【秋田県】きりたんぽだけじゃない!保存食王国の奥深きグルメ|47都道府県うまいもの偏愛論vol.5

「秋田県グルメといえば、やっぱりきりたんぽ?」
確かにそうですが、それだけで片付けるにはもったいないほど、秋田の食文化は奥深くてユニークです。

北国らしい保存技術と、日本海の恵み、そして米どころならではの素材の生かし方。そのすべてが融合した秋田グルメは、ちょっと地味に見えて、実はクセになる名品揃い。

今回は、24,000人超のアンケート結果(複数回答可)をもとに、地元民と県外ファンのリアルなおすすめをランキング形式でご紹介。
「秋田、思ってたよりグルメ強い…」と思わされるはずです。

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Wellfy

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目次

秋田県出身者が選んだ、名物ご当地グルメランキングTOP5

秋田県出身の1,046人が選んだ推しグルメは、伝統と味の説得力が際立つラインナップ。寒冷な気候と豊かな自然の中で育まれてきた本気のごはんが揃いました。

1位:きりたんぽ|炭水化物と出汁の理想的バランス(491票)

言わずと知れた秋田グルメの超有名ド定番ですが、ここまでブレずに愛されているのは逆にすごいこと。つぶしたご飯を杉の棒に巻き、香ばしく焼き上げたきりたんぽを、比内地鶏の旨みが染み出た出汁で煮込む——この流れ、完璧です。寒い季節の体と心に、しみじみ効く郷土の味です。

2位:稲庭うどん|つるんと上品、冷温どちらも名人級(393票)

秋田が誇る手延べうどん。細いのにコシがあり、舌触りは驚くほどなめらか。暑い日は冷やして、寒い日はあったかいお出汁で。どんな食べ方でもその魅力はゆるがず、贈り物としても圧倒的な信頼を誇ります。ランチにもちょっとした手土産にも良いですね。

3位:いぶりがっこ|香ばしさと塩気の、絶妙ツンデレ(170票)

燻された大根をぬか漬けにした、秋田の名物漬物。香りはちょっとクセが強いけれど、パリッとした食感と塩気がクセになる名脇役。最近ではクリームチーズと合わせておしゃれなおつまみになるなど、進化系レシピでも再注目されています。

4位:比内地鶏|噛むたびに旨みが増す、地鶏界のスター(144票)

日本三大地鶏の一角を担う比内地鶏は、脂肪が少なく、味わい深くてコリッとした食感が特徴。焼き鳥、親子丼、水炊き…調理法を問わず本気を出してくるのがこの鳥のすごいところです。

5位:秋田の日本酒|米と水のポテンシャル、ここに極まる(144票)

秋田は、酒どころとしても名高い土地。厳しい寒さと名水に恵まれたこの地で醸される日本酒は、芳醇でまろやか、しかもクセがない。料理に合わせても、そのままでも成立する万能選手です。大人のお土産にも良いですね。

旅行者・県外ファンが選ぶ!秋田の絶品グルメTOP5

県外からの回答は23,000人超。旅行やお取り寄せ、TVで見かけて興味を持った人など、きっかけはさまざまですが、その熱量は本物です。

1位:きりたんぽ|秋田と聞いて最初に浮かぶ、鉄板グルメ(16,947票)

やはり絶対王者。知名度・味・季節感、すべて揃ったきりたんぽは、秋田の代名詞として揺るぎません。「お取り寄せしてみたら予想以上に美味しかった」という声も多く、リピーター続出の理由も納得です。

2位:稲庭うどん|細いけど芯がある、美しきうどん界の貴公子(8,816票)

見た目は繊細、中身はしっかり者。冷凍や乾麺で流通しやすく、全国の食卓にもじわじわ浸透中。パスタに見立てて洋風アレンジする人もいるなど、可能性は無限です。

3位:いぶりがっこ|クセつよ代表、なのにクセになる漬物界のアウトロー(5,802票)

漬物なのに人気3位。クセがあるのにハマる、それがいぶりがっこの真骨頂。ワインやクラフトビールとも相性が良く、和の枠を飛び越えるグルメとして再注目されています。

4位:比内地鶏|一度食べたら戻れない、肉質モンスター(4,299票)

「幻の鶏」とも称される比内地鶏は、県外でも食通の間で圧倒的な支持を得ています。旅行先で一度食べて忘れられず、通販でリピート買いする人も多数。

5位:横手焼きそば|太麺×目玉焼きの背徳グルメ、でも食べた人は口を揃えて「正義」(3,635票)

B級グルメの名門。もっちり太麺に甘めのソース、そして目玉焼きのビジュアルが食欲をそそる一皿。家庭で真似してみる人も増えており、横手系として独自ジャンルを確立しつつあります。

編集部の気になる秋田グルメ3選

上位ランクインは逃したけれど、見逃せない魅力を持つ“ちょっとニッチ”な秋田グルメを編集部目線でピックアップ。

バター餅

もち米にバターと砂糖を加えて練り上げた、ご当地おやつ。コクと甘さのバランスが絶妙で、お茶請けにも朝食にもぴったり。実は「一度食べると止まらない」と話題になる、隠れ中毒系です。

じゅんさい

つるん、ぷるんとした食感がクセになる、水生植物のジュレ状部分を味わう珍味。お吸い物や酢の物にすると涼感MAX。海外でも高級食材として注目されているとか。

しょっつる鍋

ハタハタの魚醤“しょっつる”で仕立てた鍋料理。塩味ではなく、出汁の旨みで味を構築する秋田らしい一品。深く、丸く、じんわり美味しい、冬のごちそうです。

秋田グルメは雪国の知恵と底力の結晶だった

きりたんぽやいぶりがっこに代表されるように、秋田のグルメには保存食文化の影響が色濃く残っています。
雪に閉ざされた冬を越えるための工夫が、そのままご当地の味として根付いてきた。だからこそ、どれも滋味深くて、なんだかほっとする味なのです。

次回は、岩手県。わんこそば、盛岡冷麺、前沢牛…など、名だたる強豪を誇る岩手の「うまいもの偏愛論」もお楽しみに。

<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024年7月7日 00:00:00~23:59:59
有効回答者数:24,391人
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