「彼氏からの愛情表現がない」と感じて、夜中に一人で不安になったり寂しくなったことはありませんか?
LINEで「好き」と送っても素っ気ない返事が返ってきたり、記念日など特別な日にもお祝いの言葉をかけてもらえなかったりすると、彼氏から「私は本当に愛されているのかな?」「彼氏って別れるつもりなのかな?」と心配になったり「好きって言われないと冷める…」と感じるのは当然のこと。
でも、ちょっと待って。愛情表現の形は人それぞれです。彼氏の愛情表現がないと不安を感じても、実は彼なりの愛し方があるのかもしれません。
この記事では、愛情表現で悩む女性の皆さんに寄り添いながら、彼との関係をよりアップするためのヒントをお伝えします。
なぜ「彼氏からの愛情表現がない」と感じるのか

ところでなぜ彼氏からの愛情表現がないとか、付き合いたてより減った、足りないと感じてしまうのでしょうか?
期待値が高い
一つには、期待値が高いことが挙げられるでしょう。
SNSやドラマ、友達の話などから、「理想の彼氏像」を思い描いてしまい、現実の彼氏と比較して落ち込んだ気持ちになることがあります。
特に、欧米のドラマなどでは、男性が彼女に四六時中「愛している」というのが基本ですから、それに比べたら物足りなくなるのは当然のことでしょう。
現代は、情報もたくさんあり、さまざまな愛情表現を目にする頻度が高い時代のため、自ずと期待値があがり、他のカップルと比べて自分たちには愛情表現が足りないと感じがちです。
愛されているか不安

彼氏から愛されていると感じている女性は、相手からの「愛情表現がなくて不満」とは感じません。
つまり、相手からの「愛情表現がなくて不満」だということは、彼氏に十分に愛されてのかを感じられず、不安あるいは、不満だという意味になります。
問題は彼からの愛情表現が少ないことではなく、あなた自身にある場合もあるかもしれません。「毎回付き合うたびに、彼からの愛情表現が少なくて不満になる」「寂しくて彼に依存してしまう」という場合は、彼から愛情をもらおうとする前に、自分自身と向き合う必要があるのかもしれません。


彼氏の愛情表現を見つけるコツ

ここからは、「彼氏からの愛情表現が少ない」というフラストレーションを解決するヒントをいくつか解説していきます。
愛情表現にはさまざまな方法があります。もしかしたら彼氏は彼なりの愛情表現をしているにも関わらず、あなたが気づいていないだけかもしれません。
お付き合いしていくうえで、彼の愛情を上手に受け取ることはとても大切。まずは、彼氏からの愛情表現をキャッチするアンテナを研ぎ澄ませましょう。
彼氏の愛情表現は言葉以外にも多く存在します。あなただけでなく、もしかしたらダイレクトな表現が恥ずかしいのかもしれません。以下のような行動をしている場合、彼氏はあなたのことを本当に大切に思っている証といえるでしょう。
日常的に気遣ってくれる
- あなたの体調を気にかけてくれる
- 重い荷物を持ってくれる
- 寒い時にジャケットを貸してくれる
- あなたの好きな食べ物を覚えていてくれる
- ヘアスタイルやメイクを変えた時にすぐに気づいてくれる
時間を共有してくれる

- 忙しい中でも時間を作ってくれる
- あなたの話を最後まで聞いてくれる
- 一緒にいる時間を大切にしてくれる
- デートの計画を立ててくれる
ケアしてくれる
- 愚痴を聞いてくれる
- 料理を作ってくれる
- 掃除をしてくれる
- 看病してくれる

自分が望む彼氏の愛情表現パターンを理解する。5つの愛の言語

以下でゲイリー・チャップマンが分類した5つの愛情表現の形を簡単に解説していきます。
あなたの彼は、どの愛の言語を最も多く使っているでしょうか?
また、あなたはどの愛の言語が最も愛を感じられるでしょうか?
愛情表現が足りないと感じている場合、どの愛の言語が足りていないかを明確にし、彼に伝えてみるのも一案です。
愛の言語1. 肯定的な言葉(Words of Affirmation)
言葉による愛情表現や励まし。
この愛の言語によって愛情を感じる人は以下のような特徴があります。
- 「お疲れ様」「頑張ってるね」などの労いの言葉で元気になる
- メッセージやメールでの愛情表現を大切にする
- 人前で褒められると嬉しい
- 感謝の言葉を頻繁に口にする
肯定的な言葉の具体例
- 「きっと大丈夫だよ」
- 「あなたならできる」
- 「いつも応援してるよ」
- 「そんなあなたが好き」
- 「センスいいね」
- 「あなたのそういうところが好き」
愛の言語2. 充実した時間(Quality Time)

一緒に質のいい時間を過ごす。
この愛の言語によって愛情を感じる人は以下のような特徴があります。
- 一緒にいても他のことをされると寂しく感じる
- 記念日や特別な日を大切にする
- 会話中にスマホを触られることを嫌う
- 共通の趣味や体験を重視する
充実した時間の具体例
- スマホを置いて目を見て話す
- 相手の話に最後まで耳を傾ける
- 質問をして関心を示す
- 今日あった出来事を共有する
- 一緒に映画を見る
- 散歩やドライブに出かける
- 新しい体験を共有する
愛の言語3. 贈り物(Receiving Gifts)
物理的な贈り物。
この愛の言語によって愛情を感じる人は以下のような特徴があります。
- サプライズプレゼントを喜ぶ
- 記念日やイベントでの贈り物を期待する
- 相手からもらったものを大切に保管する
贈り物の具体例
- 好きなお菓子やドリンク
- 花束
- 手作りのもの
- 記念日のプレゼント
- サプライズギフト
愛の言語4. 奉仕行為(Acts of Service)

