日々の生活の中で、

なぜか私ばかり、めんどくさい人に絡まれる
と感じてうんざりしたことはありませんか?
「どうして私が…」と思うかもしれませんが、めんどくさい人に絡まれやすい人には特徴があります。
今回は、職場や学校、プライベートで面倒な人間関係に巻き込まれがちだという人向けに、自分を守るための対処法をご紹介していきます。
なぜ自分は絡まれやすいのか、原因を知り、めんどくさい人の心理をふまえた付き合い方やかわし方を身に着けましょう。
なぜあなたは巻き込まれる?めんどくさい人によく絡まれる人の特徴
そもそもなぜあなたはめんどくさい人に絡まれてしまうのでしょうか?
まずはめんどくさい人に好かれる、絡まれやすい人によく見られる特徴や性格を見ていきましょう。
めんどくさい人の心理を考えることで、原因や対処法がわかる場合もあります。
聞き上手


聞き上手であるということは、とても素敵な長所の一つです。人間は誰しも自分の話を聞いて欲しい生き物ですから、聞き上手な人は、とても需要があります。
聞き上手な人は、友達から慕われ、頼られる存在になれるでしょう。一方、聞き上手な人はその魅力ゆえに、めんどくさい人を惹きつけてしまう傾向もあります。
めんどくさい人に目をつけられた挙句、



「この人なら自分の話を聞いてくれるかも」「この人になら、なんでも話せる」
と見込まれ、愚痴を延々と聞かされたり、知りたくもないその人の過去を知ることになったりする可能性もあります。
無視できない・かまってあげてしまう人
どんな相手でも無視できず、ついかまってしまう性格の人もターゲットになりがちです。めんどくさい人は、そのめんどくささゆえに、他人から邪険にされがちです。
それゆえ、かまってくれる人が現れると、「この人なら自分を受け入れてくれる!」と救世主が現れたかのように感じ、粘着することも多いのです。
誰にでも平等に優しい性格の人


どんな人にも平等に優しい対応をする人は、めんどくさい人にとって理想の話し相手です。
頼りがいがあると思われ、甘えられてしまうこともあります。また「この人は何をしても優しく接してくれるだろう」という心理から、私生活に踏み込んできたりすることも考えられます。
穏やかな雰囲気の人・大人しそうな人
めんどくさい人は、相手を見極めて話しかけています。反論や反抗をしなさそうな大人しい人や穏やかな雰囲気の人は格好のターゲットです。
めんどくさい人は、自分の言動に対してネガティブなリアクションをしない相手を好む傾向にあるため、従順そうな雰囲気の人に惹かれがちなのです。
自分の意見がない人・断れない人
自己主張が苦手で、つい流されてしまう性格の人は、めんどくさい人に付け込まれやすい傾向があります。
また、「この人は断らない」と認識されることで、絡まれるリスクはさらに高まります。


関わりたくないなら参考に?面倒な人を寄せ付けない人の特徴
ここまで、めんどくさい人に絡まれやすい人の特徴をご紹介しました。一方、上記の特徴と真逆の特徴を持つ人は、めんどくさい人を寄せ付けない傾向があります。
ここでは、めんどくさい人を寄せ付けない人によく見られる特徴をご紹介します。
ただし、以下の特徴がある人は、めんどくさい人だけではなく、普通の人からも敬遠される可能性があるので、真似をするのは諸刃の剣かもしれません。
自分のことを話すのが好き・おしゃべり


相手の話を聞くよりも自分の話をするのが好きで、おしゃべりな人は、めんどくさい人から避けられます。なぜなら、めんどくさい人は基本的には自分の話を聞いて欲しい人だからです。
会話にならなそう
たとえば、相手の話をすぐ否定したり、相手の話を遮って自分の話を話し始めたり、文脈を無視して話し出したりするような、会話にならない相手は、めんどくさい人から避けられます。
忙しそう


めんどくさい人は話を聞いてくれる時間がない相手を避けがちです。
逆に、暇そうな人は、めんどくさい人の格好のターゲットになります。
「論破」を好む幼稚な性格
会話のキャッチボールをする気は毛頭なく、相手を論破することを「勝ち」だと考える幼稚な人は、めんどくさい人から避けられます。
自分の考えをしっかり主張する
自分の主張をしっかりもっていて、考えを丁寧に言語化して相手に伝えることができる人も、めんどくさい人から避けられがちです。
とても個性的


