最近、彼とケンカばかりしてしまう…。
些細なことでイライラしたり、時には彼に会うのが面倒に思ってしまう。
自分だけが相手のことを好きなように思えて温度差を感じる。
など悩んでいませんか?もしかしたら、それは「倦怠期」のサインかもしれません。
カップルに訪れる倦怠期は、誰にでも起こり得るもの。ですが、乗り越え方次第では、関係をさらに深めるチャンスに変えることもできます。
この記事では、倦怠期の原因や訪れるタイミング、セルフチェック方法、そして乗り越え方をわかりやすく解説します。
マンネリな関係の乗り越え方を理解して、彼との関係をより良いものにするためのヒントをお届けします!
そもそも倦怠期とは?いつくるの?

「倦怠期(けんたいき)」を辞典で調べると、「飽きて嫌になる時期。特に夫婦の間柄についていう」と記載されています(※)。
つまり、倦怠期とは、パートナーに飽きて、嫌に感じてしまう状態のこと。
※出典 コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%80%A6%E6%80%A0%E6%9C%9F-492638
倦怠期はいつくるの?訪れる時期
倦怠期が訪れる時期は、明確な定義はありませんが、例えば付き合って3ヶ月頃からや3年目など、だいたい3のつく節目にやってくるなんてよく言われます。
しかし、全てのカップルに当てはまるわけではなく、倦怠期がくるタイミングは半年だったり5年目だったり、カップルそれぞれ。また、倦怠期が訪れないカップルもいます。
倦怠期の期間はいつまで続く?
倦怠期がどのぐらいの期間続くかは、カップルによって違います。
1か月程度で倦怠期が解消するカップルもいれば、1年ほど続いてしまうカップルもいます。
ただし、倦怠期があまり長く続いてしまうと、浮気や別れにつながってしまう場合もありますので、倦怠期かも…と思ったら、早めに対策を講じたほうが良いと思います。
さて続いては、なんとなくマンネリ化している気がしたり、相手にイライラしているという人のために、自分たちが倦怠期かどうかの判断の目安になる診断チェックをご紹介します。
今の状態は大丈夫?カップル「倦怠期レベル」診断チェック
自分や相手に当てはまることがないか、普段の行動を思い返しながら、チェックしてみてくださいね。当てはまる項目が多いほど、倦怠期の可能性が大きいといえます。
全15問
- 一緒にいても話すことがない
- LINEメッセージや電話がそっけなくなった
- そもそもコミュニケーションが減った
- 相手に返事するのが面倒でスルーしたことがある
- お互い愛や感謝の言葉を言わなくなった
- スキンシップがかなり減った
- 相手が家に遊びにくるときもしっかり準備しなくなった
- デートでもメイクや服装に気を使わなくなった
- 最近、デートの場所はだいたい同じ
- というか、会うのが面倒くさいことがある
- 相手の言動にイライラしてしまう
- 相手にドキドキすることがなくなった
- 同棲している
- 相手または自分の恋愛の優先順位が下がった気がする
- ふたりの間に温度差がある
10個以上当てはまったらかなり危険かも。
続いては、倦怠期を乗り越えるためにまず知っておいてほしい、倦怠期の原因と訪れるステップについてお話します。
倦怠期の乗り越え方のヒントにもなります。
ラブラブな恋人だったのに…倦怠期が訪れる理由・原因って?

倦怠期になると、相手にイライラしたり、面倒くさく感じることすらあります。
付き合い始めは、あんなにラブラブだったのになぜ?と思いますよね。
恋愛ホルモンPEAの減少が倦怠期を招く
私たち人間は恋をすると、体内でPEA(フェネチルアミン)という恋愛ホルモンが分泌されます。
PEAは興奮系ホルモンのドーパミンを誘発する働きを持ち、恋愛のドキドキ感や快感をもたらします。
このPEAは、分泌されてから3か月程度で減少しはじめ、3年経つ頃には分泌されなくなるそうです。倦怠期が訪れやすいと言われているタイミングと被っていることがわかります。PEAの減少がマンネリや倦怠期の正体だったんですね。
「PEAがずっと分泌されれば倦怠期が訪れなくていいのに」と思うかもしれませんが、そうすると、体はずっと緊張状態や不安状態か続いてしまい、脳にとってもよくないため、ある程度の期間で分泌されなくなり、相手を理性的に見るようになるんだそうです。
イライラの正体はこれだけとは限りませんが、倦怠期においては、大きな要因のひとつと考えられています。
恋が実った安心感が倦怠期を招く

付き合う前や付き合いたての頃は、いろんな手を使って、相手を自分に振り向かせようと努力しますよね。
しかし、付き合いだして少し時間が経つと、人は「もう恋は実った!手に入れた!」と安心してしまいます。これも倦怠期を招く原因のひとつです。
特に男性は女性よりも「釣った魚に餌をやらない」タイプの人が多く、恋が実り彼女を手に入れたと認識したら、マンネリ化しだす人が少なくないようです。
「一緒にいて当たり前」といった感覚が倦怠期を招く
こちらは3年以上と長く付き合っている倦怠期カップルによく見られる原因です。
付き合いが安定して、お互い浮気する心配もない、喧嘩を多くするわけでもない、ずっとこのまま一緒にいるだろう…。
このような刺激のない「当たり前」の関係になってしまうと、倦怠期が訪れることがあります。
よく恋愛において「追われる女を目指せ」なんて言いますが、それは「当たり前」の存在になる=倦怠期の原因を作るな、という意味かもしれません。

