彼氏の〇〇なところが気になるけど、直接伝えて嫌な雰囲気になったら嫌だし
なるべくネガティブなことは言わないようにしている
など、彼氏への不満を溜め込んでいませんか?
言いたいことがあるのに言わないでいると、ふたりの精神的距離は離れていってしまいがちです。
今回は、関係を悪化させるのではなく、信頼関係を強めるきっかけになる「 彼氏に不満を伝えるコツ 」をご紹介していきます。
彼氏への不満ランキング
まずは、世の女性は彼氏にどんな不満を抱いているのか、ランキング形式で確認していきましょう。
1位 連絡が少ない
彼氏からの連絡が少ない、というのは女性の中でよく聞かれる不満のひとつです。特に付き合った当初は頻繁に連絡を取っていたのに、付き合いが長くなるに従って、頻度が減るケースが多いようです。
2位 遅刻する
デートに頻繁に遅刻する彼氏にムカついている女性も少なくありません。遅刻するということは、自分との約束を大切に思っていないのでは、と不満を抱くようです。
3位 家事の分担が不公平。感謝もしない
同棲している場合、女性側に洗濯や掃除、料理などの家事の分担が偏り、不公平に感じるケースも多いようです。家事は毎日のことですから、日々イライラが募り、別れを考えるまで追い詰められる場合もあります。「やってもらって当然」と言う態度をとるナチュラル男尊女卑男子も存在しているようです。「自分ばかりが頑張っている」と感じることが続くと、次第に不満が募り、関係が破綻するケースもあります。
4位 愛情表現が乏しい
言葉や行動で愛情を示してくれない、という不満を抱く女性も多いようです。日本人の男性は、アメリカの男性などと比べて、「好きだよ」「愛している」「綺麗だね」などといったパートナーに対する愛情を示す言葉や、賛美を口にしない傾向にあります。毎日とは言わないまでも、愛情を感じられる瞬間がもっとほしい、と感じる女性は多いでしょう。
5位 自分の優先順位が低い
彼氏が仕事や趣味、友達との時間を優先し、自分の優先順位が低いことに寂しさを感じる女性もいるようです。
6位 会話が少ない
付き合いが長くなるにつれて、会話が減ってきて、心の距離が広がってしまったことに不満を感じるケースも珍しくありません。
7位 束縛される
彼氏からの束縛がきつく、自由を奪われていると感じる女性も多いようです。スケジュールや交友関係をいちいち確認されたり、メイクやファッションに制限をかけてきたりする束縛彼氏も珍しくありません。
8位 いじりにセンスとデリカシーがない
彼氏のいじりにセンスがなく、「太っている」ことなど、気にしていることを揶揄(からか)ってくる場合もあります。傷ついていることを伝えたいけれど、「冗談が通じない」と思われそうで不満を口にできないケースもあるそうです。
9位 将来の話を避ける
女性側が結婚を望んでいて、彼氏に伝えているにも関わらず、将来の話をはぐらかし、結論を先延ばしにされるケースもあります。その場合、女性は、彼が二人のことを真剣に考えてくれていないと感じ、「この関係を続けていいのだろうか」と不安になりがちです。
10位 他の女性を褒める
自分の前で他の女性を褒められることにモヤモヤする女性も少なくありません。友達を美人だと褒めたり、アイドルに夢中だったりした場合、不満を感じても、なかなか口に出せないケースが多いのです。
11位 ファッションがダサい
彼氏のファッションセンスがなく、隣を歩くのも恥ずかしいくらいだ、という女性もいます。しかし、彼はそのファッションを好んで着ているため、改善してほしいと言うのはエゴの押し付けになると考えて口に出せない女性は少なくありません。
12位 ゲームばかりしている
せっかくのデートなのに、彼氏がゲームに夢中になっている、と不満をこぼす女性は少なくありません。ゲームをしない人にとって、ゲームは単なる時間の無駄に感じられるため、彼氏に不満を抱きやすくなるのでしょう。似たようなところでは、SNSばかりしている、YouTubeばかり見ている、という不満もあります。
彼氏に不満を伝える必要がある理由とは?
