放送する度に話題沸騰。スマホの画面で物語が進むミニドラマの最新作『家康と三成のスマホ』が今週スタート!

もしも歴史上の人物がスマートフォンを持っていたら……という設定でほぼそのスマホの画面のみで物語が進んでいく歴史パロディSF時代劇“〇〇のスマホ”シリーズの最新作がいよいよ9月5日(火)深夜からスタートします。

出典:@nhk_tenkabito(https://twitter.com/nhk_tenkabito/header_photo

第6弾になる注目の最新作は『家康と三成のスマホ』。
徳川家康と石田三成という、シリーズ初のW主人公で描かれます。

番組ファンには説明不要だと思いますが、まだ見たことのない方のために一般的なドラマと異質なシリーズの特徴を順に三つご紹介します。

目次

1話5分!

ドラマも倍速で視聴している人が増えているといわれていますが、それだけ多忙な毎日を過ごす中で無理矢理時間を捻出している人が多いともいえます。しかし1話がたったの5分なのです。5分だけなら普通に視聴してもあっという間です。気軽に楽しめるのが魅力です。

原則、スマホの画面遷移だけで物語が進んでいく歴史パロディSF時代劇

そして、歴史上の人物がスマホを持っているというトンデモ設定が最大の魅力でしょう。どこかで見たことあるようなスマホのホーム画面一つ一つが歴史ネタをパロディにしているという細やかな設定は、その持ち主である偉人の個性を反映しています。

主人公は一体誰?誰が演じるのか明かさずに初回が始まる

さらに誰が主人公を演じているのか初回のエンドクレジットまで伏せられています。スマホ画面がメインになるので(主人公視点の映像なので視聴者がその人物になっているかのような演出です)、主人公を演じる俳優は声のみの出演です。これ、誰なんだろう?あの人かな?などと想像しながら見るのはワクワクします。

このシリーズは、大河ドラマ『麒麟がくる』で盛り上がっていた2020年に『光秀のスマホ』で始まりました。翌2021年『土方のスマホ』、2022年『義経のスマホ』と年に1回のペースの新作放映が続きました。大河ドラマ『どうする家康』放送の2023年は、“天下人のスマホ”シリーズとして『信長のスマホ』『秀吉のスマホ』が既に放送されました。

筆者おすすめの見方は、

リアルタイムで視聴しながら録画&録画は一時停止を惜しみなく使用

です。主人公はTwitter(今はXですね)の公式アカウントを持っています。
スマホを持っている家康@NHK天下人のスマホ https://twitter.com/nhk_tenkabito を見るとプロフィール画面だけでも笑いがこみあげてきます。

主人公自ら活発に告知や実況的なつぶやきをしていることもあり、放送直後のTLはかなり賑やかになります。画面を見ながら思わずクスッとしてしまったところや、ツボにはまった場面などは他の人も同じところで笑っていたり突っ込んでいたりします。と同時に自分が見逃した気になる箇所が集合知で様々に指摘されます。見逃してしまった面白ポイントを確認しながら録画を視聴して、ここだという箇所で一時停止して確認すると楽しさ面白さが倍増します。

というのも主人公のスマホのホーム画面、どこかで見たことのあるようなアイコンばかりですが、じっくり観察すると当時にありそうなアイコンになっているのです。パロディになっている元ネタが何かわかるととても楽しいです。

歴史はちょっと……と敬遠している方もご安心ください。名前や用語は知っているけれど、その関係がよくわからない、という私でも理解できてしまいます。むしろ、このドラマのおかげで日本史への苦手意識がなくなりました。

「関ヶ原の戦い」があった日9月15日が最終回で勝敗は視聴者が決める!

家康と三成といえば、最後は関ケ原の戦いで家康が勝利を収めたことはご存じの通りですが、ドラマの最終話は“家康勝利版”と“三成勝利版”の2パターンが用意されています。どちからになるかは視聴者投票で決まります。史実の通り、家康が勝利するのか、はたまた三成が勝利するという知らない歴史を目の当たりにするのでしょうか。投票は最終話前日の9月14日の24:00迄です。番組サイトにある投票ページからぜひ投票してみてください。

番組サイト https://www.nhk.jp/p/tenkabito-sumapho/ts/9VZR2WRZ2X/

【放送日時】 23:45~23:50(NHK総合)

第1話9月5日(火)
第2話9月6日(水)
第3話9月7日(木)
第4話9月8日(金)
第5話9月12日(火)
第6話9月13日(水)
第7話9月14日(木)
第8話9月15日(金)(最終話)

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この記事を書いた人

大学卒業後、国語学会で学術雑誌の編集と秘書を兼任。その後、放送作家と並行してテレビ局、制作会社で番組制作を行う。演者側だった学生時代から継続して様々な形でエンタテインメントに関わる。現在は書く仕事に加え、講師、カフェスタッフ等パラレルワーカー。原則、メディアと明かさず自費で情報収集することで媚びない正直な記事を目指す。得意分野はエンタメ・ビューティ・美味しい。

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