デートがマンネリ化していることが倦怠期を招く

付き合いはじめの頃は、一緒に行きたい場所がたくさんあったはずなのに、いつの間にかデートは基本おうちデート、食事にいくのも決まったお店など、デートがマンネリ化している…。そんなことありませんか?
デートのマンネリ化も倦怠期の原因になることがあります。いつも同じパターンの行動をとっていると、誰でも飽きてしまうでしょう…。

「またここ?」「いつもおうちデート?」
なんて考えはじめたら、危険信号といえます。
仕事の忙しさなどが原因ですれ違いが増えて倦怠期に…
仕事などで忙しかったりして、すれ違いが起きてしまうのも倦怠期につながることがあります。
付き合いはじめは彼氏と毎週、または週に何度もデートしていたのに、忙しくて会えない日々が続くと、お互いにココロの距離を感じてしまうでしょう。また、忙しいと自分だけのことでいっぱいになって、相手のことを思いやる余裕もなくなってしまいます。
すると、ラブラブ度は下がってしまいますから、倦怠期が訪れるのは不思議ではないかもしれません。
同棲カップルにありがち!自分磨きしなくなることが倦怠期を招く


付き合う前や付き合いたての頃は、メイクにもファションにも、相手を意識して気合いを入れていたのに、だんだん気を使わなくなった…そんなことありませんか?
(筆者はあります。太ったり、メイクしなくなったりしました。反省!)
彼女も彼氏も、お互い「恋人のために素敵な自分でいよう」と行動しなくなったら、冷めてしまいます。
いつもだらしない格好でも恥じらいを感じなくなってしまったら、さらに危険。新鮮味やドキドキ感がなくなり、マンネリ化してしまい、倦怠期のきっかけの一つになりえるでしょう。
いろいろな原因によって訪れる倦怠期ですが、どのような段階を経てくるのでしょうか?
続いては、倦怠期が訪れるステップについて解説します。
心理学的で見る倦怠期が訪れる3ステップとその先
心理学的にみると、人が出会ってから倦怠期が訪れるまでには、3つのステップがあるとされています。では、どのようなステップで、倦怠期が訪れるのか見ていきましょう。
STEP1:ロマンス期
付き合う前や付き合いたての頃です。
STEP2:パワーストラグル期
倦怠期の前段階~倦怠期初期といえます。
そのことで、ケンカが増えたり、相手の気に入らない部分が目についたりして、イライラしはじめます。
STEP:3デッドゾーン期
イライラもケンカも通り越して、相手への期待感もなくなる、冷え切った関係といえます。倦怠期の真っ只中といえます。
3ステップの後にやってくる相互依存期
パワーストラグル期とデッドゾーン期を乗り超えると、相互依存期がやってきます。
これは、ロマンス期よりはるかにラブラブなモードに入れる時期のようなものですが、この時期を体験しないまま別れてしまうカップルや、ずっとパワーストラグル期とデッドゾーン期を繰り返して終わるカップルもいます。
多くのカップルに訪れる倦怠期。でも、せっかく大切な人と一緒にいるのに、倦怠期のせいで別れるなんて悲しいですよね。
ただ、乗り越え方次第では、倦怠期を二人の絆を深めるきっかけにすることもできます。
では、この倦怠期を乗り越えるには、どうしたらいいのでしょうか?倦怠期の乗り越え方をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
別れと無縁の長続きするカップルに!恋愛倦怠期の乗り越え方
彼氏・彼女の良いところ、好きなところを見直す


まずは相手を見直してみましょう。相手の良いところ、どこを好きになったかをもう一度見直してみるのです。紙に相手の好きなところ、良いところを書き出してみるのもおすすめです。




自分自身を振り返る
相手に対して不満がある時は、自分も相手をイライラさせてしまっていないか、心当たりがある場合はどうしたらその不満を解消させることができるのか、考えてみるようにしましょう。
相手を責めるだけではなく、自分も悪いところがないか、見つめなおす時間も必要です。
一緒にいる時間を減らして距離を置く
倦怠期は恋人と一緒にいることが当たり前になって刺激がなくなることが原因で訪れることが多いですから、一緒にいる時間を減らして距離を置くことも倦怠期の乗り越え方のひとつです。
それとなくデートの頻度を減らしてみるのも良いですし、同棲している場合は、理由を作って、一時的に実家に戻ってみるのも良いです。
見た目を変えて脳に刺激を与える


