「もしかして、バストが下がってる?」「最近、下着をつけるとお肉がはみ出ることが…。」
胸周りのたるみ、それは老け見えポイントの一つなんです!
美バストの基準、それは大きさではなく、ふっくらと柔らかく、適度にハリのある形をしていること。
今回は、そんな美バストを作る&キープするおすすめのエクササイズをご紹介します。
アドバイザー:桑山純一

健康運動指導士、パーソナルトレーナー。
●略歴
「日本を元気にしたい!」…その思い一つで、新宿にそびえる某お役所を飛び出してきた、フィットネス界の異端児。
やせたい、体を鍛えたい、健康に暮らしたい、あなたのそんな「変わりたい」を一生懸命お手伝いします。
●所持資格等
・東京大学教育学部
バストはなぜたるむ?&はみ出す?
大手下着メーカーの研究によると、女性のバストは皆、加齢に伴い次のような変化をたどるそうです。
1)バストの上側・脇側のボリュームが落ちる
↓
2)バストの下側が重力によって垂れ、乳頭が下向きになる
↓
3)バスト全体が外側に流れるとともに下がる
こうしてバストは徐々に垂れて、脇のほうにはみ出していくというわけです。
この一連の変化は、20代でも3人に1人は始まっており、40代では半数以上の人が2)か3)の状態になっているとのことです。そして、とても残念なことに、一度変化してしまったものは元に戻らないとのこと…。
つまり、美バストをキープしたい人は、なるべくこの変化が進まないようにすることがとても大切ということですね!
では、このような変化はなぜ起こるのでしょうか?
第一に、加齢とともにバストの中身が変化します。年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌が減少、それによってバスト内部の乳腺が減って脂肪が増えます。バスト全体を支える芯材が少なくなって柔らかい部分(脂肪)が増えるので、重さによって垂れてしまうというわけです。
第二に、バスト全体を吊り上げるような役割のある「クーパー靭帯(じんたい)」が、徐々に伸びたり切れたりしてしまいます。靭帯とは体内の組織をつなぐゴムバンドのようなものなのですが、長年引っ張られるような刺激を受けることで、だんだん伸びたゴムひものようになってしまうのです。これにより、バスト全体を支える力が弱まってしまいます。
第三に、バストの外身である皮膚も、加齢とともに張りが失われていきます。皮膚自体が薄くなり伸び縮みする働きが弱くなるため、バストの重さを支えきれなくなってくるのです。
これらの変化は加齢に伴うものであり、ある意味、自然な変化といえます。ですから、完全に抗うことは不可能ですが、適正な下着やスキンケアによって変化のスピードを遅らせることはできるようです。正しい(信頼できる)情報を入手して、日頃からバストのケアをしていきましょう♪
美バストを作る!おすすめエクサ
ここまでは、美バストをキープする話、いわば守りの話でしたが、最後に美バストを作る、攻めの話をしていきます!
体を美しく見せるのが仕事であるモデルの人たちが、まず取り組むことって何だと思いますか? もちろん取り組むことはいろいろあるようですが、誰もが必ず取り組むのが美しく立つ、つまり美しい姿勢づくりです。猫背のモデルさんて見たことないですよね。
現代の生活で陥りやすい、猫背で肩が前に出た姿勢は、バストの上側ををくぼんだように見せ、バストを下に向けてしまいます。先ほど説明したバストの老化を自ら進めているようなものです!
このような姿勢を改善するポイントは2つ。縮こまった状態でこり固まった胸の筋肉を伸ばすことと、左右の肩甲骨を引き寄せることです。それぞれに効果的なエクササイズをご紹介します。
<胸の筋肉のストレッチ>
(1)イスに座ったまま、背もたれの後ろで両手を組みます

(2)骨盤を立てて背すじを伸ばし、ゆっくりと深呼吸をします
(3)息を吸い込んで肺がふくらんだときに胸の筋肉が気持ちよく伸ばされるのを感じながら、30秒~1分ほど続けます
<肩甲骨引き寄せエクサ>
(1)イスに座ったまま姿勢を正し、両腕を左右に下ろします

(2)両腕を外にひねりながら、左右の肩甲骨をしっかりと引き寄せます

(3)しっかり引き寄せた状態を10秒キープしたら、元の姿勢に戻ります
(4)自然な呼吸を続けながら、5~10回繰り返します
※腕を外にひねるとき、ひじの内側をしっかりと外側に向けるようにしましょう
どちらもデスクワークの合間でも簡単にできますので、気分転換も兼ねてちょくちょくやってみてくださいね!
いかがでしたか? 美バストを手に入れて、いつまでも若々しいプロポーションをキープしていきましょう!
Writer's Profile
Wellfy
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