内ももは普段はあまり使われていない部位なので、初めは1回もできない場合もあるかもしれません。

しかし、それは脳と筋肉をつなぐ神経がサビついているだけ。
ちょっとずつでも内転筋を働かせようと意識して続けていれば、あるとき、何事もなかったかの如くできるようになります。

焦ったり無理したりせず、できる範囲で地道にトライし続けましょう。

<内ももエクサ#1>

(1)床に仰向けになり、両足を垂直に伸ばします
(2)おへその下あたりに軽く力を込めながら、両足を大きく左右に開きます
(3)その体勢のまま、両足を30cmほどの幅で開いたり閉じたりします

(4)テンポ良くリズミカルに20~30往復繰り返します

※内ももの筋肉が気持ち良く伸ばされては縮むのを感じながら行いましょう
※足が頭と反対方向に下がらないように気をつけましょう
※腰が反ってきたら中止しましょう(腰を痛めるおそれがあります)

<内ももエクサ#2>

(1)床に横向きになり、天井側の足をイスにのせ、床側のひじを肩の真下につきます
(2)息を吐きながら、体を持ち上げて一直線の体勢になります
(3)息を吸いながら、体が床に触れるところまで下ろします

(4)(2)~(3)を6回繰り返したら、反対側でも同様に行います
(5)できる人は、2セット目を行います

※体がくの字になったり腰が反ったりせず、天井から見て一直線の姿勢をキープしましょう
※初めは無理せず、できる回数からでOK!(1回も上がらない人は、上げようとするだけでもOKです!!)
※できる人は、3秒かけて上げ、3秒かけて下ろすようにして、左右各15回×3セットを目指して徐々に回数を増やしてみましょう

いかがでしたか?
両脚の内側にあこがれの隙間をゲットして、ショートパンツも水着もカッコよく着こなす、すらっとした美脚を手に入れましょう!

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