例えば、長かった髪をバッサリ切ってみる、ナチュラルメイクだったのを濃い目に変えてみる、ジーンズスタイルが多かったのを、スカートスタイルに変えてみるなど、自分にも、相手にも分かる見た目の変化をつけて、脳に刺激を与えてみましょう。
共通の楽しみをもつ
二人で同じ趣味や楽しみをもつことは、倦怠期を乗り越えるのに効果的。スポーツ、旅行、登山など、なんでもOK。
できれば、ひとつの目標に向けて、一緒に頑張れる何かであればより良いでしょう。例えば、登山であれば、頂上を目指す目標は一緒ですし、旅行でも、「今年は三か国めぐるのを目標にしよう」など、共通の目標に向かって日々頑張るというのも良いです。
今までしたことのないような新鮮なデートをする


先ほどもお話しましたが、デートがマンネリ化すると倦怠期の原因になりやすくなります。
いつも近場やおうちデートというカップルは、今まで行ったことがない新しい場所に行ってみましょう。旅行をするのもおすすめです。


素直な気持ちを言葉で伝えてみよう
付き合いはじめは、言えていた「好き」や「愛してる」の言葉も、倦怠期突入カップルにとっては、伝えるのが恥ずかしかったり、ケンカ中で言いたくない言葉だったりすることも。
中には「ありがとう」の言葉さえも、倦怠期で言いづらくなっているカップルもいるかもしれません。
もしも、あなたが恥ずかしいな、言いにくいなと感じている場合は、間違いなく、相手も同じように思っていることでしょう。
そんなときは、あなたの方から「好き」や、感謝の気持ちを言葉にして言ってみてください。
言葉で難しい場合は、LINEで伝える方法でも構いません。
ゆっくり話し合いをする


倦怠期には会話が極端に減っている場合が多いです。そこで、カップルでゆっくり会話をする話し合いの時間を設けることをおすすめします。
ちょっと恥ずかしいな…という場合は、お酒の力を借りるのもありです。
倦怠期に突入していると、そこには「このまま終わりか」「相手は自分にもう気持ちがないのかな」といった不安が生まれます。
ただし、喧嘩口調は関係悪化につながるので絶対NGです!
今、倦怠期という方は、どの乗り越え方でも良いので、ぜひ取り入れてみてください。
続いては逆に、カップル仲を悪化させてしまう、倦怠期にやってはいけない乗り越え方についてお話します。
倦怠期の乗り越え方でやってはいけないNG行動
相手を傷つけたり余計なことを言って波風を立てるのは危険!
わざと相手が傷つく言葉を発したり、相手が嫌だと思っていることを発言したりして、波風を立てるのはやめましょう。


相手の浮気・二股を疑う


自分は倦怠期でないのに、彼氏だけ倦怠期に突入してしまったときにやりがちなNG行動が浮気を疑うことです。
もう自分に気持ちがないのか、他に好きな人ができたのではないか、と自分だけ不安になっているかもしれません。しかし、彼氏の気持ちが落ち着いているだけで、浮気をしているとは限りません。
浮気をしていないのに、疑われてしまうと、彼氏が嫌気をさすかもしれません。




なんでもかんでも手抜き…
付き合いはじめは、彼氏を意識してしっかりやっていた、メイクやおしゃれ、気遣い、料理など。
でも最近では、ファッションも適当、料理も手抜き料理や外食ばかりで、ムダ毛処理も怠けています…なんていうことはありませんか?
距離を置きすぎる


乗り越え方に「距離を置く」とい方法もありますが、極端にならないようにしましょう。
この時期に距離を置きすぎてしまうと、場合によっては、本当にこのままお別れというパターンもあります。
適度な距離であれば問題ありませんが、置きすぎによる自然消滅にならないように、注意が必要です。
浮気する・他の異性と遊ぶ
たとえ友達でも、異性とふたりきりで遊びに行くことは避けた方がいいです。
倦怠期は、ただでさえ、相手にイラついたり、不信感をもってしまったり、嫌なところが目につきやすいもの。
そんな時に相手の信頼を失うような行動をとると、



じゃあ俺も遊んじゃおう



あいつの軽いところが嫌だな
と思われてしまうかもしれません。
相手の気を引きたい気持ちもあるかもしれませんが、倦怠期を乗り越えたいのであれば、避けましょう。
乗り越えるために無理やり距離を縮めようとする
倦怠期に入った人のなかには、早くラブラブな状態に戻りたくて、いろいろ積極的に対策をとる人もいるでしょう。対策を講じるのは良いことですが、相手の状態を考えずに無理やり距離を縮めようとするのはNG。
例えば、



「最近、どうしたの?」「好きじゃなくなったの?」
などと詰め寄ったり、過剰に尽くしたりなどはやめておきましょう。
倦怠期の乗り越え方次第で二人の絆はさらに強くなる
できることであれば、好きな人とケンカなんかしたくないし、小さなことでイライラもしたくないですよね。倦怠期なんてなくていいから、ずっと仲良く楽しく過ごせたらどんなにいいか、と思うかもしれません。
ですが、倦怠期はお互いのことを見つめ直す、いいきっかけにもなります。お互いの変化やカップル仲の成熟を受け入れ、話し合いながら、上手に倦怠期を乗り越えてみてくださいね。
倦怠期の壁をふたりで乗り越えることによって、きっと、さらに強い絆で結ばれたふたりになるはずですよ。





