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「男運が悪い」「ダメな男ばかりと付き合ってしまう」という自覚がある方っていますよね。

今回は、「ダメな男」とはどういった男性のことか、また 女性がダメな恋愛に惹かれてしまう理由 と対処法についてご紹介していきます。

「次こそ幸せになれる恋愛がしたい!」と考えている方は、参考にしてみてくださいね。

「ダメな男」って誰のこと?どんな男性を指す?

ところで、「ダメな男」とは誰のことなのでしょうか?

よく耳にする「ダメな男」は、
・浮気症
・お金の使い方が荒い
・ヒモ
・暴力をふるう
・モラハラ発言が多い
といったところでしょう。

ただし、こういった「ダメな男」が、誰に対しても「ダメな男」であるとは限りません。

たとえば、
・Aさんと付き合っているときは、浮気ばかりしていた男性が、Bさんと付き合うことになったとたん、一途になった
・Aさんと付き合っていた時はしっかり働いていたのに、Bさんと付き合うことになった途端、仕事をしなくなった
というケースもあるのです。

つまり、同じ男性が、ある人と付き合っているときは「ダメな男」でも、別の人にとっては「ダメな男」にならないということも多い、ということです。

換言すると、「ダメな男とばかり付き合ってしまう」という自覚がある人は、正確には、「付き合ったらダメな男にしてしまう」「ダメな恋愛ばかりしてしまう」ということです。

ですから、「ダメな男を見極めて排除しよう」と考えるより、(ダメな男が最初から、ダメさ全開の場合は少ないので)、「このままではダメな恋愛になってしまいそう」だと感じたら、すぐに方向転換できる判断力と意志力を鍛えておくことが大切なのです。

「ダメな恋愛」ってどんな恋愛?

では、「ダメな恋愛」とはどういった恋愛のことでしょうか? 

それは、「愛しあっていないために不安や恐怖、自己嫌悪を感じる恋愛」のことです。

ダメな恋愛ケース1 金銭を搾取される恋愛

幸せな恋愛をしている人は、お互いに与え合います。
愛から行動し、与え、相手が喜ぶことで幸せを感じるのが本来の恋愛の姿です。

ダメな恋愛は、一方的な搾取が行われます。
たとえば金銭的な搾取。男性が何かと理由をつけて、女性にお金を出させて、女性側が「金づるにされているのでは」と不安になったり、「お金がないと彼は私に会ってくれないのでは」と不安に感じたりしている関係は幸せな関係とは言えません。

ただし、女性側に収入があり、ふたりが愛し合っている状態で、金銭を男性に渡す関係は、ダメな恋愛とは言えないでしょう。

「金銭の授受がなくても私たちは愛し合っている」と思えるのが幸せな恋愛であり、「お金を渡さなくては愛してもらえないのでは」と不安になるのがダメな恋愛です。

ダメな恋愛ケース2 尊厳を傷つけられる恋愛

素敵な恋愛をすると、自分のことをもっと好きになることができます。
逆に、ダメな恋愛をすると、自分のことが惨めに思えたり、価値がないように感じたりします。

ダメな恋愛は、人の尊厳を傷つけます。
精神的・または肉体的な暴力をふるう男性との恋愛関係を続ければ、「自分は大切にされる価値のある人間」だという気持ちが薄れてきてしまいますから、モラハラ男・DV男との恋愛は確実にダメな恋愛だと言えます。

ダメな恋愛ケース3 愛ではなく依存で成り立っている恋愛

依存度の高い恋愛はダメな恋愛になりがちです。

「彼がいないと、私は不幸」という状態になってしまったら、彼が変わってしまい、あなたを傷つけるようになったとしても、簡単に関係を終わらせることができなくなってしまいます。

良い恋愛とは、一人ひとりがしっかり自立した状態での恋愛です。

「一緒にいるときは幸せだけど、離れているときには、自分には別の世界がある」という、距離感で恋人と付き合うことで、「ダメな恋愛」になりそうになったら、すぐに軌道修正したり、断ち切ったりすることができます。

ダメな恋愛ケース4 不誠実・嘘だらけの恋愛

誠実さを欠いた関係は、不安や虚しさを生じさせます。

浮気性の彼との関係・見栄や世間体のために好きでもないのに続ける関係・いつか離婚すると口ではいいつつなかなか状況が変わらない不倫関係、などは嘘や自己欺瞞をともなうものですから、幸せは感じにくいといえます。

「ダメな恋愛」に惹かれてしまう理由と脱却方法とは?

