見せ方で一線を画す1/6の小さな世界~パワーアップしたMozuミニチュア展が全国巡回中!

(アイキャッチ画像出典:@rokubunnnoichi

コンセントの横に並ぶミニチュア作品、一度はどこかで見かけているのではないでしょうか。
昨年4月に「情熱大陸」でも特集された、話題のアーティスト・Mozuさんの作品展が全国巡回中です。


目次


Mozuミニチュア展 ようこそ、ちいさな世界へ。 

公式サイト https://mozu-miniature.com/

2021年の大阪から始まり、愛知、富山、新潟、東京、神奈川、熊本、広島、高知、石川と2年間に渡り全国を巡回した展覧会がパワーアップして帰ってきました。

観る人がより楽しめるように展示方法を工夫したり、自分がミニチュアの世界に入れるフォトスポットがあったり、新作も10点以上追加されていて、初めて来場する人だけでなく過去の展示を観た人も満足すること間違いありません。

第一弾は現在福岡で開催中です。

福岡: 2023年11月8日(水)~12月8日(月)大丸福岡天神店 本館8階催事場
入場料:前売券・当日券ともに同価格(全日日時指定制)
一般・大学生1300円、高校生900円、小中学生700円(平日16時回迄の入場/土日祝)
一般・大学生1000円、高校生700円、小中学生500円(平日17時以降入場)


Mozuさんのミニチュア作品は見せ方も秀逸

日常にある風景を6分の1、12分の1、16分の1と作品に最適なスケールでリアルに再現するMozuさんのミニチュアの世界は、細部にまで注意が払われていて緻密です。
技術の素晴らしさに加え、作品を魅力的に見せる工夫も凝らされています。

高校生のときに初めて作ったジオラマ作品「自分の部屋」のミニチュアに感動した友人がTwitterに投稿すると、5万いいねを超える大バズり。
これ、実際の部屋とミニチュアを並べて投稿していたことがポイントなのです。
Mozuさんの作るミニチュアは、あまりに精巧すぎてミニチュア単体だと“ただの普通の部屋”に見えてしまうのです。

また、人気シリーズ「こびとの世界」はコンセントと並べてあるので、大きさがわかりやすい上にコンセントの向こう側の世界の部屋には小さな人が住んでいる!?と想像力をかきたてやすいですよね。

作品の発信の仕方も工夫されています。
X(旧Twitter)で動画を貼る場合には1秒で動きを見せる、とのことでそこで動きがないとユーザーに引っかからないのだそう。
TikTokでは0秒で動きを見せないと、目に止まらず流れてしまうとのこと。
YouTubeではメイキング動画をしっかり見せてくれ、それぞれのユーザーに合わせた作品のプロモーションをしていて、デジタルネイティブ世代のアーティストだと感心してしまいます。

この夏は、「うちの 一階に なにかがいる…」という文章とともにこんな写真を投稿。

(出典:@rokubunnnoichi

思わず「キャー!」と悲鳴をあげた人もいるのでは?
ご自身が大のホラー好きということから、作品の新たな展示方法を模索している中で思いついたアイデアで、
より怖く感じるように指の大きさや照明など研究されたホラーテイストの投稿は、どの写真もドキッとしてしまいます。

今後数年かけて再び全国を巡回するそうなので、お近くでの開催があれば是非足を運んでみてください。
実物を見る前に、こちらの作品集でこびとの世界に浸るのもおすすめですよ。


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Mozu ミニチュア作品集 こびとの世界

(出典:https://www.genkosha.co.jp/gmook_core/wp-content/uploads/2021/06/97847683151252.jpg

Amazonリンク https://www.amazon.co.jp/dp/4768315127
※文中の価格は全て税込価格です。


Mozu

(出典:https://mozu-miniature.com/images/profile_img02.png)


本名 水越 清貴
1998年生まれ。
「全員楽しませる」をモットーに、ミニチュア、コマ撮りアニメ、トリックアートという3分野で活動中。

公式サイト
https://www.mozustudios.com/

公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/rokubunnnoichi

公式Instagram
https://www.instagram.com/mozu_world/

公式TikTok
https://www.tiktok.com/@mozu_studios

公式YouTube
https://www.youtube.com/c/MOZUSTUDIOS

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この記事を書いた人

大学卒業後、国語学会で学術雑誌の編集と秘書を兼任。その後、放送作家と並行してテレビ局、制作会社で番組制作を行う。演者側だった学生時代から継続して様々な形でエンタテインメントに関わる。現在は書く仕事に加え、講師、カフェスタッフ等パラレルワーカー。原則、メディアと明かさず自費で情報収集することで媚びない正直な記事を目指す。得意分野はエンタメ・ビューティ・美味しい。

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