【ケチだからやめとけ?】割り勘派の男性は自己中?本音を徹底解析

初デート、あるいは通常のデートで割り勘はナシかアリか、頻繁に論争になることがあります。

「初デートで奢らない男はケチだからやめておけ」という人もいれば、
「割り勘の方が気楽でいい」という人もいて、価値観はさまざまです。

実際、割り勘派の男性と恋人になるのはやめておくべきなのでしょうか? 

今回は、割り勘をする男性の心理や、割り勘についてどう捉えるべきか、について解説していきます。

「気になる人とのデートが割り勘だった」となんとなくモヤモヤしている方や、男性とは「奢られるのと割り勘、どっちの方がいい関係を築けるのか」と誰にも相談できず悩んでいる方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

今来今

切れ味鋭くリアルを斬るフリーライター。恋愛や仕事、社会のモヤモヤをアラサー女子の先輩目線でズバッと斬り込み、読む人に新しい風を届けます。

目次

割り勘論争の背景にある男女の経済格差

SNSやネット掲示板では、デート代の支払いをめぐって価値観が激しく対立し、時には炎上騒動にまで発展することもあります。

しかし、この問題を単純に「ケチ」か「平等」か、で判断するのは適切ではありません。

割り勘はありかなしか、を判定する前に、まず、なぜ男性が奢る頻度が女性よりも多いのか男性が奢るべきだと考える人が多いのか、その理由について確認するべきでしょう。

まず理解しておくべきは、日本の男女間賃金格差の現実です。厚生労働省の調査によると、日本の男女間賃金格差は約22.1%で、OECD諸国の中でも高い水準にあります。

この経済的格差が、従来の「男性が奢る」という文化の背景にあることを認識する必要があります。

男性の平均年収が女性より高いという現実がある中で、デート代を男性が負担し、ご馳走することが「当然」とされてきた歴史があります。現状でも男女で大きな賃金格差は残っていますが、働く女性の増加や価値観の多様化により、この慣習に疑問を持つ人も増えているのが現状であり、今は過渡期なのです。

もし、男女の賃金格差が全くなければ、男性が女性に奢る文化は消え失せるでしょう。つまり、男性が「奢る」、女性が「奢られる」文化は、女性差別と地続きの文化だ、ということです。

割り勘を選ぶ男性の心理とは?

次に、割り勘を選ぶ男性の心理について確認しておきましょう。

対等でありたい

現代社会では男女平等の価値観が浸透し、「経済的にも対等でありたい」と考える男性が増加しています。

このタイプの男性は、「女性だから奢ってもらって当然」という考え方に違和感を覚え、お互いが自分の分を支払うことが健全な関係だと考えています。

対等でいたい、という意識から割り勘を選ぶ男性の特徴は以下です。

  • 社会的な男女平等意識が高い
  • 女性の経済的自立を尊重している
  • 対等なパートナーシップを求めている
  • 恋愛経験が豊富で、様々な価値観の女性と付き合った経験がある
  • 高学歴で、恋人も高学歴であるケースが多い
  • 今の時代、女性差別は存在せず、男女平等だと思っている
  • 男女で収入に格差があることに気がついていない

このタイプの男性は決して自己中心的ではなく、むしろ相手を一人の独立した大人として尊重している場合が多いのです。

このような男性の近くには、高学歴で高収入な女性が多いため、男女で賃金に大きな開きがあることを認識できていないことが多いのも特徴です。

経済的負担を避けたい

純粋に経済的な理由から割り勘を選択する男性もいます。特に20代〜30代前半の男性は、奨学金の返済や住宅ローン、将来への貯蓄などで経済的な余裕がない場合が少なくありません。

経済的な理由から割り勘を選ぶ男性は以下のような特徴が見られがちです。

  • 家計管理がしっかりしている
  • 将来設計を重視している
  • 無駄な出費を避けたい
  • 経済的に余裕がない
  • 奨学金などの借金がある

このタイプの男性は「ケチ」といわれることもありますが、経済的にデート費用を負担するのが重荷になっている人も多く、割り勘を選ぶのは「現実的」であると言えるでしょう。

