スリム&美肌を叶える「お粥」レシピ【管理栄養士監修】ご飯からOK!

お粥が美容&健康食として注目されているのをご存じでしょうか?

胃腸に優しく少ない量で満足できるので、ダイエットに効果的!
今回は「お粥」の美的な魅力をお伝えいたします。

目次

アドバイザー&レシピ提供:管理栄養士 岡田明子

13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。
ダイエットや健康関連の事業を行っている。
書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。
著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。

https://okada-akiko.com/

新解釈! お粥=美容食だった

禅宗の教えによると、お粥は古くから「十徳」があるとされてきた食べ物だそうです。

1.「色」顔色、肌つやをよくする。
2.「力」体力をつける。
3.「寿」寿命を延ばす。
4.「楽」胃に優しく体が楽になる。
5.「詩清弁」頭の働きが良くなって、弁舌も滑らかになる。
6.「宿便を除く」胸につかえない。
7.「風除」風邪をひかない。
8.「飢消」空腹を癒す。
9.「渇消」のどの渇きを癒す。
10.「大小便調適」大小便の通じが良くなる。

お経「僧祇律(そうぎりつ)」にも、このような体にうれしい10個の効果が記されています。

日本でお粥といえば、七草粥ですね。

毎年、1月7日に1年の無病息災を願っていただくという奈良時代から続く大切な行事です。そしてこれも、お正月に疲れた胃袋を整えるために食べるともいわれています。

また、韓国や中国には「お粥専門店」が多く存在し、まるでファーストフードのように日常的な「滋養食」として定着しています。

日本でも昔から健康のために取り入れられているお粥ですが、イメージとして、具合が悪くなってからや風邪のときにいただくもの、と思われがちです。

しかし、これまでお話ししたことからわかるように、お粥は「ダイエットや美容」などの効果も期待できる食べ物として、もっと活用してもよい食べ物なのです!

お粥で潤う肌&スッキリボディが手に入る!?

お粥は、お米やご飯を水で柔らかく煮ます。

そのため、少量のお米でカサが増え、かつ水分を多く含むおかげで、満腹感が得られます。さらに、カロリーカットはもちろん、冷えや便秘改善なども期待できます。

体調を整えながら無理なくダイエットを続けられるので、ぜひ取り入れたいですね。

また、消化もいいので食べ過ぎた時のリセット食として活用すれば、内臓を休めることができるのでおすすめです。

「肌は内臓の鏡」という言葉もあるほど、内臓はお肌の状態に影響するといわれています。なので、美肌への改善も期待できるといえます。

また白粥をアレンジして、目的別に食材を選んで一緒に煮込めばオリジナルの健康、美容食にもなります。

●美容粥
→白粥にビタミン、ミネラルたっぷりの野菜、海藻類、きのこ類を入れて。

●ダイエット粥
→肉や魚、卵などのたんぱく質を入れて煮込めば、満足感ある1品に。ダイエット中に不足しがちな、たんぱく質もとれます。

そこで今回は、ご飯から作る簡単な基本の白粥のレシピと、冷えと美肌ケアを叶える白粥のアレンジレシピを、ご紹介いたします。

美的粥レシピ:基本の白粥

まずは、基本の白粥レシピ。生米から作る方法もありますが、今回はお手軽にご飯での作る方法をご紹介します。

1人分 168kcal

【材料】1人分

●ご飯…100g
●水…300cc

【作り方】

(1)鍋にご飯と水を入れ、ほぐしながら強火にかける。
(2)沸騰したら弱火にして、10~15分煮る。
(3)お好みの固さになったら火を止める。

そして次は、冷え解消と美肌に効果的な食材を使った、美的粥レシピです♪

美的粥レシピ:冷え改善の美的粥

1人分 324kcal

【材料】1人分

●白粥…1人分
●豚ミンチ肉…50g
●ショウガみじん切り…小さじ1
●ゴマ油…小さじ1
●塩、こしょう…各少々
●テンメンジャン…小さじ1
●青ねぎみじん切り…少々
●すりゴマ…少々

【作り方】

(1)鍋にゴマ油を熱し、豚ミンチ、ショウガを入れ炒める。
(2) (1)に塩、こしょう、テンメンジャンを加え味付けする。その後、器に盛った白粥の上にかけ、青ネギとすりゴマを散らす。
(3)よく混ぜていただく。

★温め食材のショウガと、ゴマ油とゴマに含まれる血行促進のビタミンEが、体の芯から温めてくれます。また、筋肉をつくってくれる、たんぱく質の豚ミンチ肉も入った冷え撃退レシピです。

美的粥レシピ:美肌になるヘルシー美的粥

1人分 197kcal

【材料】1人分

●ご飯…100g
●水…300cc
●ミニトマト…3個
●わかめスープの素…1袋

【作り方】

(1)鍋にご飯、水、半分に切ったミニトマトを入れほぐしながら強火にかける。
(2)沸騰したら弱火にして10~15分煮る。
(3)お好みの固さになったらワカメスープの素を入れ、よくかき混ぜたら器に盛る。

★食物繊維の多いワカメが、腸をキレイにしてデトックスも期待できます。さらにトマトのリコピン、ビタミンCと合わせることで、美肌もサポート。
ワカメスープの素を活用すれば調味料が不要なので、簡単にアレンジレシピのでき上がりです!

「風邪のときに食べるもの」というお粥のイメージ、ちょっと変わったのではないでしょうか。

好みによって自分オリジナルの具材を加えるのもOKなので、上手に活用して美肌&スリムボディを同時に手に入れましょう!

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