先日「御朱印」ならぬ「御城印」を紹介しましたが、実は多種多様な「御●印」があるのです。
あまりにも種類が多いので、今回は歴史系に絞って「御●印」をご紹介します。
武将印(御将印)
(画像出典:たかつき歴史web https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history)
「御城印」ブームを受けて誕生したのが「武将印(御将印)」。
お城に関連ある武将の記念符で、上州真田武将隊商い処 松之屋が発行した「沼田平八郎景義」の武将印が第1号のようで、現在は200種類以上発行されているのだとか。
武将の名前に加えて家紋や花押(署名)、戒名(法名)などが押印されていることが多いようです。
武将だけでなく「正室印」「姫印」といった武将の妻、母親の名前の記念符も増えてきています。
全部ではありませんが、こちらのサイトに一覧が載っていますのでご参照ください。
城びと 最近気になる「武将印」を勝手に特集しちゃいます https://shirobito.jp/article/994
合戦印
(画像出典:こまき市民財団 史跡小牧山 http://komakiyama.com/)
「合戦印」「古戦場印」と呼ばれるものも200種類近く発行されています。
お城や観光案内所で頒布されていることが多いようです。
こちらで見やすくまとめられていますので、興味を持たれた方はアクセスを。
城びと 古戦場を訪れた記念に! 御城印や武将印と一緒に集めたい「合戦印」特集
https://shirobito.jp/article/1405
御忍印
(画像出典:弘前観光コンベンション協会 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/)
実在した忍者ゆかりの地で頒布されているのが「御忍印(おしのびいん/ごにんいん)」。
実在忍者の名前、忍者の想像図、忍者の家または主君の家紋が和紙に描かれています。
まだ発行数は10と少ないですが、本当にいた忍者かどうか忍者研究をしている専門の先生に認定してもらっているそうです。詳しく知りたい方は、こちらのサイトにアクセスを。
日本御忍印委員会 https://oshinobiin.mystrikingly.com/
御墳印
(画像出典:行田市役所 https://www.city.gyoda.lg.jp)
古墳を来訪した際の記念印です。
古墳観光の裾野を広げる目的で、埼玉県行田市と近隣の熊谷市・羽生市・東松山市・深谷市・久喜市・吉見町が連携し、「御墳印」の販売が2023年6月に始まりました。
御墳印帳は、現在行田市、久喜市の指定販売先で購入できるとのこと。
(画像出典:御墳印コレクション https://gofunin.jp/)
記事執筆時には22の御墳印が発行されていました。
こちらのサイトでは一覧に加え、日本地図で御墳印のある古墳が一目でわかるようになっています。
御墳印コレクション https://gofunin.jp/
御陵印(陵墓印)
(画像出典:刀剣ワールド https://www.touken-world.jp/)
歴代天皇陵の参拝記念にもらえる(無料)のが御陵印です。
大正時代に初めて登場したといわれています。
全部で96あり、大阪・奈良・京都・東京にある5か所の陵墓でいただけます。
自分で押印します。
宮内庁 天皇陵 https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/inquiry.html
(宮内庁書陵部陵墓課以外のこちらのページに記載の5事務所)
史跡の御朱印
(画像出典:田原本町 唐古・鍵総合サイト https://www.town.tawaramoto.nara.jp)
御朱印とは、一般的に神社仏閣を参拝した証としていただく印章ですが、遺跡や史跡などを訪れた記念に頒布するものを指している場合もあります。
写真は、「弥生の御朱印巡り」という鳥取県が企画した、西日本にある弥生時代の19遺跡20施設を巡る企画。
「明日香乃余韻」という、奈良県明日香村の8史跡の御朱印を集める企画もあります。
歴史系の「御●印」だけでもこんなにあるとは知らず、まとめて驚きました。
訪れた思い出を記録として残すのに「御●印」は最適なのかもしれません。