攻撃的な人の心理とは?特徴・原因・心理を知ってストレスを減らす対処法

学校や職場など、日常生活でやたらと攻撃的な人に出会ったことはありませんか?

いきなり怒鳴りつける、批判ばかりする、不機嫌な態度で威圧してくる——

このような攻撃的な人と関わるのは大きなストレスになります。できれば関わるのを避けたいところですが、その攻撃的な人が身内や上司、同僚、友達だった場合、関係をすぐに断ち切るのは難しいでしょう。

本記事では、攻撃的な人に出会ってしまった時の対処法をご紹介します。

適切な対処法を知れば、ストレスを最小限に抑えることができるでしょう。また、攻撃的になってしまう人の心理、背景などを解説していきますので、

なんでこの人やたらと攻撃的なの?

と疑問に感じている方は、本記事をぜひチェックしてみてください。

目次

攻撃的な人とは?アグレッシブな人とはどう違うの?

攻撃的な人は「アグレッシブ(積極的な)」な人と混同されることがあります。しかし、実はこの二つは大きく異なります。

攻撃的な人

他者を傷つける言動をする、敵意をむき出しにする、言葉や態度で相手を威圧する、八つ当たりする。

積極的な人(アグレッシブな人)

目標に向かって積極的に行動する。他人を傷つけたり敵意をむき出しにしたりすることはない。

攻撃的な人とアグレッシブな人には、上記のような違いがあります。

例えば、仕事で数値目標を設定している上司が、部下に対してノルマを達成するように怒鳴ったり圧力をかけてきたりする場合、その上司は攻撃的な人です。

一方、がむしゃらに数値を追いかけて、「一緒に頑張ろう。ここを工夫したらよりノルマが達成しやすくなるかも」など部下の立場に立って具体的に考えてくれるのは、アグレッシブな人だと言えます。

攻撃的な人は他者を傷つけたり威圧したりする一方で、アグレッシブな人は前向きなエネルギーを持ち、目標達成のために積極的に行動する傾向があります。

また、攻撃的な人は周囲を圧迫して自分の優位性を保とうとする一方、アグレッシブな人は他人を巻き込みながら目標を達成します。そのため、攻撃的な言動は人間関係に悪影響を与えますが、アグレッシブな行動は自己成長につながるだけでなく、周囲にまでいい影響を与える可能性があるのです。

アグレッシブな人は、周囲の人から「張り切りすぎて鬱陶しい」「圧が強い」と評されることもありますが、攻撃的な人に比べれば害は少ないと言えるでしょう。

攻撃的な人の特徴。人によって態度を変える小心者

次に、攻撃的な人に共通してみられる特徴について見ていきましょう。

高圧的で上から目線・マウンティング気質

攻撃的な人は、自分が上に立ちたいと考えます。そのため、他人を見下す言動をすることが少なくありません。

言葉や言い方がきつい

同じ内容のことであっても、言い方によって受け取り手の心情は変わってきます。攻撃的な人は、相手が傷つくこともお構いなしに(時にはわざと傷つけようとして)言葉を選ぶので、言葉がきつくなりがちです。

感情的に否定することが多い

他人の意見を認めず、常に否定的だ、という特徴もあります。攻撃的な人は合理的に批評、批判するのではなく、ただ相手の言動を感情的に否定する、という特徴があります。

感情の起伏が激しくて一緒にいると疲れる

攻撃的な人は些細なことでキレます。機嫌が良かったと思ったら、その5分後には予期せぬことでキレたり、落ち込んだりして、情緒不安定です。情緒不安定だからこそ、キレやすい、とも言えるでしょう。

自己中心的、わがまま

攻撃的な人は、自分を中心に世界が回っていないと気に食わない傾向があります。それゆえ、自分が無視されているとか、軽んじられていると感じたら、キレてしまうのです。

相手を支配しようとする

攻撃的な人は、自分の意見を相手に押し付けたり、相手を自分の言う通りに動かそうとしたりすることも多々あります。「謝れ!」「土下座しろ!」など、命令してくることも珍しくないのです。

