8月の旬な魚介といえば、イカ!
さまざまな種類のあるイカですが、日本でもっともポピュラーなスルメイカが旬をむかえます。
甘味も感じられますが、冷たく、すっきりと食べられるところも暑さで食欲が低下している夏にぴったりです。スーパーでも年中購入できるようになり、疲労回復などにもうれしい効果が期待できる栄養豊富なイカ。
夏におすすめのレシピもご紹介しましょう。
アドバイザー&レシピ提供:管理栄養士 岡田明子

13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。
ダイエットや健康関連の事業を行っている。
書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。
著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。
「イカ」のうれしい効果効能

イカには、高たんぱくで低脂質という特徴があります。
たんぱく質は骨や筋肉を作るために欠かせない重要な栄養素です。
同じくたんぱく質が多い食材である牛肉や豚肉などの肉類の場合、脂質も多くなりがちです。
イカは低脂質であるため、たくさん食べても太りにくく、体重や体型を気にする女性にとって、おすすめの食材です。
また、肝臓で胆汁酸の分泌を促進したり、肝細胞の再生を促進する、細胞膜を安定させるなど肝臓の機能を高め、コレステロールが原因となる症状を防ぐ働きもあるといわれるタウリンも含まれています。
美肌効果のあるコラーゲンも多く含まれていますので、女性にうれしい成分がたくさんあります。
イカのおすすめ選び方&保存方法
スーパーでよく売られているイカですが、6~8月に旬になるうま味成分が豊富なアオリイカ、7~9月はねっとりとした甘さが特徴のスルメイカ、10~1月ごろは、くせがなく、身もやわらかいヤリイカとそれぞれ旬があります。肉厚でもっちりとして甘味のあるコウイカは通年で楽しめます。
新鮮なわたは、塩辛やわた醤油じょうゆ、煮つけにも使用できます。
おいしいイカの選び方は、目が澄んでいるもの、ハリがあるもの、エンペラに透明感があるものです。
いたみやすい食材ですので、すぐに調理しない場合はワタや軟骨、目玉、くちばしを取り除いてから保存します。胴は水洗いして、しっかりと水気をふき取って、部位ごとにラップで包んで冷蔵庫に保存しましょう。
冷凍保存もできますので、下処理後、部位ごとにラップで包んで、冷凍しておくと使うときに便利です。冷蔵庫で自然解凍にするか、流水で解凍してから調理します。
おすすめ「イカレシピ」二品
・ねばねばいか刺しあえ麺

390 kcal
<材料>2人分
□そうめん 3ワ
□いか(刺身用)80g
□オクラ 5本
□長芋 5cm
□めんつゆ カップ1/2
□おろしわさび 適量
<作り方>
1.オクラは塩少々(分量外)でもみ、熱湯でさっとゆでてざるに上げ、端から3mm幅に切る。長芋は皮をむいてポリ袋に入れ、めん棒などでたたく。いかは水けを取り、6mm幅程度の細切りにする。
2.大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、そうめんを入れて菜ばしで大きく混ぜて、袋の表示時間どおりにゆでる。ざるに上げて流水をあて、冷めたら流水か氷水でもみ洗いし、しっかりと水けをきる。
3.そうめんを器に盛り、混ぜ合わせたオクラ、長芋といかをのせてわさびを添え、めんつゆをかけたらできあがり。
・なすといかの田舎煮

257 kcal
<材料>2人分
□なす 3本
□するめいか 小1ぱい
□オクラ 2本
□濃口しょうゆ 大さじ2
□砂糖 大さじ1
□酒 大さじ1
□煮干し 小10尾
□サラダ油 大さじ1と1/2
□塩 少々
<作り方>
1.するめいかは胴とワタごと足を抜き出し、ワタ、目と口ばしを除く。水洗いして、胴は1cm幅の輪切りにし、足は5~6cm長さに切り、ばらばらに切り離す。
2.オクラはガクをむき、塩をふってもむ。沸騰した湯に入れてさっとゆで、冷水にとり、斜め半分に切る。
3.なすはガクの先を切りそろえ、縦半分に切って皮目に斜めに細かく切り目を入れ、斜め半分に切る。
4.鍋にサラダ油を熱し、3のなすを皮目から入れて、2~3分炒め、水カップ1と1/2と濃口しょうゆ、砂糖、酒、煮干しを加え、煮立ったら1のいかを加え、落としぶたをして、弱めの中火で煮汁が1/3くらいになるまで煮る。火を止めて2のオクラを入れる。
器になすといか、オクラを盛り合わせたらできあがり。
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Wellfy
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