Wellfy

  • エクササイズ

内臓脂肪が原因だった!?下っ腹改善エクササイズ!

Date
2023/10/16
Writer
Wellfy
記事のサムネイル

難敵!下っ腹ぽっこり

ダイエットしても、なかなか改善しない下っ腹のぽっこりさん。この下っ腹ぽっこりの原因のひとつが『内臓脂肪』。

内臓脂肪は、大腸や小腸、肝臓などのまわりに過剰に蓄積した脂肪のこと。お腹の中についたお肉ですから外からは見ることもつまむこともできませんが、実は、体形の問題だけでなく脳卒中や心臓発作にもつながるとても恐ろしい存在です。

そんな内臓脂肪の蓄積は、脂質や脂肪の多い食事のとりすぎも原因となりますが、運動不足も原因のひとつ!

というわけで、今回はそんな下っ腹ぽっこりを改善するおすすめエクササイズをご紹介します。

アドバイザー:桑山純一

健康運動指導士、パーソナルトレーナー。

●略歴
「日本を元気にしたい!」…その思い一つで、新宿にそびえる某お役所を飛び出してきた、フィットネス界の異端児。
やせたい、体を鍛えたい、健康に暮らしたい、あなたのそんな「変わりたい」を一生懸命お手伝いします。

●所持資格等
・東京大学教育学部

なぜ内臓脂肪はたまるの?

私たちの体についている脂肪(体脂肪)は、大きくふたつに分けられます。ひとつが「皮下脂肪」、もうひとつが「内臓脂肪」です。


皮下脂肪は、皆さんが普段「お肉」とか「ぜい肉」と呼んでいるもので、皮膚のすぐ下にたまる脂肪です。

体の外側にありますから、増えたのを目で見ることもできますし、手でつまむこともできます。
ですから、「ダイエットしよう」と思い立った人の大半は、この皮下脂肪をターゲットにしていると思います。


一方、内臓脂肪は、体の内側につく脂肪です。
お腹の中の内臓を取り囲む腸間膜(ちょうかんまく)や腹膜(ふくまく)といった組織にたまるので、見ることもつまむこともできません。

そのため、ダイエットでは見過ごされがちなのですが、実はまず減らしていかなくてはならないのはこちらの脂肪だったりします。 女性は元々、男性よりも体脂肪率が高く、脂肪をためこみやすい体質があります。

これは出産や授乳に備えてエネルギーをためておいたり、子宮などの臓器を守るためのクッションを用意しておくためと考えられています。
脂肪をためこんでおく場所は、主に、お尻や太ももなどの皮下脂肪。女性の体は、下半身に脂肪をためられるようにできているのです。

体脂肪は、消費カロリーよりも多くカロリーを摂取した余剰分によって蓄積されます。この余剰分は下半身を中心とした皮下脂肪にためられていくのですが、余剰分が多すぎると皮下脂肪だけではしまいきれなくなります。

この多すぎる余剰分がためこまれる場所が、お腹の中の内臓脂肪です。
つまり、内臓脂肪が過剰に蓄積しているのは、カロリーの過剰摂取が続いた不健康な生活が送られているというサイン


内臓脂肪の過剰蓄積はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群。通称「メタボ」)を引き起こすとされ、高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病につながります。
さらには、動脈硬化も進み、脳卒中・心臓発作といった死にも直結してしまう大変恐ろしい状態なのです。

ぽっこり改善エクササイズ

下っ腹ぽっこりさんはつまめるお肉とつまめないお肉の両方と闘っていかなければならず、つまめないお肉はとても厄介な相手であることがおわかりいただけたと思うのですが、ここでひとつ朗報です。先ほど説明したとおり、内臓脂肪は脂肪の仮置き場のようなものです。ですので、生活習慣を改善し「摂取カロリー<消費カロリー」を心がければ、まず先に減っていくのは内臓脂肪のほうなのです

普段の食生活を見直し、間食(特に、高カロリーのデザートやお菓子類)を食べ過ぎていないか、食事でストレスを解消しようとしていないか、などをチェックするとよいでしょう。

また、食後に軽く散歩をしたり、仕事中に頻繁に立ち歩くようにしたり(できれば30分に1回以上)、通勤で1駅分歩いてみたり、日常生活の中で運動量を少しずつ増やすようにすることで、仮置き場に送られる分が減り、在庫処分を進めることができます!

そして、以下で紹介するようなエクサでお腹まわりの筋肉を活性化させ、外側からキュッと引き締めてあげましょう♪

<下っ腹引き締めエクサ1>

(1)イスに座り、骨盤を寝かせて腰を丸めます
(2)息を吐きながら下腹部を凹ませたら、足を浮かせて30秒キープします

※お腹の力が抜けたり骨盤が起きたりすると腰を痛めるおそれがありますので、その時点で中止しましょう
※エクサ中は、下腹部を凹ませたまま自然な呼吸を続けましょう

<下っ腹引き締めエクサ2>

(1)床に四つ這いになります

(2)息を吐きながら下腹部を凹ませたら、その状態をキープしたまま、ゆったりとした呼吸を10回続けます
(3)下腹部を凹ませたまま、右手を浮かせ、床に大きく数字の1~5を書くように動かしたら元の姿勢に戻ります

(4)今度は左手を浮かせ、6~10を書くように動かして元の姿勢に戻ります
※肩の真下に手をつき、ひざと股関節が90度になるようにしましょう
※お腹の力が抜けたり腰が反ったりすると腰を痛めるおそれがありますので、その時点で中止しましょう
※エクサ中は、下腹部を凹ませたまま自然な呼吸を続けましょう

いかがでしたか? 内臓脂肪の撃退のカギは普段からのちょっとした心がけです。ぽっこりお腹を改善して、いつまでも健康的なスタイルを保ちましょう!

Related Posts

関連する記事