なぜなら、どれだけ「この人とは分かり合える」「彼と自分は似ている」と感じていたとしても、ふたりは別々の人間であり、同じ景色を見ていても、考えていることは全く違ったりするからです。
言葉で伝えなければ、伝わらないことも多い、というのは真理です。
親密な関係であればあるほど、
言わなくても分かるだろう
察してくれるだろう
という甘えが出てきがちですが、お互いに言葉によるコミュニケーションを手抜きし始めたことから、関係が悪化してしまう、ということはよくあることです。
彼との関係を大切に思うなら、彼のことを分かろうとする努力と、言葉で自分の気持ちを表現する努力を怠ってはいけないのです。
彼氏に「伝えた方がいい不満」と「そうでない不満」の違いとは?
すべての不満を彼にぶつければいいというわけではありません。
伝えるべき不満もあれば、そうでない不満もあるのです。
彼氏に伝えない方がいい不満とは?
彼氏に伝えない方がいい不満とは、「変えられないことに対する不満」です。
彼氏から、「身長が高い(低い)のが不満」だとか「実家が貧乏なのが嫌」だと言われたらどう思いますか?
この人はありのままの自分を好きになってはくれないのだ」
と感じるのではないでしょうか。
彼自身の努力や気持ちの持ち方で変えられないことに対する不満を言うことは、「そのままのあなたを愛せない」と宣言しているのと同じですから、絶対にしない方がいいと言えるでしょう。
彼氏に伝えた方がいい不満とは?
伝えた方がいい不満とは、「放置しておくことで、ふたりの関係が悪化してしまう危険性のあること」についての不満です。
たとえば、洗面台以外の場所で歯磨きをされるのが嫌だ、という不満があったとします。
それを言わないでおくことで、彼はその行為を普通に続け、彼女のいらだちはつのり、彼はなぜ彼女がいらだっているのかが分からない、という事態が発生する可能性があります。そうなるとふたりの関係はギスギスしてしまいます。
こういった「イライラ・モヤモヤの種」は、不満を伝えていくことで比較的簡単に解消することができるので、伝えていった方がいい不満だと言えるでしょう。
彼氏に不満を伝えるコツ
では、ここからは関係を悪化させず、むしろ絆を強めることができる不満の伝え方のコツについてみていきましょう。
不満の正体を突き止める
イライラしている人の多くは、自分がなぜイライラしているのか、に気がついていません。
たとえば「最近、遠出せずに家デートばかりなのが嫌」だとします。
もしかしてそれは、「毎回、家を掃除しなければいけないのが面倒」だからかもしれませんし、「付き合い始めた当初は、彼が色々デートプランを立ててくれたのに、愛情が感じられなくて不満」なのかもしれません。
はたまた、「家デートだと、自炊することになって、洗い物がだるい」からかもしれません。イライラの理由はさまざまに考えられるのです。
「付き合い始めた当初は、彼が色々デートプランを立ててくれたのに、愛情が感じられなくて不満」だという場合、「家デートばかりなのが不満」と伝えるだけでは、外出デートするようになっても愛情が感じられず不満は残る、という可能性もあります。
自分でも理解していないことを彼に解読してもらおうとするのは、甘えすぎですし、不可能です。
彼氏に不満を伝える際には、自分の気持ちの流れを紙に書き出すなどして、不満の正体を突き止めてからにしましょう。
お互いが冷静になれるタイミングを見計らう
感情的になっていたら、話し合いはできません。
お互い疲れ切っていたり、イライラしていたりするときは避けましょう。
できればふたりの心と時間に余裕があるタイミングを見計らって話を切り出しましょう。
どうしてほしいか、もセットで伝えるが、強制しない
「〇〇が不満」と伝えるだけではなく、では、どうしてほしいのか、もセットで伝えましょう。
大切なことは、「Aが不満だから、Bしてよ」と伝えるのではなく、「Aが不満だから、Bしてほしいと私は思っているけど、どう思う?」と彼の気持ちを聞くことです。
とくに、「自分の利益のために、他人を変えようとしてくる人」からは距離を置きたいと考える人は多いのです。
また、男性のほうが女性より、その傾向は強いと言われています。
ですから、どうしてほしいか、という要望は伝えつつも、強制はしない、という姿勢が大切です。
ふたりの関係を壊したくないから伝えていることを強調する
不満を伝えるとき、相手は身構えます。
「攻撃されているのではないか」と被害者意識を感じる人もいるでしょう。不満を伝える相手に脅威を感じさせないためには、自分自身も攻撃的ではない姿勢を見せる必要があります。
