秋といえば、様々な種類のキノコ類が出回っています。最近では1年中スーパーで見かけるようになった「舞茸(まいたけ)」。お味噌汁に入れたり、炒め物にしたりと、肉厚なまいたけを活用したレシピは、独特な食感が楽しめ、香りもよく、いろいろな料理に使われます。
まいたけは夏の疲れを回復するのに最適な食材のひとつ。今回は、まいたけの効果効能とおススメレシピをご紹介しましょう。
「まいたけ」のうれしい効果効能
ビタミンDは、骨の形成にかかわりの深いビタミンで、骨の材料となるカルシウムやリン、マグネシウムが十分にあったとしても、それらの吸収を高める働きがあるビタミンDが必要になります。
ナイアシンは、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に欠かせないビタミンで、脳神経の働きを助けたり、アルコールや二日酔いのもとになるアセトアルデヒドを分解する働きもあります。
カリウムは筋肉でエネルギーづくりや血圧を下げる作用があり、食物繊維は便通や腸内環境を整えますので、疲れた体に積極的に取り入れたい食品です。
また、プロテアーゼと呼ばれるたんぱく質分解酵素が多く含まれていますので、お肉と一緒に調理すると、お肉が柔かく仕上がり、食べやすくなります。
「まいたけ」の選び方や適切な保存方法
鮮度がよいまいたけは、かさが肉厚で密集していて、触ると折れそうなくらいにしっかりとしています。かさの茶色が濃く、光沢があり、軸は白く弾力があります。かさが湿っているものは、鮮度が落ちている可能性がありますので、避けましょう。パックで購入するときは、小房に分かれた寄せ集めではなく、一株にまとまっているものを選ぶほうがおすすめです。
まいたけを保存する際は、風味が落ちないように水で洗わず、汚れが気になる場合は、かるく拭き取る程度にしておきましょう。冷蔵庫で保管するときは、キッチンペーパーで包みポリ袋に入れて、3~4日程度で使い切るようにしましょう。水気がついていると傷みやすくなります。
冷凍するときは、石づきを切り落とし、小房に分け、3週間程度保管できます。調理する際は、冷凍のまま使用するとよいでしょう。
おすすめの「まいたけレシピ」二品
まいたけのジョン

120Kcal
<材料>2人分
□まいたけ 1パック(100g)
□ねぎ 3cm
□下味
※塩 少々
※こしょう 少々
□衣
※溶き卵 1/2個分
※塩 少々
※こしょう 少々
□たれ
※白ごま 小さじ1/2
※濃口しょうゆ 大さじ1と1/2
※酢 小さじ2
※砂糖 小さじ1/2
□小麦粉 大さじ1
□ごま油 大さじ1
<作り方>
- まいたけは、あれば堅い部分の石づきを切り落として、8等分に分け、全体に下味の材料をふる。ねぎは縦に細かく切り目を入れ、端から刻んでみじん切りにする。深さのある皿やボウルに衣の材料を入れ、よく混ぜる。
- ボウルに、ねぎ、たれの材料を入れてよく混ぜ、小さめの器に盛る。
- まいたけに小麦粉を薄くまぶしつけ、余分な小麦粉は、はたいて落とす。フライパンにごま油を中火で熱し、まいたけを1の衣にくぐらせてから入れる。焼き色がついたら裏返し、弱めの中火にして、さらにしっかりと焼く。全体がこんがりとしたら器に盛り、2のたれを添えたらできあがり。
まいたけと牛肉の炒め物

160Kcal
<材料>2人分
□まいたけ 大1パック(150g)
□牛もも肉薄切り 100g
□下味
※しょうが汁 少々
※酒 小さじ1/2
※濃口しょうゆ 小さじ1/2
□サラダ油 大さじ1/4
□豆板醬 大さじ1/2弱
□酒 大さじ1/2
□濃口しょうゆ 大さじ1/2
□こしょう 少々
<作り方>
- まいたけはあれば堅い部分の石づきを切り落とし、細かくほぐす。牛肉は1~1.5cm幅に切ってボウルに入れ、下味の材料を加えてからめる。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、牛肉を入れてほぐしながら炒める。牛肉の色が変わったら、まいたけを加えて炒め合わせる。
- まいたけが少ししんなりとしたら、豆板?を加えて手早く混ぜ合わせ、全体になじんだら、調味料の材料を加えて混ぜる。器に盛りつけたらできあがり。