ネットドラマがアツい！テレビドラマを見ない人も虜にする魅力的な独自コンテンツ

2024年11月5日

永井槇

近年、テレビを持たない、テレビを見ない人が増えているといわれていますがあなたはどうでしょうか？

「テレビドラマをおもに視聴しているのは50代」という調査結果（※1）もありますが、年代を問わず配信限定ドラマの注目度が高まっています。

夏はNetflixでの『地面師たち』、秋口にはDisney＋の『SHOGUN 将軍』のエミー賞18冠が話題になりました。

今回は、両作品を中心にまだ見ていないけれど気になる！という方向けに簡単にまとめましたので参考になるとうれしいです。

ネットドラマとは？

ネットドラマと呼ばれているものは、VOD（ビデオ・オン・デマンド）の中の1コンテンツ。

VOD：視聴者が観たいときに様々な映像コンテンツを視聴することができるサービス

場所や時間を問わずにインターネットを利用して、好きな映像作品（アニメ・ドラマ・映画・スポーツ中継etc.）を楽しめるサービスのことですが、“インターネットを通じて見るドラマ”なので“ネットドラマ”という呼び方をしている人も多いようです。

インターネットの高速化、スマートフォンやタブレットの高性能化、コロナ禍での巣ごもり需要などにより普及が進んでいるようです。

話題の作品を生み出しているVODサービスとおもな作品について見ていきます。

Netflix（ネットフリックス）

筆者の実感として、「Netflix入ってる？」と聞かれることが年々増えてきています。日常会話の中でも「ネトフリ（人によってはネフリとも）」というワードが目立ちます。

世界最大級のVODサービスで、海外・国内問わずオリジナル作品も多く、広告付きの低料金プランもあります。

『地面師たち』（じめんしたち）（全7話）

画像出典：https://x.com/Tokyo_Swindlers

ジャンル：クライム、サスペンス
2024年7月配信開始
原作は新庄耕の同名小説
実際に2017年に起きた「積水ハウス地面師詐欺事件」をベースにしたフィクション
激しいバイオレンスシーン、生々しい性描写が特徴的
綾野剛と豊川悦司のW主演
『モテキ』『バクマン』などで知られる大根仁が監督・脚本を担当

次の展開が気になってしまい、一日に何話も観てしまいました。

殺人の描写がかなりグロく、全部見れなかったという友人もいますので、激しい描写が苦手な方はご注意を。

石野卓球の劇伴音楽のテクノサウンドが緊張感をあおり、よりドキドキしながら次の展開に引き込まれていきました。

『極悪女王』（全5話）

画像出典：https://x.com/NetflixJP

ジャンル：ヒューマンドラマ
2024年9月配信開始
1980年代の女子ブロレスブームを牽引した悪役スター・ダンプ松本がヒールに成りあがっていく姿を描く
ゆりやんレトリィバァ主演、ライバルとなるクラッシュギャルズはライオネス飛鳥を剛力彩芽が、長与千種を唐田えりかが演じる
企画・脚本・プロデュースは放送作家鈴木おさむ

あの頃の女子プロレスブームを知っている人には「再現度が高い！」と高評価。

筆者の周りの女子は「プロレスとか闘う系がそもそも苦手で…」と敬遠している人も多かったです。

当時恐れられまくっていたダンプ松本が作られていく過程（とても心優しい人が悪に徹する）が丁寧に描かれています。

Disney＋（ディズニープラス）

「Disney」作品にとどまらず、「PIXER」「MARVEL」「STAR WARS」「NATIONAL GEOGRAPHIC」などが見放題なので、ディズニー好きにはたまらないですよね。オリジナル作品が集まる「STAR」にも注目です。

『SHOGUN 将軍』（全10話）

画像出典：https://x.com/DisneyPlusJP

ジャンル：ヒューマンドラマ、アクション＆アドベンチャー
2024年2月配信開始
原作は1975年発表の同名小説で、1980年にもドラマ化されている
テレビ界のアカデミー賞Rともいわれているエミー賞Rで史上最多の18冠を獲得
関ヶ原の戦いの頃の戦国スペクタクルドラマ
真田広之がプロデューサー・主演を務め「日本人が見てもおかしくない日本」の描写を目指した時代劇

筆者はディズニープラスに加入していないのでまだ見ていないのですが、1話と2話だけですが期間限定で全国の映画館で上映される（※3）とのことで、アメリカ人をうならせた作品を観ようと思っています。

今回は、話題になったネットドラマをご紹介しました。

ネットドラマのヒットを支えているのは潤沢な予算（1話10億円という作品も！）という話もあります。次々とヒット作を生み出すネットドラマ作品、これからも要注目ですね。

VOD、実際どれくらいの人が何を利用しているのか気になる人は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

この記事を書いた人

永井槇

大学卒業後、国語学会で学術雑誌の編集と秘書を兼任。その後、放送作家と並行してテレビ局、制作会社で番組制作を行う。演者側だった学生時代から継続して様々な形でエンタテインメントに関わる。現在は書く仕事に加え、講師、カフェスタッフ等パラレルワーカー。原則、メディアと明かさず自費で情報収集することで媚びない正直な記事を目指す。得意分野はエンタメ・ビューティ・美味しい。

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