攻撃的は人は相手によって態度を変える

攻撃的な人は、誰にでも攻撃的なわけではありません。

例えば「ぶつかりおじさん」は、自分より体力がなさそうな女性をターゲットにします。攻撃的な人は、不正を働いている巨悪に対して攻撃するようなことはしません。攻撃的な人は、自分が攻撃しても無傷でいられると思う相手にしか攻撃しない、卑劣な人であり小心者でもあるのです。

このような特徴を持つ人は、職場や家庭でもトラブルを引き起こしやすい傾向があります。

例えば、職場でパワハラ、セクハラをおこなったり、家庭でモラハラやDV、カップル間でもモラハラやデートDVをおこなったりすることもあるのです。

【なぜ】攻撃的な人の心理とは?欲求不満が原因のひとつ?

攻撃的な態度を取る人に出会うと、

「なんでこんなに怒っているの?」「どうしてそんな言い方をするの?」

と戸惑ってしまいますよね。

攻撃的な人は、なぜ攻撃的になってしまったのでしょうか?

必ずしも生まれつき攻撃的なわけではありません。その裏には心理的な理由過去の経験が関係していることが多いのです。

過去のトラウマや環境が影響している

人は自分がもらったものしか他人に与えることはできない。

という言葉がある通り、攻撃的な人は、かつて攻撃された人です。

例えば、幼少期に攻撃的な父母に育てられたとか、周囲に攻撃的な人がいたために、攻撃的になる方法を学習してしまったパターンもあります。

また、いじめの経験がある人も攻撃的になりやすい傾向があります。


攻撃的な人は意外に打たれ弱い・防衛本能が強い

攻撃的な人は、意外と繊細傷つきやすい一面を持っています。

「自分は他者から攻撃されている」という被害者意識が強い人は、他人に攻撃される前に攻撃しようとしてしまいます。

被害者意識が強くなってしまった原因は、人それぞれで、実際にたくさん辛い目に遭って、被害者意識を持ってしまっても仕方がない人もいるのです。そういった人は、攻撃する意思がない人の言動にも過敏に反応し、怖いと感じてしまい、先に攻撃を仕掛けてしまう傾向があります。

また、自分の弱さを隠すために無理に強気な態度を取り、結果として攻撃的になってしまう人もいます。いわゆる「弱い犬ほどよく吠える」という状態です。 

自己肯定感が低い・劣等感、不安感、不幸せ感が強い

自分に自信が持てない人ほど、他人を見下すことで優位に立とうとすることがあります。

ネットなどで他人に誹謗中傷を繰り返すタイプの人が、このケースに当てはまります。

現状の自分の生き方に満足できていない人は、他人を見下すことで、「自分の生き方は正しかったのだ」と思いたがるものです。

ストレスが多いけど発散方法がわからない

日々の生活で溜まったストレスが蓄積され、その怒りが他人への攻撃として表に出てしまうケースも少なくありません。

本人はただイライラしているだけでも、周囲に対してきつい言い方をしたり、攻撃的な態度になってしまったりすることがあります。ストレスの発散方法をうまく見つけられていない人ほど、怒りのコントロールが難しくなります。

権力欲、支配欲が満たせていない

権力欲や支配欲が満たせないために、攻撃をしてその欲を満たそうとする人もいます。しかし、攻撃をしても相手が自分にひれ伏してくれる時ばかりではないので、欲求不満は溜まるばかりなのです。

基本的に、攻撃的な人は欲求不満です。攻撃的な人は、自分の欲求の適切な満たし方が見つからず、途方に暮れている人だと言えるでしょう。

本来なら、自分の欲求に向き合う必要があるのですが、それができていないために欲求不満になります。

つまり、攻撃的な人は、自分と向き合うことから逃げている人なのです。

攻撃的な人との付き合い方・上手な対処法

攻撃的な人に対して感情的に反応すると、状況はさらに悪化します。

例えば、怒鳴られたときに怒鳴り返しても、言い争いがヒートアップするだけで、お互いに消耗してしまいますよね。では、そんなときどう対応すればいいのでしょうか?

