夏の夜といえば、どこからともなく聞こえてくる「ドーン」という音に、ふと足を止めたことはありませんか? 打ち上げ花火や手持ち花火は、夏の風物詩として多くの人の記憶に残っているはず。
大人になってからは見守る側に回ったり、誰とやるかを考えたり…。子どものころとはまた違った感情が湧いてくるものです。
そこで今回は、アイコニット・リサーチが実施したアンケートから、全国23,854人に聞いた「花火の好み」についてのリアルな声をお届けします。
※本記事は、アイコニット・リサーチによる独自アンケートをもとに執筆しています。(https://www.iconit.jp/iconit-research/)
1位はやっぱり「打ち上げ花火」!でも意外と多かった両方好き派

全国の回答者に「打ち上げ花火と手持ち花火、どちらが好きか?」を尋ねたところ、結果は上記の通りでした。
1位は過半数が選んだ「両方とも好き」。特に男性の55%、女性の60%が選んでおり、花火の楽しみ方に対する柔軟さが垣間見えます。
2位の「打ち上げ花火」は約27%。非日常の迫力や美しさに魅力を感じている人が多いのではないでしょうか。
一方で「手持ち花火」派は約9%と少数派ながら、家族や友達との色濃い思い出がそれぞれにある印象です。
打ち上げ花火の魅力は「臨場感」と「芸術性」
打ち上げ花火が好きな人に、その理由を複数回答で尋ねた結果、最も多かったのは「光や音や煙の臨場感を味わえる」でした。
【打ち上げ花火が好きな理由】
1位 光や音や煙の臨場感を味わえる(3,991票)
2位 打ち上げられる花火の芸術性(2,715票)
3位 一瞬で空に絵を描いたようで好き(1,752票)
4位 打ち上げられる花火の種類が豊富(1,672票)
5位 夏を楽しめるイベントだから(1,486票)
6位 長い歴史と文化が感じられる(674票)
7位 音楽に合わせた花火がさらに感動的(514票)
8位 花火を見ながらの歓声や拍手が心地よい(496票)
9位 最新技術とのコラボ(475票)
10位 その他(58票)
臨場感や芸術性への関心が高く、特に「一瞬で空に絵を描くようで好き」という回答には、刹那的な美しさを楽しむ感性が表れています。
手持ち花火派は「誰と過ごすか」を大切にする人たち
手持ち花火についても、複数回答で好きな理由を聞いたところ、こちらも興味深い結果が得られました。
【手持ち花火が好きな理由】
1位 伝統的な夏の遊びとして夏の情緒を感じられる(734票)
2位 色とりどりの光が美しい(715票)
3位 持ち運びが簡単でどこでも楽しめる(517票)
4位 キャンプや海水浴の娯楽に最適(478票)
5位 手軽な価格で購入できる(454票)
6位 暗闇を明るく照らす夜のアクティビティに最適(211票)
7位 季節を問わず年中楽しめる(115票)
8位 その他(21票)
特に目立ったのは、伝統的な夏の遊びとしての魅力や、どこでもできる気軽さを評価する声です。
線香花火やススキ花火に懐かしさを感じる大人世代の共感も集まったようです。
花火は夏の思い出をつなぐタイムマシン
花火の好みは人それぞれですが、その背景には「誰と」「どこで」「どんな時間を過ごしたか」といった、かけがえのない思い出があることが見えてきました。
打ち上げ花火で一瞬の非日常に浸るもよし、手持ち花火で親しい人と心通わせる時間を楽しむもよし。
今年の夏も、自分らしい花火の楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか?
<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024年7月13日
有効回答者数:23,854人
※文中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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