年明け早々に発生した羽田空港でのJAL機炎上事故の際に、機体の貨物室にペット2匹が取り残されたことが話題になりました。
その際、客室へのペット同伴を認めてほしいという声が多数上がりましたが、一方で脱出の際に連れて行こうとするのを止めるのが大変では?と現状のルールのままでよいという意見も多く耳にしました。
そこで、今回は10代から70代以上の幅広い世代の男女10170人にアンケートを実施しました。
どのような結果になったのか、どうぞご覧ください。
ペットを飼っている?
アンケートに協力してくださった方の半数が、ペットを「過去に飼っていた」あるいは「現在飼っている」との回答でした。
ペットの飛行機への機内持ち込みについてどう思う?
ペットを飼っている(いた)人、飼っていない人それぞれに「座席をそのぶん購入して共に搭乗」「貨物室への搭乗」「搭乗させない/搭乗反対」の三択で回答してもらった結果が上のグラフです。
ペットを飼っている人の約8割が「ペットが可哀そうだから連れていかない」という回答でした。
一方、ペットを飼っていない人は4割が「ペットの飛行機への搭乗反対」を選んでいましたが、3割以上の人は「貨物室へ乗せてほしい」との回答でした。
逆にペットを飼っている/いた人で「貨物室への搭乗を希望する」と回答した人は1割にも満たない7%しかいませんでした。
そして話題になったペットの客室への搭乗ですが、ペットを飼っている/いた人よりも、ペットを飼っていない人のほうが寛容という結果となりました。
ペットを飼っている/いた人で「座席をそのぶん購入して共に搭乗する」と回答したのは16%、ペットを飼っていない人で「座席をそのぶん購入して共に搭乗してほしい」との回答が25%でした。
過去にどうやってペットを飛行機に乗せた?
過去にペットを飛行機の機内に持ち込んだ経験があると回答した90人弱に自由記入をしてもらったところ、貨物室に預けたという人がほとんどでした。
貨物室への預け方は、「箱」「ケージ」「ペット用キャリーケース」等、様々でした。
「受け取った際に寒さと恐怖で震えていた。それ以降、飛行機に乗せていない」
「空港中、吠える声で周りの目も気になった。受け取ってケージから出した際にオシッコをしてしまった」
という、預けた人にしかわからない貴重な体験談もありました。
それから……実はこっそり客室にインコを持ち込んだことがあると告白してくれた人が2人いました。
今後、ペットを機内に持ち込む時どんな対応を希望する?
ペットを飼っている/いた人への自由回答は、「連れていかない」という強い決意表明的なものが圧倒的に多かったです。
また、「ペットホテルに預ける」という回答も多かったです。
「客室に持ち込んで、非常時の際は一番最後でいいからペットを連れて脱出したい」
という意見にあるように、ペットを飼っている/いた人は、脱出時に手荷物は持ち出せない現状※を理解しているからこそ、機内に持ち込まないという選択をする人が多いのかもしれません。
ペットと一緒に乗れる飛行機
スターフライヤーでは1月15日から国内線の全路線・全便で、客室内へのペットの持ち込みが可能(有料)になりました。
機内の最後列、指定のサイズのケージ(50㎝x40㎝x40㎝程度)に入る小型の犬及び猫に限る、機内でもケージから出すことはできない、緊急脱出の際は機内にペットを残す等詳細についてはサイトでご確認ください。
金銭的に余裕がある方は、プライベートジェットという選択もあるのでマイクロジェット社のサイトをご覧ください。
においやアレルギーの問題で客室にペットは持ち込んでほしくないという人も多いようですが、一緒に緊急脱出できないなら飛行機に乗せない、過度なストレスをペットに与えたくないという飼い主さんが多いことがわかった今回のアンケートでした。
・国土交通省 非常脱出時における適切な対応のお願い
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000039.html
・スターフライヤー 機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET!」
https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet
・マイクロジェット ペット同乗規約
https://mcjet.jp/page_pet.html
【調査概要】
調査名:ペットの機内持ち込みに関するアンケート(設問数:6)
調査期間:2024年2月16日(金)12:00~24:00
調査方法:QR/バーコードリーダー「アイコニット」ユーザー10~70代以上の男女10170人へのインターネット調査
QR・バーコードリーダー/アイコニット®とは
累計3,500万ダウンロード超の定番アプリ。
2012年の提供開始よりJANコードの読取機能を提供しており、その年間読取数は年々増加
2022年は約1800万回の読取実績があります。
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