「不満を伝えているのは、ふたりの関係を壊したいとか、言い負かしたいからではなく、ふたりの関係をよりよくしていきたいから」だということをしっかりと伝えましょう。
不満があれば言ってほしいと伝える
人の性格は千差万別です。
相手に嫌われることを恐れずにズバッとなんでも言える人もいれば、なかなか思っていることが言えずに胃を痛めてしまう人もいます。
彼氏が、思っていることを伝えるのが得意なタイプではない場合はとくに、「不満があればなんでも言ってほしい」と伝えておく必要があるでしょう。
あなたが彼に対して不満があるということは、彼の側にも絶対になにかあるはずなのです。
摩擦を恐れずに、本音を言い合える関係を作っていくことで、ふたりはお互いに唯一無二の心を許しあえる存在になることができるでしょう。
比較するのはNG
不満の伝え方は、ストレートに、端的に、が基本です。
だらだらとグチを言ってしまったら、「で、何がいいたかったの?」ということになってしまいがちです。何が不満なのかは明確に伝えましょう。
その際、「〇〇くんはしてくれていた」など、元カレや他人と比較するのだけはやめておきましょう。人と比較されて貶(けな)されることを快く思う人はいません。
自分の感情と向き合う訓練を積む
不満は、できるだけその場で伝える必要があります。
不満を溜め込んでいると、ふとしたきっかけで爆発してしまい、感情的で非建設的な口論に発展してしまう危険性があります。
とはいっても、日頃から自分の気持ちを押し殺している人が、急に不満を即座に口に出せ、と言われても難しいでしょう。
他人に気を使いすぎる人ほど、失礼なことを言われてもその場は笑顔で乗り切ってしまい、家に帰ってから「なんであのとき、反論できなかったんだろう」と悔しく感じたりしがちなのも、「自分の感情と向き合い、素直に表現する」ことに慣れていないからです。
自分の感情と向き合い、不満を感じていることに気がつき、即座に反応できるようになるためには、訓練が必要です。
訓練の方法としては、
- 日記を書く
- 瞑想する
- 即座におざなりの返答をするのではなく、本当に言いたい言葉が見つかるまで黙る
- 嘘をつかないでいい人、見栄を張る必要がない人と付き合う
などの方法が挙げられます。
例文:彼氏の不満を伝える方法【直接・電話・LINEどれがいい?】
実際に彼氏に不満を伝える、となった際に、どういった方法が一番いいでしょうか?
直接会って伝えるのか、電話で話をするのか、LINEで伝えるのか、悩むかもしれません。
一番NGなのは、LINEです。なぜなら、文章で気持ちを伝えることは、文章のプロであっても難しいことだからです。LINEで日頃不満に感じていることをぶつけるのはやめましょう。
ただし、LINEで会話している際に、相手のメッセージに傷ついた、など不満が出てきた場合は、返信する形でLINE上で指摘してもいいでしょう。
〇〇って言われるのは傷つく。〇〇(傷つく理由)だから。できれば、今後は〇〇(対策)してくれたら嬉しいな。
このように、不満を抱いた理由と、今後の対策について具体的に示すと、気持ちが伝わりやすいでしょう。また、電話や対面の場合も「不満を抱いた理由」「今後、どうしてほしいかの希望」をセットで伝えてください。
文字だけのコミュニケーションでは気持ちを伝える難易度が高くなりますから、不満を伝える際は、電話や対面時にした方が無難でしょう。
言葉のチョイスだけでなく、声のトーン・速度などにも気を配ると◎
コミュニケーションは、「非言語コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)」と「言語コミュニケーション(バーバル・コミュニケーション)」のふたつに分けられます。
非言語コミュニケーションとは、動作や目線、声のトーン・話す速度などで行うコミュニケーションのことで、言語コミュニュケーションとは、言語を話すことによるコミュニケーションのことです。
動作や目線だけに頼っていると、「伝えているつもりが、伝わっていなかった」ということにもなりがちですし、声のトーンなどに気を配らず言いたいことだけ伝えると、「言い方がキツイ」と思われてしまう可能性があります。
つまり、思いを正確に伝えるためには、言語・非言語、両方のコミュニケーションが大切なのです。
彼氏に不満を上手に伝える際、自分の不満の在り処(ありか)を明確にすることは基本として、言葉のチョイス・声のトーンなどに気を配ることで、より円滑なコミュニケーションをとることができるでしょう。