女性の骨格タイプ別エクササイズPart2【骨格ウェーブ体型編】

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骨格タイプに合わせたダイエット

「骨格診断」をご存じですか?女性の体型を大きく3つのタイプに分けて、どのような服装が自分に合っているのか教えてくれるというものです。ファッション誌で度々取り上げられたりSNSでも話題になったりしていますので、このネタの女子トークで盛り上がったことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで前回からの3回シリーズで、「骨格ストレート体型」・「骨格ウェーブ体型」・「骨格ナチュラル体型」という3つのタイプそれぞれに合わせたオススメのエクササイズやトレーニングをご紹介しています。自分の体型の特徴をいかしたダイエットを意識することは、効果やモチベーションの面でプラスになり、自分の魅力の再発見やブラッシュアップにもつながることが期待できます。

今回取り上げるのは「骨格ウェーブ体型」です。

アドバイザー:桑山純一

健康運動指導士、パーソナルトレーナー。

●略歴
「日本を元気にしたい!」…その思い一つで、新宿にそびえる某お役所を飛び出してきた、フィットネス界の異端児。
やせたい、体を鍛えたい、健康に暮らしたい、あなたのそんな「変わりたい」を一生懸命お手伝いします。

●所持資格等
・東京大学教育学部身体教育学コース卒
・健康運動指導士

「骨格ウェーブ体型」の特徴

骨格ウェーブのタイプに当てはまる人は、全体的に厚みのない華奢な印象のカーヴィーボディの持ち主で、以下のような特徴があるとされています。

・筋肉がつきにくい
・上半身が薄く、鎖骨~バスト間がやや凹んだ印象
・バストトップ・腰の位置が低め
・ヒップは背中からなだらかな曲線
・太もも細め、ひざ下太め
・首の長さが長め
・ウエストと腰幅の差が大きい
・肌は柔らか
・鎖骨は細めだが見える
・手のひらが薄い
・手首が幅広で薄い(平べったい)
・ひざのお皿は標準的大きさ
・足も標準的大きさ

このタイプの女性は、曲線的なラインが特徴の女性らしい魅力を持っている人が多いそうです。芸能人でいえば、北川景子さんや新垣結衣さん、田中みな実さんなんかがこのタイプに当てはまるとのこと。


元々がウエストにくびれがあって上半身が華奢な体型なので、ダイエットに関する悩みは少ないほうかもしれません。むしろ、「ダイエットしなきゃ」と思って痩せてしまうと、胸元が貧相な印象になってしまい、せっかくのあなたらしさが台無しになってしまうことも。


日本の女性はダイエット志向が強く、痩せすぎの人が多いのが問題となっています。BMI(体格指数)18.5未満は、「低体重(やせ)」に分類され、以下のような健康上のリスクが高まることが知られていますから、少なくとも18.5(できれば20)を下回らないように気をつけましょう。

【「やせ」の健康リスク】
・貧血
・月経異常
・冷え
・疲れやすい
・不妊
・糖尿病
・低出生体重児
・骨粗鬆症

【BMIの算出方法】
BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
 ※身長の単位が(m)であることに注意!(160cmの人は、体重(kg)を1.6(m)で2回割れば計算できます。)

「骨格ウェーブ体型」向けのエクササイズ

骨格ウェーブタイプの人は、上半身が華奢であるのに対し、下半身にボリュームが出やすい傾向があるようです。上半身が華奢である分、体脂肪が増えたことに気づきにくく、いつの間にか下半身太りが進んでいた、なんてことが起きそうです。


また、下半身の中でも、ひざより上=太ももは細めなのに対し、ひざより下=すね・ふくらはぎは太めという特徴もありました。太ももはそれほどでもないのに、ふくらはぎとかがボテッとなっちゃって…なんてこともあるのかもしれません。
というように、このタイプの人は、ちょっと油断するとアンバランスな体形になりやすそうですので、それを予防するようなエクササイズをご紹介します。

具体的には、胸(特に鎖骨の下あたり)・内ももにハリをもたせるエクササイズと足(特にひざ下)のむくみ対策のエクササイズです。

胸のエクササイズ1

(1)四つんばいの姿勢から、手を前方に移動させハの字にします
(2)頭頂~骨盤を一直線に保ったまま、おでこを両手の間に向かって下ろしていきます
(3)おでこが床につく直前で止め、元の姿勢に戻ります
(4)(2)~(3)を10~15回×2~3セット繰り返します
※体を下ろすときに息を吸い、上げるときに吐きます
※体を持ち上げるときに、床を押すイメージでなく、胸の前にある大きな風船を両腕で挟みこむイメージで行うと、より効果的です

内もものエクササイズ1

(1)床に横向きで足を伸ばし、写真のような体勢で体を支えます
(2)伸ばした足を床から離し、上下に20~30回動かします
(3)左右を入れ替えながら、2セットずつ行います
※内ももを鍛えるためには、足を完全に横向きにすることが大切です
※はじめは、できる回数・セット数からでOKです

足のエクササイズ1

(1)床に仰向けに寝て、イスなどに両足をのせます
(2)足先でバイバイをするように、足全体を小刻みに揺らします(10秒程度)
(3)両足先を内・外それぞれ20~30回ずつ大きく回します
(4)両足先を互い違いに30~50回曲げ伸ばしします
(5)最後にもう一度(2)を行います

いかがでしたか?骨格ウェーブ体型さんは、痩せすぎに注意しつつ、アンバランスの予防を意識したダイエットが合っているかもしれませんので、試してみてくださいね。

次回は骨格ナチュラル体型について取り上げる予定です。お楽しみに!

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