Wellfy

1995年から毎年実施されている文化庁の「国語に関する世論調査※」に回答したことはありますか?

「言葉を正しく使っているかや、新しい言葉や表現の定着度合い」を調査するのが目的です。

16歳以上の個人6000人を対象に郵送で調査しています。2022年度(調査期間:2023年1月16日~3月15日)の有効回答数は3579人でした。

今回、2022年度に調査された“新しい意味を持つ言葉”の一つ「さむい」について、「国語に関する世論調査」と同じ質問をしてみました。

10代から70代以上の幅広い世代の男女24735人の回答をどうぞご覧ください。

「冗談などがつまらない」という意味で「さむい」と言うことがある?

「冗談などがつまらない」という意味で「さむい」と言うことがある人が60.4%、言わない人が39.6%という結果に。

文化庁の調査では「さむい」だけでなく次の4つの言葉についても

「引く」:「異様だと感じてあきれる」という意味で

「盛る」:「より良く見せようとする」という意味で

「推し」:「気に入って応援している人や物」という意味で

「詰んだ」:「どうしようもなくなった」という意味で

自分で使うかどうかを質問しています。結果はこちら。

(画像出典:文化庁「国語に関する世論調査」令和4年度 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

新しい意味で「さむい」を使う人は、文化庁の調査よりも10%も多くなっています。

1年でより浸透したといえるのかもしれません。


「冗談などがつまらない」という意味で「さむい」とほかの人が発言することは気になる?

「冗談などがつまらない」という意味で「さむい」とほかの人が発言することが「気にならない」人が94.6%、「気になる」人が5.4%という結果で、新しい意味での使い方が普及したといえるのではないでしょうか。

こちらも文化庁の調査結果と比較してみましょう。

(画像出典:文化庁「国語に関する世論調査」令和4年度 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

みんなに聞いてみた@アイコニットアンケートのほうが約16%も「気にならない人」が多いですね。

新しい意味が市民権を得ているとわかり、小学生向けの辞書で「寒い」を引いてみました。

ベネッセコーポレーション『チャレンジ小学国語辞典』、小学館『例解学習国語辞典』に新しい意味は掲載されていませんでしたが、三省堂『例解小学国語辞典』には、4番目の意味として「つまらない」と掲載されていました。「寒いしゃればかり言う」という例文もありました。


言葉の使い方に対する意識は?

「あなたは普段ご自身の言葉の使い方についてどれくらい気を使っていますか?」という質問に対しての回答結果です。

「非常に気を使っている」が7.3%、「ある程度気を使っている」が57.6%で、二つを合わせた「気を使っている(計)」は64.9%となっています。

また「全く気を使っていない」は11.5%、「あまり気を使っていない」は23.6%で、二つを合わせた「気を使っていない(計)」は35.1%という結果になりました。

ちなみに文化庁の調査結果は……

(画像出典:文化庁「国語に関する世論調査」令和4年度 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

と80%の人が気を使っていると答えているので、みんなに聞いてみた@アイコニットアンケート回答者はそこまで言葉の使い方に神経質にはなっていない人が多いのかもしれません。

※ 「国語に関する世論調査」…現在の社会状況の変化に伴う日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、国語施策の立案に資するとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起する。

文化庁「国語に関する世論調査」 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

【調査概要】
調査名:「さむい」という言葉に関するアンケート(設問数:3)
調査期間:2024年3月7日(木)12:00~24:0
調査方法:QR/バーコードリーダー「アイコニット」ユーザー10~70代以上の男女24735人へのインターネット調査

QR・バーコードリーダー/アイコニット®とは

アイコニットアンケート

累計3,500万ダウンロード超の定番アプリ。
2012年の提供開始よりJANコードの読取機能を提供しており、その年間読取数は年々増加
2022年は約1800万回の読取実績があります。
楽天ポイント他、複数のポイントサービスと簡単なアンケートに答えて楽天ポイントゲット!楽天リワード『スタンプラリーミッション』の参加方法!
https://www.iconit.jp/news/4068/