【レシピ】春菊のパスタ/春菊とツナのあえもの【管理栄養士直伝】

香りがよく、鍋物にもぴったりの食材である春菊は、2月に旬を迎えます。
1年中手に入る食材ですが、香りが高いのは秋から冬にかけてといわれており、春に花を咲かせるため、春菊と呼ばれています。

この記事を書いた人

岡田明子

13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。 ダイエットや健康関連の事業を行っている。 書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。 著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。 <a href="https://okada-akiko.com/" target="_blank">https://okada-akiko.com/</a>

目次

春菊の栄養

食べる風邪薬と呼ばれることもある春菊は、呼吸器系や胃腸を整えるために役立つ成分を含んでいるといわれています。

β―カロテン、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類や、鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。独特の香りは、α-ピネンやベリルアルデヒドという成分が含まれており、胃腸を整えることに役立ち、食欲増進効果消化促進効果が期待できるといわれます。

Β―カロテンは、体内でビタミンAに変換され、目や皮膚、粘膜の健康を保つために役立ち、肌荒れ予防にも期待ができます。また、ビタミンCも含まれるため、ストレスから体を守り、皮膚のシミやしわ予防風邪予防の効果も期待できます

骨や歯を守るのに欠かせないミネラルであるカルシウムも含まれています。カルシウムは吸収されにくいビタミンですが、カルシウムの吸収をよくする働きのあるビタミンKも春菊には含まれています。

春菊の種類・店頭での選び方・買ってきた後の保存方法

春菊はいくつか品種があり、西日本で多くみられる葉が広く切れ込みが浅いタイプのものは、比較的苦みや香りが少ないといわれています。葉の切れ込みが深いものの方が香りや苦みは強い傾向がみられます。

一般的な春菊に比べ、葉の切れ込みが小さく、厚みがあり、若い葉はアクが少ないので生のままサラダで食べることができます。

店頭で選ぶときは、葉の緑色が濃くツヤがあるものを選ぶようにしましょう根元まで密生し、香りが強いものほど新鮮です。茎は細いほうが柔らかいため、おいしく食べることができます。切り口がみずみずしいものを選ぶとよいでしょう。

春菊の保存は、湿らせたキッチンペーパーまたは、新聞紙等で包み、ポリ袋に入れ、根本を下にして立てて冷蔵庫で保存します。保存期間の目安は1週間程度です。冷凍保存する場合は、生のまま使いやすい長さに切り、水気をふきとって、冷凍用保存袋に平らに並べていれましょう。空気を抜いて冷凍すると、3~4週間程度保存することができます。

春菊を使ったおすすめレシピ二品

春菊のパスタ

     

633kcal

<材料>2人分

□春菊    1/2束
□ハム    6枚
□にんにく  1/2片
□赤唐辛子   1本
□スパゲティ  180g
□オリーブ油  大さじ2
□塩      少々
□こしょう   少々

<作り方>

  • 春菊は葉先を摘んでよく洗い、ざく切りにする。ハムは1cm幅に切る。
  • にんにくはみじん切り、赤唐辛子は種を取り除いて小口切りにする。
  • 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(湯2リットルに対して大さじ1程度)を入れた中にスパゲティを入れてかためにゆで、ザルにあげてゆで汁をきる(ゆで汁大さじ2は残しておく)。
  • フライパンにオリーブ油を熱し、弱火で2を香りが出るまで炒め、1を加えて炒める。
  • 4に3のスパゲティ、ゆで汁大さじ2を加えて詰め合わせ、塩、こしょうで味をととのえる。

春菊とツナのあえもの

  

98kcal

<材料>2人分

□春菊     1束
□ツナ     1/2缶
□濃口しょうゆ 大さじ1/2
□きび砂糖   小さじ1
□塩      少々
□こしょう   少々

<作り方>

  • 春菊は葉先を摘んでよく洗い、塩適量(分量外)を加えた熱湯でさっとゆで、水けを絞り、4cmほどの長さに切る。
  • 1をボウルに入れ、汁けをきったツナ、aを加えてあえ、塩、こしょうで味をととのえる。
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