コンビニスイーツ、カフェラテ、お土産のお菓子…つい手が伸びてしまう甘いもの。
でも最近は、白砂糖の摂りすぎによる健康リスクも広く知られるようになり、代替甘味料や砂糖断ちが話題に。
では実際に、私たちはどれだけ白砂糖を意識して控えているのでしょうか?
今回は、アイコニット・リサーチが実施した調査から、白砂糖との付き合い方や、家庭で使われている甘味料の実態を探ります。
※本記事は、アイコニット・リサーチによる独自アンケートをもとに執筆しています。
(https://www.iconit.jp/iconit-research/)
白砂糖を「控えている」はわずか2割、でも多くの人が意識はしている

「白砂糖を控えていますか?」という問いに対し、「控えている」と明言した人は約2,500人(24.5%)。
ただし、「全体的に控えたいと思っている」人は3,190人(31.2%)と、積極的ではなくても意識はしているという方が多数派を占めました。
一方で、「減らすつもりはない」と答えた人も約2,600人(25.3%)いて、完全に甘さを断つというのはハードルが高いことも分かります。
家庭で使われている甘味料は?1位はやっぱり「白砂糖」
家庭で使用している甘味料については、最も多かったのは「白砂糖」(5,127票)でした。次いで「はちみつ」(3,283票)、「みりん」(2,424票)、「三温糖」(1,983票)、「グラニュー糖」(1,923票)と続きます。
使用率の高かった甘味料(上位10種)を、使用者数の多い順に紹介します。
【家庭で使用している甘味料】
白砂糖(5,127票)
はちみつ(3,283票)
みりん(2,424票)
三温糖(1,983票)
グラニュー糖(1,923票)
オリゴ糖(1,285票)
フルーツ果汁やジャムなど(1,202票)
黒砂糖(1,101票)
きび糖(1,059票)
てんさい糖(897票)
中でも「オリゴ糖」「ラカント」「てんさい糖」など、健康志向の強い甘味料も一定の利用者がいることがうかがえます。
甘味料選びの理由は?「なんとなく」が最多という事実
使用する甘味料について、その選択の理由を尋ねたところ、最多だったのは「なんとなく」(3,600票)でした。以下、選択理由の多い順に記載します。
【甘味料を選ぶ理由】
なんとなく(3,600票)
健康面(3,421票)
味や風味(1,884票)
保存がきくから(1,003票)
コスパ(1,286票)
育った環境がそうであったため(949票)
血糖値(935票)
周りに勧められて(251票)
病院で勧められて(130票)
その他(132票)
つまり、多くの人が習慣的に特定の甘味料を選んでいて、なんとなく使い続けている甘味料が、実は自分の健康や嗜好に合っているかどうかまで考えたことがない人も多いことが示唆されます。
一方で、「血糖値」「病院で勧められた」という回答も少なからずあり、健康上の理由から甘味料を意識的に選んでいる層も存在しています。
甘さの選択は「無意識」と「意識」の間にある
今回の調査から見えてきたのは、白砂糖を完全に避ける人は少数派である一方、健康や家庭環境、なんとなくといった理由から、無意識のうちに甘味料を選び取っている人が多いという現実です。
「甘いものを控えたい」と思いながら、白砂糖を無意識に使い続けている…そんなギャップが見え隠れする結果となりました。
これを機に、自分の台所にある甘味料を見直してみるのも良いかもしれませんね。
<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024-02-20
有効回答者数:10,221人
※文中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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