俗に「不思議ちゃん」「天然」などと言われる人は、めんどくさい人から「話が通じなさそう」と敬遠されがちです。
個性が強すぎる人は、めんどくさい人から合わせにいかなければならないため、コミュニケーションにおける労力が必要になります。
それゆえ、個性的すぎる人は、めんどくさい人からも「めんどくさい人」だと思われ、避けられがちなのです。
ほっとくのが一番?職場にもよくいるめんどくさい人のタイプ別対処法
次に、めんどくさい人のタイプ別対処法、かわし方をご紹介します。
周りを巻き込む攻撃タイプのめんどくさい人
仲間外れにしたり、ターゲットを決めて悪口や陰口を言ったりするタイプのめんどくさい人もいます。
このタイプは、例えば会社で、



あの人って仕事遅いから、一緒に働くのだるいよね?
などと言って、周囲に同意を求めてきがちです。
このような人は、周囲を巻き込むことで、組織内での自分の優位性を確保しようと企てる特徴があります。同調圧力を作り出し、同調しない人は排除する、などの行動をとることもあり、いじめに近いことをしだすのもこのタイプです。
対処法
このタイプに出会ったら、巻き込まれる前に距離を置くようにしましょう。できるだけ相手と離れることで、巻き込まれ事故を防ぐことができます。


疲れる…かまってちゃんタイプのめんどくさい人


最も接していて疲れるのは、「病んでる」アピールをしてきたり、何度も同じ愚痴やネガティブなことを言ったりして気を引こうとするかまってちゃんタイプでしょう。
このタイプは、同情を誘うのも得意なため、「話を聞いてあげないとかわいそう」と罪悪感を刺激され、離れられなくなりがちです。
対処法
このタイプは深入りしたら最後、抜け出せなくなるので注意しましょう。
同僚なら職場だけの付き合い、学校なら学校だけの付き合いにしておき、プライベートでは関わらないようにするのが一番です。


自己中すぎる…私は私タイプのめんどくさい人
人の意見を聞き入れず、周囲と歩調を合わせる必要があるシーンでも「私は私」と開き直り、場を混乱させる我が強すぎるタイプの人もいます。
対処法
「私は私」タイプの人に寄り添おうとすると助長するだけです。このタイプの人との付き合い方は、あえてこちら側も「私は私」タイプを演じて、「自分たちは分かり合えない」を示しましょう。
ストレス!空気読めないタイプのめんどくさい人


たとえば、みんなで上司の悪口を言って盛り上がっている時に、「陰口を言うのは良くないと思う」など正論を言って場を凍り付かせるようなタイプの人もいます。
もちろん、いつも周囲の空気を読むべきだ、というわけではありません。ですが、毎度空気をぶち壊すことを言って、周囲をしらけさせる人は、少しめんどうな人だと言えるでしょう。
対処法
深い議論に発展しないように、浅い話だけしましょう。このタイプの人は議論をすると余計に対処が面倒なことになります。


面倒くさい!マウントタイプのめんどくさい人
最もイライラするのは、自分の話にすり替えたり(いわゆる会話泥棒)、自慢話を繰り返したり、マウントをとってきたりするタイプです。
このタイプの人は、「自分の方が優位でいたい」「すごいと思わせたい」という心理・意識が強すぎて、相手をおもんぱかることができない人なのでしょう。
対処法
マウントしてくる人にマウント返しで対処をすると、相手はさらなるマウントを返してくるでしょう。
大切なことは「同じ土俵に立って争わない」と意識することです。相手は、承認欲求や尊敬に飢えており、言い換えれば「パパ、ママ、褒めて!」と叫んでいる子どものようなものだと考えてください。
あなたが大人になって「そうなんだ、すごいね」と微笑んであげれば、相手は次第にあなたに対してマウントすることがいかに無意味か気づくはずです。


関わらないで!おせっかいタイプのめんどくさい人



もっと可愛い服着た方がいいよ。俺がプロデュースしてあげようか?



え、彼氏いないの? いい人紹介してあげるよー
など、頼んでもないのに、アドバイスをしてくるようなおせっかいタイプの人もいます。
このタイプは、本人は善意でアドバイスしているケースも多いので、邪険にするのが難しいと感じるかもしれません。
対処法
個人情報やプライベートな情報をなるべく話さないようにして、ビジネスライクな付き合い方をしましょう。


さいごに。人によって、誰がめんどくさいかは異なる
めんどくさい人への対処法に正解はありませんが、心理や特徴を理解し、適切な対応やかわし方を身につけることで、無駄なストレスを減らすことができます。
また、「めんどくさい人」と感じるかどうか、は人によって異なります。
この記事で挙げたような人が面倒くさいと感じる人もいれば、明るくてポジティブな人に対して面倒くさい・疲れると感じる人もいます。
そのめんどくさい人が誰かにとってはかけがえのない人である可能性があるように、あなたもまた、誰かにとってはめんどくさい人である可能性だってあります。
めんどくさい人になってしまわないためには、「自分もまた、めんどくさい人になり得る」という謙虚な気持ちが必要でしょう。



