結婚式の前夜、文具店の前で立ちすくんだ経験、ありませんか?
棚には何十種類ものご祝儀袋が並んでいるため、選択肢が多すぎて、かえって選べなくなってしまいがちです。
さらに、買ったはいいものの、「名前を書くだけでいいの?」「中央に書くべき?とれとも裏?」「この書き方で本当にあってる?」なんて、ご祝儀袋に何をどう書くべきかわからない人も…。
周りの友人はみんな当たり前のようにスマートに用意しているように見えて、今さら「ご祝儀袋の選び方や書き方がわからない」なんて言い出せない人も多いのです。
今回は、「これさえ知っていれば大丈夫」というご祝儀袋の選び方と書き方のポイントだけを、シンプルにお伝えします。
金額が目安だった!ご祝儀袋のデザイン基本3タイプ

ご祝儀袋は大きく分けて3種類あります。選び方の基準は、実は「包む金額」なんです。
シンプルタイプ(1〜3万円向け)
- 水引が印刷されているもの
- 装飾が控えめ
- 「友人の結婚式に3万円」なら、これで十分
シンプルタイプは学生時代の友人、職場の同僚など、親しいけれど気負いすぎない関係性の方への贈り物に適しています。300〜500円程度で購入できるもので十分です。
スタンダードタイプ(3〜5万円向け)
- 実際の水引がついているもの
- 適度な華やかさ
- 迷ったらこれを選べば間違いない万能選手
スタンダードタイプは一番使用頻度が高いご祝儀袋です。特に親しい友人や、お世話になった先輩への結婚祝いなどに利用します。500〜1,000円程度のものが多く、上質な和紙の質感が特徴です。
豪華タイプ(5万円以上向け)
- 立体的な水引や装飾
- 和紙の質感も上質
- 親族や上司など、包む金額が大きい場合に
豪華タイプは兄弟姉妹の結婚式、特にお世話になった上司、恩師などに使うご祝儀袋です。1,000円以上するものもあります。
ここがポイント! 大切なのはご祝儀袋と中身のバランス
大切なのは、中身とご祝儀袋の釣り合いの取れたものを選ぶことです。
「袋の豪華さ < 中身」は避けたい組み合わせです。逆に「袋が質素すぎ < 中身が高額」も、ちぐはぐな印象になります。
「3万円なのに1,500円の豪華な袋を買ってしまった…」という経験、実は誰にでもあります。そんな時は無理に使わず、次回5万円を包む機会まで取っておけば大丈夫。ご祝儀袋に賞味期限はありません。
「この人にはどれ?」関係性別・ご祝儀袋の選び方
関係性に応じて使うご祝儀袋を選ぶのもいいでしょう。
友人・同僚の結婚式(3万円)
→ シンプル〜スタンダードタイプ
華やかすぎず、品のある白や淡いベージュ系がおすすめですが、最近は、さりげない花柄や幾何学模様が入ったモダンなデザインも人気です。
親族の結婚式(5〜10万円)
→ スタンダード〜豪華タイプ
格式を感じる、しっかりとした水引のものを選びましょう。伝統的な金銀の水引や、格調高い鶴や松の装飾があるものが定番です。
上司の結婚式(3〜5万円)
→ スタンダードタイプ
派手すぎない、きちんと感のあるデザインが無難です。白を基調とした、上品で落ち着いたものを選べば失敗しません。
出産祝いや入学祝い(1万円前後)
→ シンプルタイプ
注意!
結婚式用の「結び切り」ではなく、「蝶結び」の水引を選びましょう。結び切りは「一度きり」の意味、蝶結びは「何度あっても嬉しい」という意味があります。
迷ったら「少し控えめ」を選んでおけば、失礼にはなりません。
これだけ覚えれば安心、ご祝儀袋書き方の基本

次に、ご祝儀袋の書き方を確認していきましょう。
表書きの書き方(外袋の表)
結婚祝い
- 「寿」または「御結婚御祝」
- 水引の上に書く
- 名前は水引の下、フルネームで中央に
その他のお祝い
- 出産祝い:「御祝」または「御出産御祝」
- 入学祝い:「御入学御祝」
- 新築祝い:「御新築御祝」
【書き方のポイント】字は丁寧に、でも上手くなくていい
筆ペンで書くのが理想ですが、書き慣れない場合はサインペンでも大丈夫です。大切なのは丁寧に書こうとする気持ちです。
筆ペンに慣れていない方は、まず別の紙で2〜3回練習してから本番を書くのがいいでしょう。
中袋の書き方
表面
- 中央に金額を縦書き
- 「金 参萬円」または「金 参萬圓」
- 旧字体(壱・弐・参など)を使うのが正式ですが、普通の漢数字でも問題ありません
裏面
- 左下に住所と名前
- 郵便番号から書く
- マンション名・部屋番号も忘れずに(お礼状が届くために大切です)
お札の入れ方
- 新札を用意(銀行で両替可能。土日は難しいので平日に準備を)
- 人物の顔が上になるように、表向きに入れる
- 複数枚ある場合は、向きを揃えて
「新札を用意し忘れて、前日の夜に気づいた!」という経験、ありますよね。そんな時は、持っているお札の中で一番きれいなものを選び、当て布をしてアイロンをかけましょう。完璧な新札ではなくても、できる範囲で丁寧に準備した気持ちが大切です。
「ご祝儀袋、選び方・書き方これで大丈夫?」よくある不安Q&A
次に、ご祝儀袋にまつわるよくある疑問に答えていきます。
最後に。ご祝儀袋選び方・書き方で悩まない!押さえたい4つのポイント
マナーの本を読めば読むほど、細かいルールに圧倒されてしまいますよね。でも、完璧を目指す必要はないんです。
- 金額に見合った袋を選ぶ
- 表書きと名前を丁寧に書く
- 新札を用意する
- 住所・金額を中袋に記入する
この4つを押さえていれば、自信を持って大丈夫です!
基本を知った今、次の結婚式では堂々とご祝儀袋を選べるはずです。文具店の前で立ち止まったとしても、それは「迷っている」のではなく「丁寧に選んでいる」だけになるでしょう。
大切なのは「お祝いする気持ち」です。祝福の気持ちを形にして表したものがご祝儀なのですから、過度にマナーを気にしすぎる必要はないでしょう。


