年中見かけて、脇役としてよく食卓に登場する「ねぎ」。ありふれた食材であまり注目されませんが、実は美や健康に役立つ栄養がたっぷりなのです!
アドバイザー&レシピ提供:管理栄養士 岡田明子
13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。
ダイエットや健康関連の事業を行っている。
書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。
著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。
ねぎのすごい効果
風邪予防に
ねぎは昔から風邪のひき始めに食べると良いといわれていました。ねぎは細胞を丈夫にし、風邪の予防を期待できます。
疲労回復に
ねぎ特有の辛味は「硫化アリル」によるものです。硫化アリルは、体内に増えすぎると有害な活性酸素を抑える働きを持ち、免疫力を高めてくれます。
また、ビタミンB1の吸収を高める効果もあるため、豚肉やうなぎなど、ビタミンB1を多く含む食材と一緒に取ると、ビタミンB1不足による疲労や不眠の改善に役立ちます。
美活に
ねぎの緑色の部分には、肌を丈夫にするβ-カロテンや美肌に役立つビタミンCが多く含まれています。
また、カリウムも多く含むのでむくみ改善にもお勧めです。
ねぎの選び方・保存方法
選び方
緑色の部分が濃いもの、白い部分が長く張りとツヤのあるものを選びましょう。また、白い部分は巻がしっかりと固いもの、葉先がピンとしているものが新鮮です。
保存方法
白ねぎはラップに包んで野菜室で保存しましょう。
青ねぎは濡れた新聞紙で包んでから袋に入れて野菜室で保存しましょう。
刻んだねぎを保存袋に入れて冷凍しておくと、ちょっとしたときにすぐに使えるのでとても便利です。
それでは、お勧めの簡単ねぎレシピ2品をご紹介いたしましょう。
レシピ:ねぎのチーズ焼き
【材料】2人分
白ねぎ…1本
味噌…大さじ1
みりん…小さじ1
マヨネーズ…大さじ2
ピザ用チーズ…50g
一味唐辛子…・お好みで
【作り方】
(1)ねぎは5cmの長さに切り爪楊枝で何カ所か穴を開ける。
(2)ビニール袋に味噌、みりん、マヨネーズを入れよくもんで混ぜ合わせ、「1」を入れ20分ほど置いて味をなじませる。
(3)「2」の味噌を軽く拭き取り、耐熱皿に並べ、チーズをのせてトースターで10分ほど焦げ目が付くまで焼く。
お好みで一味唐辛子を振る。
★ねぎは加熱することで甘味が増します。
あと1品の副菜やおつまみにもピッタリなレシピです。
レシピ:豚肉のねぎまみれ
【材料】2人分
豚肉薄切り…200g
小麦粉…少々
油…大さじ1
青ねぎ(小口切り)…1/2束
塩、コショウ…各少々
ポン酢しょうゆ…適量
【作り方】
(1)豚肉に塩、コショウをして小麦粉をまぶし、油を熱したフライパンに入れカリカリになるまで焼く。
(2)「1」に青ねぎとポン酢しょうゆを混ぜ合わせたものをかける。
★青ねぎをたっぷり使用した簡単レシピです。豚肉をカリカリに焼くことがポイントです。
いかがでしたか?
今が旬のねぎを活用して美や健康に役立ててみてくださいね!