話し始めた途端、「私もさ〜」と話を奪われる。やっと話せたと思ったら、スマホを見ながら「うんうん」と聞き流される。相談したいのに、最後まで聞かずにアドバイスしてくる。こんな経験、ありませんか?
いわゆる、人の話を聞かない人。
話を聞いてもらえなかったり、遮られたりするのって、とてもストレスですよね。
今回は、そんな人の話を聞かない人の特徴・心理や対応方法、ストレスのない話し方のヒントをご紹介します。
【3つのタイプ】人の話を聞かない人の特徴

まずは、人の話を聞かない人の特徴について確認しましょう。人の話を聞かない人には、主に3つのタイプが存在します。
【話泥棒タイプ】自分の話にすり替える
最も多いのは、話泥棒タイプです。
話泥棒タイプは、あなたが「最近仕事が大変で…」と言った瞬間、「わかる!私なんてもっと大変でさ〜」と自分の話に持っていきます。あなたが「体調が悪くて」と言ったら、「私も最近病院に通っていて〜」と自分の話にしてしまいます。
話泥棒タイプの人は大抵、悪気が全くありません。共感しようとして、自分の経験を話し始め、止まらなくなっているのです。結果、あなたの話は霞んでしまいます。
【偽解決策提示タイプ】話を聞かずにアドバイス

まだ状況を説明している途中なのに「それってこうすればいいじゃん」と結論を出してくる人もいます。
こういった偽の解決策を提示してくるタイプの人は「助けてあげたい」と思っています。あるいは、「自分の方が頭がいい・経験が豊富・知識が多い」から、「教えてあげたい」と考えています。
しかし、彼らが提示してくる解決策は、往々にして現実的ではありません。また、あなたが求めているのは実行不可能な解決策ではなくて、ただ聞いてほしいだけの場合も多々あります。
偽解決策提示タイプとの会話がストレスなのは、彼らが若干上から目線でアドバイスしてくることが多いからです。
【上の空タイプ】聞いているようで聞いていない
スマホを触りながら、あるいはテレビを見ながら、「うん」「へえ」と返事はするけど、明らかに聞いていない人もいます。
後で「さっき言ってたあれだけど」と話を振ると「え、何だっけ?」と覚えていません。
なぜ人の話を聞けないのか?人の話を聞かない人の心理・性格

話を聞かない人たちを責めたくなる気持ち、わかります。しかし、彼らには彼らなりの話を聞けないOR聞かない理由があるのです。
人の話を聞かない人は…自分の話をしたくて仕方ない
承認欲求が強い人は、常に「自分を見て」「自分の話を聞いて」という気持ちでいっぱいの人もいます。彼らは承認を強く求めているため、自分の話ばかりしたがり、あなたの話を聞く余裕がないのです。
人の話を聞かない人は…話を聞いてもらえていない
話泥棒たちは、日常生活で自分の話を真剣に聞いてもらう機会が少ない人たちです。話を聞いてもらう経験が不足しているため、あなたと話すときに、「聞いて聞いて」モードになり、会話のキャッチボールができないでいるのでしょう。
人の話を聞かない人は…相手の話を受け止める余裕がない
自分自身が不安だったり、満たされていなかったりすると、他人の話を聞く心の余裕が持てません。心に余裕がなく、自分のことで精一杯なのです。
人の話を聞かない人は…話を聞かない人が多い家庭で育った
育った環境によっては「人の話を最後まで聞く」ことを学ばなかった人もいます。家族全員が話を遮り合う家庭だったり、常に競争で自己主張しないと埋もれてしまう環境だったりする場合もあるのです。
子供のころの育った環境が影響・原因となり、大人になってから「話を聞けない・聞かない人」といった特徴・障害が出てくることもあります。
人の話を聞かない人は…良かれと思っている
特に偽解決策提示タイプは、本当に良かれと思ってアドバイスしています。「早く解決してあげたい」という親切心が、裏目に出ているだけだとも捉えられるでしょう。

人の話を聞かない人とどう接する?心が消耗しない対処法6選

話を聞かない人は、聞かない理由があります。彼らが、話を聞く人に変わる可能性はあるでしょう。ですが、あなたが相手を変えようとしても、疲れるだけです。自分で変わりたいと思わなければ、人は変わりません。
ですから、相手が変わるのを待つのではなく、あなたの関わり方、対応の仕方を変えましょう。
期待値を下げる
「この人には話を聞いてもらえない」と最初から割り切ってしまうと、楽になります。
この人には相談しない、深い話はしない。そう決めてしまえば、モヤモヤも減るでしょう。
話す相手を選ぶ
ちゃんと話を聞いてくれる人は、必ずいます。その人に話しましょう。話を聞かない人には、天気の話や当たり障りのない話だけをしておけばいいのです。
「聞いてもらえている」と思わない
上の空タイプに話すときは、最初から「聞いてもらえてない」前提で話しましょう。
話しながら自分の中で考えを整理する…など、会話の目的を変えることで、相手が聞いてなくてもダメージは少なくなります。
4.時間を決める
話泥棒タイプには、最初から時間制限を設けてみてください。
「今から10分だけ聞いてほしいんだけど」と前置きしておくと、相手も(一応は)最後まで聞こうとしてくれるでしょう。
5.相手を変えようとしない・こういう人だと割り切る
話を聞いてくれない人には、「なんで話を聞いてくれないの?」とつい責めたくなるものです。
ですが、「ちゃんと話を聞いて」と説教しても、変わる人はほとんどいません。それどころか、関係がギクシャクするだけです。残念ですが、人の性格はそう簡単には変わりません。自分が「話を聞けていない」と気づいていない人は、指摘されても「そんなことない」と否定するでしょう。
相手を変えようとするエネルギーは、無駄になることが多いです。
疲れるだけなので、この人はこういう人だ、と割り切りましょう。そうすると、欠点だけではなく、美点も見えてくるかもしれません。
6.距離を取る
どうしても話を聞いてもらえないことがストレスなら、その人との距離を取ることも検討してみましょう。
会う回数を減らす、深い話はしない、連絡を最小限にするなどの対策をとり、自分の心を守ってください。
「人に話を聞いてもらう体験」足りていますか?対応方法
人の話を聞かない人と距離を取っても、まだストレスを感じるなら、あなた自身に「人に話を聞いてもらう体験」が不足しているのかもしれません。意識して、自分の話を聞いてもらう体験を増やしましょう。
自分で自分の声に耳を傾ける
誰かに聞いてもらえなくても、自分で自分の気持ちを聞いてあげることはできます。
聞いてくれる人を大切にする
あなたの話をちゃんと聞いてくれる人を、もっと大切にしましょう。
プロに話す
カウンセラーやコーチなど、話を聞くプロに頼ることも一つの方法です。お金はかかりますが、確実に最後まで聞いてもらえるでしょう。プロになら遠慮せず、自分の話を一方的にすることができます。
さいごに。話を聞いてくれる人を大切にしよう。
話を聞いてもらえないのは、寂しいし、悲しいし、イライラしますよね。それは当たり前の感情です。
でも、全員に話を聞いてもらうのは不可能です。相手を変えようとすると、あなたが疲れてしまうでしょう。
聞いてくれない人には期待せず、聞いてくれる人を大切にした方が、ストレスは少ないはずです。話を聞いてもらえない寂しさは、聞いてもらえない人に執着するのではなく、聞いてくれる人に感謝することで癒やされます。
あなたの話を聞きたい人は、必ずどこかにいます。その人を大切にしてください。