過去に奢ってきたけれど、いいことがなかった

過去に「奢ってもらって当然」という態度の女性との嫌な体験がある男性や、ATM扱いされた経験がある男性は、後悔から同じ失敗を繰り返したくないという思いで、割り勘を選ぶケースもあります。

このような理由で割り勘を選ぶ男性には、以下の特徴が見られます。

  • 過去の恋愛で経済的に利用された、という思いがある
  • 女性の本心を測りたいという気持ちが強い
  • 真剣な交際相手を見極めたいと考えている
  • 表面的な関係ではなく、深いつながりを求めている

過去に奢ってきたけれど、奢りっぱなしで交際に繋がらなかったなど、苦い経験を重ねている男性は、「今度は割り勘にしよう」と戦略を変えることがあるのです。

しかし、女性関係がうまくいかなかったり、次はない原因は、「奢ってきたから」とは別のところにあるケースも多く、割り勘でもうまくいかない場合もあります。その場合、割り勘だからモテないと考え、「奢る」戦略に切り替える人もいます。

年代別・状況別の割り勘男性の特徴・心理

次に、年代別・状況別の割り勘男性の特徴について確認しましょう。

20代前半の割り勘男性

この年代の男性は、まだ社会人経験が浅く、経済的な余裕がないことが多いでしょう。奨学金の返済や一人暮らしの費用で精一杯の状況では、デート代を全額負担することは現実的ではないケースが多いでしょう。

30代の割り勘男性

30代になると収入は安定してきますが、住宅ローンや将来の結婚資金など、大きな出費を控えている男性が多くなります。このため、無駄な出費は避けたいという心理が働きます。

40代以上の割り勘男性

40代以上の男性は、まだ女性の社会進出が十分に進んでいない時代を生きているため、「少なくとも初デートは男性が奢るもの」と考えている人が多いです。その中において、割り勘を選ぶ男性は、収入が少なく奢る余裕がないか、あるいは周囲にキャリア女性が多いため、男女の収入の不平等に気付いていないケースが多いようです。

割り勘男性と結婚した場合のメリット・デメリット

次に、割り勘派の男性と結婚した場合のメリットとデメリットについて確認しましょう。

メリット

お金の管理がしっかりしている

割り勘を提案する男性は、お金に対してシビアな場合が多く、結婚後の家計管理が上手な傾向があります。

無駄遣いを避け、将来設計をしっかりと立てることができる可能性が高いです。

「奢る派」の男性の中には、奢ることに快感を得ている人がいます。そういった人の場合、部下に派手に奢ったりしているうちに、借金が膨らんでしまう、というケースもあります。割り勘派の場合、そういった心配は無用です。

対等な関係が築ける

経済的にも精神的にも対等な関係を築きやすく、お互いを尊重し合える関係性を構築できる可能性があります。

女性が経済力を維持できる

奢る派の男性と結婚した場合、男性が生活費の大半を負担したり、養ってくれたりする可能性があります。その場合、女性は結婚とともに家庭に入ったり、仕事をセーブしたりするかもしれません。

そうなれば、相手に何か問題(DVや浮気など)が発覚しても簡単に別れることはできません

デメリット

大切にされている、と感じにくい

奢られることによって特別感「私は大切にされている」という感覚を求める女性には、物足りなさを感じる可能性があります。

妊娠・出産時に不安がある

妊娠中や産後の生活費まで折半を求められる場合、女性側の負担が大きくなる可能性があります。

ただし、普段は割り勘派の男性でも、妊娠、出産の際は、男性が全額負担する、と考えている男性もいるので、ケースバイケースです。

【見極め方】良い割り勘男性・悪い割り勘男性とは?

