購入するだけで社会貢献!レッドカップキャンペーンって知っている?

(アイキャッチ画像出典:WFP国連世界食糧計画)

この赤いカップのマークがついた商品、見かけたことはないでしょうか?
今回は、このマークのついた商品を購入するだけで途上国の学校給食支援になるという「レッドカップキャンペーン」をご紹介します。

目次

レッドカップキャンペーンとは?

(画像:©2024Maki,NAGAI)

一言で言うと、国連WFP(後述)が取り組む、学校給食支援の一環です。
赤いカップをモチーフにしたロゴのついた商品を購入すると、その売上の一部が途上国の子どもたちの学校給食に支援されるというものです。

2011年にスタートし、今年で13年目!ということで、2023年までの累計で約2,800万人の子どもたちに学校給食を届ける活動に役立てられてきました。

学校給食はただ、子どもたちを飢餓から救うだけではありません。子どもたちの栄養状態を改善し、学びの機会を広げ、家計を助け、暮らしを守る手段となります。また、途上国ではまだまだ低い女子の就学率を高め、自分の夢を持った若者は社会や国の発展の力になります。地域産業の振興や食料生産性も向上させる学校給食支援はSDGsの貢献にもつながるのです。

国連WFPとは?

国連WFPとは、WFP国連世界食糧計画(飢餓ゼロを使命として活動する国連唯一の食料支援機関)日本事務所と認定NPO法人国連WFP協会(WFP国連世界食糧計画の理念と活動を日本において普及・啓発する公式支援窓口)という二つの団体の総称です。

WFP国連世界食糧計画日本事務所:日本政府やNGO、企業などとの協力推進、および広報活動
国連WFP協会:募金活動や、企業・団体との協力関係の推進、広報活動を通して日本における
支援の輪の拡大

国連WFPは、SDGs(※)の目標2「飢餓をゼロに」が他の目標達成の基盤にもなるとの考えのもと、パートナーシップを通じてその実現を目指しています。
具体的には、学校給食支援、母子栄養支援、自然災害時の緊急支援などさまざまな食料支援に取り組んでいます。

赤いカップがモチーフなのはなぜ?

画像:©Mayumi Rui

画像:©Mayumi Rui

赤いカップ、実はルワンダなどで給食を入れる容器として使われているのです。
給食支援のモチーフにピッタリなアイテムなのですね。

国連WFPが出展するイベントなどでは、「レッドカップキャンペーン」のマークがそのままカップになったバイオマス樹脂製のオリジナルの「レッドカップ」500円(税込)を購入することができます。約4日分の給食支援につながります。

「募金」や「寄付」はハードルが高いと感じる方も、普段のお買い物ならば取り組みやすいですよね。
手軽に途上国に支援ができ、SDGsに貢献できてしまう「レッドカップキャンペーン」。

対象商品は

レッドカップキャンペーンサイト https://www.jawfp.org/redcup/

の「参加方法」をクリックすれば簡単に探すことができます。

(画像:©2024Maki,NAGAI)

食品や日用品販売の会社を中心とする65社以上(記事執筆時)が参加しているので、もしかすると知らずに「レッドカップキャンペーン」に参加していたという方もいるかもしれません。

身近な商品の購入が、世界の子どもたちを飢餓や未来から救うのに役立つなんてエシカルですよね。
あなたもレッドカップマークを探してみてください。

※SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標):2030年までに達成すべき17の国際社会の目標をまとめたもの。

出典
WFP国連世界食糧計画(WFP)公式サイト https://ja.wfp.org/

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この記事を書いた人

大学卒業後、国語学会で学術雑誌の編集と秘書を兼任。その後、放送作家と並行してテレビ局、制作会社で番組制作を行う。演者側だった学生時代から継続して様々な形でエンタテインメントに関わる。現在は書く仕事に加え、講師、カフェスタッフ等パラレルワーカー。原則、メディアと明かさず自費で情報収集することで媚びない正直な記事を目指す。得意分野はエンタメ・ビューティ・美味しい。

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