次に、ダメな恋愛に惹かれてしまう理由および脱却方法についても確認しておきましょう。

ダメな恋愛に惹かれてしまう理由と脱却方法1 自己肯定感が低い

愛も尊敬も与えてくれない人と恋愛関係を続けてしまう理由はなんでしょうか?

一因は、自己肯定感の低さでしょう。

自分は愛される価値も、尊敬される価値もない人間だ、という認識がある人は、愛され尊敬される関係は、居心地が悪いと感じてしまいがちです。不思議なことですが、自己肯定感の低い人にとって、「自分をないがしろにしてくる人」と一緒にいる方が(自分の認識とフィットしているため)落ち着けたりするのです。

ただし、そういった関係を続けていては、いつまでたっても、不安や寂しさ、不満は残ります。
ダメな恋愛を脱却して、幸せな恋愛に踏み込むためには、「自分は幸せになる権利・愛される権利がある人間だ」としっかり自分の存在を肯定する必要があります。

自己肯定感を高めるために、まずは、「自分のことを大切にしてくれる人」との時間を増やしましょう。

ダメな恋愛に惹かれてしまう理由と脱却方法2 孤独感が強い・孤立している

孤独感が強い人は、ダメな関係だとわかっていても、「こんな関係でもないよりはまし」としがみついてしまいがちです。

また、人との繋がりが希薄で、孤立している人は、ダメな恋愛を続けていても、誰からも「それはおかしい。そんな関係はやめた方がいい」と止めてもらうことができないので、ダメな関係が長期化しがちです。

孤独感・孤立を解消するために、恋人以外の居場所を見つける必要があります。恋人以外の人と交流があまりないという場合は、仕事や趣味などのコミュニティに積極的に参加し、恋人以外の居場所を作りましょう。

ダメな恋愛に惹かれてしまう理由と脱却方法3 幸せな恋愛がイメージできない

過去の恋人との関係や、両親の関係があまり幸せな関係でなかった場合、ダメな恋愛がデフォルトであると自分の中に無意識にパターン化されてしまっている可能性があります。

そういったパターンから脱却するためには、過去の恋愛関係の問題点を紙に書き出すなどして可視化してみましょう。

そして、その横に、自分が求める幸せな恋愛関係を書いてみましょう。
可視化することで、無意識に過去のダメな恋愛パターンを繰り返しそうになったときに、俯瞰で冷静に分析・対処できるようになります。

ダメな恋愛に惹かれてしまう理由と脱却方法4 愛情に飢えている

愛情に飢えていて、差し出された関係がダメなものだと分かりつつも、すがりついてしまう、というパターンもあります。

愛情不足の生活を送っていると感じたら、まずは、彼氏以外の人を愛するようにしましょう。

人間だと難しい場合は、猫などの動物、観葉植物などを愛でましょう。自分の中に愛情を感じること、愛する対象を見つけることで、自分の害になる関係に飛びつく可能性を減らすことができます。

ダメな恋愛に惹かれてしまう理由と脱却方法5 周囲にどう思われるかを気にしすぎる

ダメな恋愛だと分かっていつつも、やめられない、という場合があります。

たとえば、「愛情はないけれど、友達に自慢できるようなハイスペックな人だから」というケースです。

また、結婚している場合は「離婚したら人生に失敗したと思われるんじゃないか」など世間体が気になり、終止符を打てないというケースもあります。

周囲にどう思われるか、を気にしすぎている限り、自分の気持ちに寄り添うことはできず、心に平穏は訪れません。関係を続けるべきか、迷いが生じたら、「世間の目がなかったら、どうしたいか」を自分の心に問いかけてみましょう。

ダメな恋愛にさよならしよう

今回は、ダメな恋愛を卒業して、幸せな恋愛をするためのヒントをご紹介してきました。

ダメな恋愛をしているときに陥り(おちいり)がちな思考に、「彼はいつか変わってくれるかもしれない」「私だけが彼を支えられる・変えられる」というものがありますが、他人を変えようとしても、挫折感を味わうだけです。

ダメな恋愛をしているという自覚があるなら、毅然とした態度で、自分から立ち去りましょう。