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潤いを作る!!乾燥肌改善におススメのツボ

Date
2024/04/23
Writer
佐藤 優子
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寒くなったり、暖かくなったり、さらには花粉の影響でこの時期は肌のお悩みが急増。

最近、化粧ノリが悪い、化粧水がピリピリする、頬のあたりがカサカサする。なんてお悩みではありませんか?

もしかしたらそれ、「乾燥肌」が原因かもしれません。

今回は、乾燥肌改善が期待できるおすすめのツボを、西洋医学と東洋医学の視点からご紹介します。

乾燥肌ってどんな状態なの?

乾燥肌とは、肌の水分・皮脂量が不足している状態のことを言います。

水分や皮脂は、肌を保湿する上でとても大切な役割を持っています。

乾燥肌はこの保湿能力が低下している状態のため、肌荒れしやすく、紫外線や花粉・ホコリなどの外部刺激から肌をも守る「バリア機能」が低下しており、様々な肌トラブルを引き起こす原因になります。

乾燥肌チェック

乾燥肌とは主に以下のような状態のことを言います。

・入浴後、洗顔後に肌がつっぱる

・肌がごわついていたり、かさついている

・かゆみがある

・白い粉が吹いたようになる

・化粧ノリが悪い、化粧崩れしやすい

自分の肌状態がわからないという方は、入浴後に10分くらい肌に何もつけずにおいて、つっぱってくる感じや肌のかさつきが出てくるかどうか、チェックしてみてくださいね。

乾燥肌の原因は?

乾燥肌の主な原因は「バリア機能の低下」です。

私たちの肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立ちます。

肌は表皮で覆われていますが、乾燥と密接な関係があるのは、この表皮の一番外側にある「角質層」になります。

この角質層が「バリア機能」を持つ場所で、肌の水分を保ち蒸発を防ぐとともに、花粉やホコリなどのアレルゲンの侵入や、外部刺激から肌を守ります。

このバリア機能が低下する原因として以下のようなものがあげられます。

・肌のターンオーバーの乱れ

・紫外線からのダメージ

・間違ったスキンケア方法

・ストレス

・ビタミンB群の不足

・加齢による皮脂分泌量の減少

東洋医学で診る「乾燥肌」

東洋医学では、私たちの身体は「気・血・水」で構成されていると考えます。

この3つのバランスが崩れると不調が起こるわけですが、肌の感想は主に、血の不調が原因となっていると考えます。

東洋医学での「血」は、「滋養」の作用を持つとされます。

血には人体が必要とする栄養物質を豊富に含んでおり、身体の様々な組織・器官が正常に働くのは、血に滋養されることで発揮されると考えられています。

滋養作用は、顔色・皮膚・毛髪・筋肉・運動などに反映されます。

つまり、血が満ちていて、全身が十分に滋養されていれば、皮膚は潤いを保ち維持することができると考えられています。

東洋医学で診た「血」の不調を整えるツボと、先ほどご紹介した、ターンオーバーの乱れや、ストレスや、加齢による皮脂分泌量の減少の改善が期待できるツボを合わせてご紹介していきます。

おすすめのツボ

神門(しんもん)

場所_手のひらを上にして、手首の小指側にある骨の出っ張りの少し下のへこみ。

自律神経の興奮状態を抑えて気持ちをリラックスさせ、ストレスによる便秘などの腸のトラブルに効果があります。

血海(けっかい)

場所_膝の内側、膝のお皿から2.5cm(指3本分)上がった辺り

血の流れが悪い、不足しているといった婦人科系の症状や女性ホルモンの分泌を促す効果もあるため、美肌にも効果的なツボです。

三陰交(さんいんこう)

場所_内くるぶしの1番高い位置から指4本分上の骨の際

三陰交は子宮をはじめとする内臓を整えてくれるツボです。 内臓から整えることで、肌の血色が良くなります。

太谿(たいけい)

場所_内くるぶしとアキレス腱の間の窪み。

ホルモンバランスを整え、内臓機能を高めて新陳代謝を促します。

参照

・東洋医学概論(医道の日本社)
・東洋医学臨床論(医道の日本社)
ツボ単~経血取穴法・経血由来解説・兪穴単語帳
・日本鍼灸エビデンスレポート 「乾燥肌に対する鍼施術の有効性評価 | 鍼灸」
https://www.ejim.ncgg.go.jp/doc/pdf/h70.pdf
・乾燥肌に対する鍼施術の有効性評価 | 鍼灸 「乾燥肌に対する鍼施術の有効性評価 | 鍼灸」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/imj/15/1/15_26/_pdf

Writer's Profile
佐藤 優子

鍼灸接骨院に鍼灸師として勤務。整形外科疾患から、不眠、頭痛、高血圧他、未病分野の治療を行う。院では外来の他、訪問や大学病院で鍼灸師として派遣勤務を行う。

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