寒い季節はもちろん、暑い日でもつるっと食べられるそんな万能選手が、うどん。
やさしい出汁にコシのある麺、そして地域ごとに異なるこだわり…実はラーメンにも負けない「沼」が広がっているのが、ご当地うどんの世界です。
今回は、QRコードリーダーアプリ「アイコニット」上で実施したアンケートをもとに、「好きなご当地うどん」について全国42,566人に調査。その結果をランキング形式でご紹介します。
※本記事は、アイコニット・リサーチによる独自アンケートをもとに執筆しています。
(https://www.iconit.jp/iconit-research/)
第1位 讃岐うどん(香川)11,798票
やはり強かった…ダントツ1位は「讃岐うどん」。
香川の代名詞とも言える存在で、コシのある麺とシンプルな出汁、手軽なセルフ形式なども含めて、多くの人の記憶に刻まれているご当地うどんです。
「旅行で食べた」「冷たくてもおいしい」「うどんってこれだよね」といったイメージが定着しており、もはやうどんのスタンダードとして支持されているのが印象的です。
ご当地グルメの枠を超えて、全国チェーンや冷凍食品でも展開されている浸透度の高さが、この人気につながっているのでしょう。
第2位 稲庭うどん(秋田)8,649票
2位にランクインしたのは、秋田の名物「稲庭うどん」。
手延べならではの滑らかな喉ごしと上品な味わいが特徴で、静かな存在感を放つご当地うどんです。
主張が強すぎないからこそ、つゆや薬味との相性が良く、季節を問わず楽しめるのも魅力。温冷どちらでも成立する万能さが、多くの人の心をつかんでいると考えられます。
讃岐とはまったく異なるアプローチながら、「うどんっていいな」と思わせてくれる代表格です。

第3位 味噌煮込みうどん(愛知)5,238票
第3位には、名古屋のソウルフード「味噌煮込みうどん」がランクイン。八丁味噌の濃い出汁に、硬めの麺がそのまま鍋に投入される、唯一無二のスタイルです。
クセがあると思われがちですが、その濃厚さこそが魅力。寒い日に食べると心まで温まる感覚があり、根強いファンを持つご当地うどんです。
見た目のインパクトと、特別感のある一杯としての記憶に残りやすい点も、高順位の背景にあるのかもしれません。
4位以下にも、ご当地色あふれる名物うどんが続々
TOP3以外にも、個性派ご当地うどんが多数ランクインしています。
- 第4位:ほうとう(山梨)4,762票
- 第5位:伊勢うどん(三重)2,460票
- 第6位:水沢うどん(群馬)2,337票
- 第7位:五島うどん(長崎)1,978票
- 第8位:ひもかわうどん(群馬)1,876票
- 第9位:武蔵野うどん(東京)1,488票
- 第10位:川幅うどん(埼玉)873票
山梨の「ほうとう」はうどん寄りの煮込み鍋とも言える存在で、野菜がごろごろ入った食べ応えが魅力。三重の「伊勢うどん」は柔らかく太い麺が特徴で、異色のうどんとして記憶に残る人も多いはず。
他にも、地名としてはあまり知られていないけれど、食べたことある、贈答で見たことがあるといった記憶から票を集めたケースも考えられます。
バリエーションの広がりと、それぞれの土地に根づいたストーリーが、ご当地うどんの奥深さを物語っています。
選ばれるうどんには、記憶と物語がある
今回のランキングから見えてきたのは、「味」だけでなく、「どこで」「誰と」食べたかといった記憶や、土地の文化と結びついた体験が、ご当地うどんの魅力として残っていること。
チェーンでは味わえないその土地だけの一杯に出会った時の感動は、きっと心にも体にも残るはずです。
次の旅先で、あなたの「新しい推しうどん」に出会えるかもしれません。
<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024年11月15日
有効回答者数:42,566人
※文中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
「アイコニット・リサーチ」を、ご自身の調査にも活用してみませんか?
リサーチのご依頼やデータ利用のご相談は、アイコニット・リサーチへ。

