忙しいのが原因!?年度末が近づくと仕事がしんどくなる理由と対処法

「今日も定時で帰れなかった」「明日の会議、憂鬱だな」「忙しい日々に終わりは来るの…?」

カレンダーを見ると、もう2月。年度末まであと少し。なのに、なぜかいつもより気力が湧かない朝起きるのがつらくて、通勤電車に乗るのもため息が出る。

その年度末にくるしんどさは、あなただけではありません。

年度末の「しんどさ」には、単なる忙しさ以上の理由があります。心理的・環境的な要因が複雑に絡み合って、知らず知らずのうちに私たちの気力を奪っているのです。

今回の記事では、そんな年度末の異常な忙しい状態からくる「しんどさ」を乗り切る方法をご紹介していきます。

この記事を書いた人

今来今

切れ味鋭くリアルを斬るフリーライター。恋愛や仕事、社会のモヤモヤをアラサー女子の先輩目線でズバッと斬り込み、読む人に新しい風を届けます。

目次

【解説】忙しいのが原因!?年度末が「しんどく」なる理由

まずは、なぜ年度末はしんどくなってしまうのか、について見ていきましょう。

年度末あるある!!決断の連続が脳を疲弊させている

年度末は、大小さまざまな決断を迫られる時期です。予算の使い切り、来年度の計画、人事評価、異動の可能性————などなど、多くのことに悩みがちです。

心理学では、一日に何度も決断を繰り返すことで判断力や自制心が低下する現象を「決定疲れ」と呼びます。

ランチのメニューを選ぶような小さな決断でさえ、積み重なれば脳のエネルギーを消耗させているのです。

年度末は「決断ラッシュ」が訪れます。気力が落ちるのは、あなたの意志が弱いからではなく、脳が忙しく「決断ラッシュ」に疲れているからなのです。

年度末の「やり残し」への焦りと完璧主義の罠

「今年度中にこれを終わらせなきゃ」————そんなプレッシャー、感じていませんか?

企業の決算などを理由に、特に日本の組織文化では「年度内に完了させる」ことが暗黙の了解とされがちですが、その基準が本当に絶対なのか、一度立ち止まって考えてみる価値があります。

環境の変化への不安

異動、組織改編、新年度の体制————。年度末は「変化の予感」に満ちた時期です。

人間の脳は変化を脅威として認識しやすく、たとえポジティブな変化であっても、ストレス反応を引き起こすことがわかっています。

周りの環境の変化は、自分が思っている以上に体調へ影響しがちです。

加えて女性の場合、ライフイベント(結婚、出産、介護など)と仕事の両立についての選択を迫られやすい時期でもあります。「このままでいいのか」という漠然とした問いが、年度末という節目に浮上してくるのです。

疲れの蓄積

4月から走り続けてきた疲労が、年度末に一気に表面化することもあります。

身体的な疲れだけでなく、感情労働(顧客対応、職場の人間関係の調整など)による心理的消耗も見過ごせません。特に「いつも笑顔で」「チームの雰囲気を保つ」役割を期待されがちな女性は、無意識のうちにエネルギーを削られている可能性があります。

忙しかったのは、何も仕事の作業量だけの問題ではないのです。
周りとの調整など、人の関わりが疲れとしてこの繁忙期に形となって出てきやすいのです。

【解決】今すぐできる! 年度末のしんどさへの対処法

次に、年度末の疲れに対する対処法を確認しましょう。

忙しいときこそ「やらないこと」を決める

決定疲れから回復する最も効果的な方法は、決断の回数を減らすことです。業務すべてを完璧にやろうとせず、「今年度中にやらなくてもいいこと」をリストアップしてみましょう。

優先順位をつけるのではなく、あえて「捨てるもの」をリストの中から選んでみてください。その決断が、他の重要な決断のための余力を生み出します。

「〜べき」を「〜したい」に翻訳する

「この資料、年度内に仕上げるべき」→「この資料、スッキリした気持ちで新年度を迎えるために仕上げたい

言葉を変えるだけで、脳が受け取るメッセージが変わります。義務感ではなく、自分の意志として捉え直すことで、自己コントロール感が戻ってきます。

5分間の「セルフコンパッション休憩」

心理学者クリスティン・ネフが提唱する「セルフコンパッション(自分への思いやり)」は、バーンアウト予防に効果があることが研究で示されています。

疲れを感じたら、5分だけ時間をとって、以下のことを試してみましょう。

  • 「今、つらいと感じている。それは自然なことだ」と認める
  • 「私だけじゃない。周りの多くの人が同じように感じている」と思い出す
  • 「今の自分に、何が必要だろう?」と優しく問いかける

自分を責めるのではなく、親友に接するような優しさで自分を扱ってみてください。

忙しいに「終わり」を意図的に作る

年度末の気持ちの重さは、「終わらない仕事」への感覚から来ていることもあります。物理的に仕事が終わっていなくても、心理的な区切りをつけることは可能です。

例えば、

  • 金曜日の夕方に「今週の振り返り」を3行だけメモする
  • 今年度の「よかったことリスト」を作る(小さなことでOK)
  • 「新年度の私へ」という手紙を書く

このような儀式的な行為が、気持ちの切り替えスイッチになります。

身体を動かして忙しい脳を「リセット」する

思考だけで対処しようとすると、かえって疲れることもあります。通勤時に一駅分歩く、昼休みに階段を上り下りする、寝る前に5分ストレッチする————。身体を動かすことで、ストレスホルモンが代謝され、気分転換につながります。

特に、呼吸に意識を向けながら動くことで、自律神経のバランスも整いやすくなります。時間がない方は、深呼吸から始めてみましょう。

忙しい年度末を「終わらせる」のではなく「手放す」

年度末が忙しくしんどいのは、あなたが弱いからでも、仕事ができないからでもありません。むしろ、これまで一年間、責任を持って走り続けてきた証拠です。

職種にもよりますが、会社の営業成績にも響く年度末。いつも以上に仕事の量も増え、繁忙期と呼ばれ、忙しく過ごすことが当たり前となっている日本の文化ですが、多忙となる時期の業務の調整など、効率的に仕事を回せるようにするなど、企業全体での改善が必要なこともあるでしょう。

完璧に仕事を締めくくろうとする必要はありません。やり残しがあっても、それは新しい年度への「つながり」。終わらせることにこだわるより、今できることを淡々とやって、あとは手放す————。

そんなふうに肩の力を抜いてみたら、案外、3月の終わりは穏やかに迎えられるかもしれません。

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