お互いに収入が同じくらいで、高収入なら、無理に男性が一方的に奢る必要もないでしょう。一方で、男性が社会人で女性が学生なのに割り勘を要求してくる場合は、思いやりがなさすぎると言えます。

ここでは、良い割り勘男性と、悪い割り勘男性の特徴を列挙します。

良い割り勘男性か、避けた方がいい割り勘男性かを見極めるためにチェックしてみてください。

良い割り勘男性の特徴

  • 相手が困る場合は柔軟に対応してくれる
  • なぜ割り勘をするのか、自分なりの明確な価値観を持っており、話し合うことができる

大切なのは、なぜ割り勘を提案するのかなぜ奢ってほしいのか、その背景にある気持ちや事情を素直に話し合うことです。

気になっている人から割り勘を提案されてモヤモヤしたら、なぜモヤモヤしているのかを話し合いましょう。「大切にされていないように感じる」のであれば、その気持ちを伝えれば、相手は奢る以外の方法で愛情を伝えてくれるかもしれません。

状況に応じて柔軟に対応できることも重要です。普段は割り勘でも、特別な記念日には奢ったり、相手が困っている時はサポートしたりといった配慮ができる関係性であれば、心地よい関係が築けるかもしれません。

避けた方が良い割り勘男性の特徴

  • 相手の気持ちを考慮しない
  • 自分の価値観を一方的に押し付ける
  • 1円単位まで細かく割り勘を求める
  • 相手への思いやりが感じられない

あなたが嫌がっているのに一円単位の割り勘を求めてきたり、お金がないわけではないのに記念日のディナーなども割り勘にしたり……思いやりが感じられない場合は、デートを続けるのを避けた方がいいでしょう。

女性が「絶対に割り勘にする」と決めれば、デートの質は高まる

世の中には、「割り勘男性はやめとけ」という価値観の人もいます。実際、男女の賃金格差が大きい日本で、その格差を認識せず、割り勘を求めるのは思いやりがないようにも思えます。

しかし、一概に「割り勘だから二回目のデートはなし」が正しいとは言えません

自分でお金を出すからこそ、興味のない男性のキャバ嬢にならなくて済む

実は多くの女性は、奢ってもらうことでプレッシャーを感じています。奢ってもらった場合、まるでキャバ嬢のようにニコニコと愛想よく振る舞わなければならないような気持ちになったり、「何か見返りを期待されているのではないか」という不安を感じたりする女性は少なくありません。

また、「奢ってもらえるから」という理由で、本当はそれほど乗り気ではない食事の誘いを受けてしまい、結果的に相手に対して申し訳ない気持ちになってしまうこともあるでしょう。

このような状況を考えると、「割り勘でもいい、いや、むしろ自分が払いたい」と思える相手とのみデートするほうが、本当に自分好みの男性とだけデートできるのかもしれません。

まとめに。本当に重要なのは価値観の一致

割り勘派の男性を「やめとけ」と一概に判断するのは適切ではありません。

重要なのは、その人の価値観や背景を理解し、自分との相性を見極めることです。

現代社会では、男女平等の観点から割り勘を選択する男性も存在します。また、本音では「奢ってもらうプレッシャー」を感じる女性が増えている現実を考えると、むしろ割り勘の方が健全な関係を築けるケースもあります。

一方、本音では、絶対に男性に奢ってもらいたいと考える女性や、女性には絶対に奢りたいと考える男性もいます。どちらが正しいということはありません。

ポイントは、お互いの価値観を尊重し合い、思いやりを持って接することです。割り勘であっても、相手への配慮や愛情が感じられるかどうかが、良いパートナーかどうかを判断する真の基準と言えるでしょう。

恋愛においては「正解」は一つではありません。自分の価値観に合う相手を見つけ、お互いが納得できる関係性を築き付き合うことが最も重要です。

割り勘論争に惑わされることなく、その人の人格や価値観を総合的に判断して、自分にとって最適なパートナーを見つけていくことをおすすめします。

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