最後に、自分を守りながら冷静に対処するための方法をご紹介します。

まずは「冷静さ」を保つことがカギ

相手が感情的になっているからといって、影響されたり振り回されたりしようにしましょう。挑発に乗らず、落ち着いた態度で接しましょう。

感情的な反応を返すことで、相手の怒りに燃料を注ぐような結果になることも。感情は表に出さず、あくまで冷静に対応しましょう。

攻撃的な人から離れる・距離を取る

可能であれば、物理的、心理的距離を置きましょう。やり取りは必要最低限にとどめ、無理に仲良くしようとしないこと。

「攻撃的な人だけど仲良くしよう。そしたらきっと変わってくるはず」という態度はお勧めできません。攻撃的な人と仲良くするということは、その攻撃性を許容するというメッセージになりかねません。

あなたが距離を置くことで、相手が自分の言動を振り返るきっかけになるかもしれません。

攻撃的な人に反論しない・受け流す姿勢を持つ

すべての人が理性的に話し合えるとは限りません。特に、話が通じない相手に対しては正面から向き合おうとするほど疲れるだけです。

「そうなんだね」と軽く受け流したり、真剣に向き合わずスルーすることも自分を守る手段のひとつです。

攻撃的な人には毅然とした態度で「NO」を伝える

相手の言動が明らかに行き過ぎている場合は、はっきりと拒否の姿勢を示すことも大切です。

「その言い方は不快です」「これ以上話すつもりはありません」

と冷静に伝えることで、境界線をはっきりさせましょう。

曖昧な態度を取ると、「受け入れられている」と誤解されてしまうこともあるため、毅然とした対応が必要です。

攻撃的な人と二人きりにならない。第三者を交えて話す

攻撃的な相手と話をしなければならない場合には、信頼できる第三者を介入させましょう。

二人きりだと相手の感情が昂ってより攻撃的になってしまう可能性があります。

職場なら上司や人事に、家庭やパートナー間でも、第三者の存在が話し合いを冷静に進めるきっかけになるでしょう。第三者を交えることで解決の糸口が見つかる場合もあります。

攻撃的な人の背景を理解し、寄り添う余地があるなら

相手が家族やパートナー、大切な友人であれば、攻撃的な言動の裏にある気持ちや背景を想像して、寄り添ってみる方法も試してみましょう。

反発するのではなく、相手の背景を理解することで気持ちを切り替えるのです。

「この人は満たされない欲求があるんだ」「トラウマがあるのかも」

相手の心理を想像してみると、心が少し穏やかになるかもしれません。

相手が落ち着いたタイミングでカウンセリングなどを勧めてみるのもいいでしょう。

ただし、自分が我慢しすぎないよう注意してくださいね。

セルフケアを優先する

攻撃的な人と接していて疲れを感じたら、無理に関わらず、まずは自分を労わる時間を大切にしましょう。ゆっくりお風呂に入る、自然の中を歩く、趣味に没頭するなど、自分なりのリラックス方法を見つけておくと安心です。

人間関係において何より大切なのは、あなた自身の心の安定です。自分の心を守ることを優先して考えましょう。

さいごに。攻撃的な人から距離をとり、自分を大切にしよう

理由がどうであれ、攻撃的な人と関わると、強いストレスを感じがちです。

最初は「嫌い」「苦手だし疲れる」だけかもしれませんが、長期にわたって関係が続いた場合、自己肯定感が低下したり、うつっぽくなったりと、ダイレクトにメンタルヘルスに影響が出るケースも珍しくありません。

攻撃的な人がそうなってしまった背景を想像することは大切ですが、自分の心の健康が損なわれてしまったら、元も子もありません。攻撃的な人と一緒にいることが辛いなら、物理的にも精神的にも距離を取るのが一番の方法です。

無理に相手を変えようとせず、自分を大切にすることを最優先にしましょう。

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この記事を書いた人

編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、執筆・連載中。視界が開けるような記事を発信していきたいです。

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