相手のために何かをしてあげる。助ける。
この愛の言語によって愛情を感じる人は以下のような特徴があります。
- 「手伝おうか?」という言葉に安心する
- 家事や雑用を分担してくれることを愛情と感じる
- 自分も相手のために何かをしたがる
奉仕行為の例
- 家事の分担や手伝い
- 買い物を代わりにする
- 疲れている時に肩をもむ
- 重い荷物を持つ
- 病気の時に看病する
愛の言語5. 身体的な接触(Physical Touch)
ハグ、キス、手を繋ぐなどの身体的接触。
この愛の言語によって愛情を感じる人は以下のような特徴があります。
- ハグや手を繋ぐことで安心する
- 一緒にいる時は近い距離にいたがる
- マッサージや肩もみを喜ぶ
- 身体的な拒絶を特に辛く感じる
身体的な接触の例
- 手を繋ぐ
- ハグする
- 疲れている時にマッサージする
- 不安な時に手を握る
- 一緒に寝る
大切なのは、相手の愛の言語を理解すると同時に、自分の愛の言語も直接相手に伝えることです。もしかしたら言葉だけでなく、スキンシップで表現をしているのかもしれません。
愛情表現に正解はありませんが、この5つの言語を参考に、お互いの愛し方を理解し合えれば、もっと深いつながりを感じられるかもしれません。
LINEでの彼氏の愛情表現がないと感じるときの悩みと対処法

では、LINEでの愛情表現について確認しましょう。
「おはよう」「お疲れ様」といった定型的なメッセージばかりで、愛情を感じられないと悩む女性は多いです。その場合は、以下の方法を試してみましょう。
自分から彼氏に愛情表現をする
まずはあなたから愛情表現をしましょう。「今日も一日お疲れ様。会えて嬉しかったよ」「いつもありがとう」などのメッセージを送ることで、彼も同じような表現をしやすくなります。
具体的に彼氏にリクエストする
「朝起きたら“おはよう”のスタンプを送り合わない?」「1日一回はやり取りしよう」など、具体的で実現可能なリクエストをしてみましょう。
喜びを彼氏に伝える
彼が愛情表現をしてくれた時は、しっかりとその喜びを伝えましょう。「そういう風に言ってもらえると嬉しい」「安心する!」など、率直な気持ちを伝えてください。そうすることで、彼は「もっとあなたを喜ばせたい」と思うはずです。
彼氏に愛情表現してほしい時の上手な伝え方

次に、彼氏に愛情表現してほしいときに、上手に伝えるコツをご紹介します。
「愛情表現してほしい」という気持ちを伝える時は、相手を責めたり、怒るような言い方は避けましょう。おすすめは「私は」を主語に話す話法です。
- 「あなたが愛情表現してくれない」
- 「私は愛情表現してもらえると安心する」
- 「なんで好きって言ってくれないの」
- 「私は好きと言ってもらえると嬉しい」
このように自分がどう思っているかを主軸に話すことで、相手は責められていると感じにくくなります。そして何をしてほしいのかもよりわかりやすくなります。それゆえ自己防衛的にならずに済み、あなたの話に素直に耳を傾けることができるのです。
また、愛情表現について話し合うタイミングも重要です。
「彼氏の愛情表現が少ない」という不満を解消する4ステップ

最後に、彼氏の愛情表現が少ないという不満を解消するためのステップを解説していきます。
ステップ1:現状を把握する
まず、現在の関係を客観的に見つめ直してみましょう。どういう時に愛情表現が足りていないと思うのか、なぜそう思うのか、を書き出してみてください。
実は彼は愛情表現をしっかりしてくれていたけれど、あなたが気づけなかっただけ、というパターンもあるでしょう。あるいは、実際に彼は全く愛情表現をしていなかったというパターンもあります。
ステップ2:期待値を調整する
理想と現実のギャップを埋めるために、期待値を調整することも大切です。
彼なりの愛情表現を受け入れつつ、高すぎる期待はしないようにしましょう。
ステップ3:あなたから愛情表現する
相手に求めるだけでなく、自分からも積極的に愛情表現をしてみましょう。
思いやりを持って与えることで、相手からも自然に愛情が返ってくることが多いはずです。
ステップ4:話し合う
愛情表現について話し合う機会を作りましょう。ただし、相手を責めるのではなく、思いやりをもってお互いの気持ちを理解、確認し合うことが目的です。
愛情表現が全くない、また話し合いを拒否された場合、残念ながら単に彼はあなたを愛していない可能性もあります。悲しい気持ちになりますが、そもそも表現する愛情を持っていない人なのかもしれません。
そんな場合は、あなたがよりハッピーになれるように、関係を終わらせることも検討してみましょう。
彼氏の愛情表現の多様性を受け入れよう

恋愛の形同様に、愛情表現に正解はありません。大切なのは、お互いの愛し方を理解し、尊重し合うことです。彼氏の愛情表現が少ないと感じても、実は彼なりの愛し方があり、あなたのことが好きなのに、うまく表現ができていないだけなのかもしれません。
素直な気持ちで相手と向き合い、コミュニケーションをとり、愛情表現の多様性を受け入れることで、あなたの恋愛はもっと豊かになるでしょう。
