アラサー女子の6割が「文字の意味を気にする」今どき「文字入りファッション」のリアルと着こなすコツ

ロゴTシャツやスウェットなどにプリントされた文字入りの洋服は、ショップでもネット通販でも定番アイテム。着るだけで雰囲気が出たり、シンプルコーデのアクセントになったりと、使い勝手のいい存在です。
ただ購入時に気になるのが、「この文字、どういう意味なんだろう?」という点。知らずに着て恥ずかしい思いをしたくない、そんな気持ちは多くの女性が共感するところ。
そこで今回は、2024年3月に実施した20〜30代女性974人を対象とするアンケートをもとに、アラサー世代ならではの「文字入りファッション」のリアルを分析。
アパレル業界出身の編集部メンバー・高嶋レイが、その傾向と大人世代に似合う上手な取り入れ方を解説します。

※本記事は、Wellfyアンケート部が、アイコニット・リサーチで実施した独自アンケート調査結果をもとに執筆しています。

この記事を書いた人

高嶋レイ

ファッション誌・アパレル業界での経験を活かす編集部メンバー。カラー診断資格をもとに、トレンドと似合うを掛け合わせたスタイル提案が得意。おしゃれを通じて、自分らしく輝きたい女性を応援します。

Wellfyアンケート部

わたしらしい幸せのヒントが見つかるメディアwellfyアンケート部のアカウントです。姉妹サービス「アイコニット・リサーチ」による独自アンケートをもとに執筆しています。 (https://www.iconit.jp/iconit-research/)

目次

約6割が「文字の意味を気にする」派

まず、「文字入りデザインを買うとき、書かれている文字の意味を気にしますか?」と聞いたところ、

  • けっこう気にする:230人(25.3%)
  • 少し気にする:314人(34.5%)
  • あまり気にしない:219人(24.1%)
  • まったく気にしない:146人(16.1%)

合わせて544人(59.8%)が「文字の意味を気にする」派という結果になった一方で、「気にしない」と答えた人も365人(40.2%)と、無視できない存在でした。

アパレル業界でよく言われる「服は言葉を持たないようで語る」という言葉のとおり、一枚のTシャツにも“自分らしさをどう見せたいか”という感覚が表れるもの。

つまり、20〜30代女性の半数以上は、Tシャツやスウェットに書かれた言葉を「ただのデザイン」ではなく、自分を映すメッセージの一部として意識しているのかもしれません。

文字入りは好きではない」が約4割

「文字の意味を気にする」と答えた544人に、どんな内容の文字が好きかを尋ねたところ、最も多かったのは「ロゴやブランド名」(154人/23.8%)。次いで「おしゃれなフレーズ」(89人/16.4%)「メッセージやスローガン」(38人/7.0%)、「名言や格言」(34人/)という結果でした。

一方で、「文字入りは好きではない」と答えた人も227人と、約4割を占める数値に。
つまり、「意味を気にする=文字入りが好き」というわけではなく、入っていない方が洗練されて見えると感じる層が多いように感じます。

20〜30代の女性たちは、主張の強いメッセージよりも、ほどよく抜け感のある控えめデザインを好む傾向が見えてきました。
「無地の方が着回しやすい」「カジュアルすぎるプリントは避けたい」など、アラサー世代ならではのライフスタイルの変化がその背景にありそうです。
通勤や週末の外出など、着るシーンを思い浮かべると、派手な文字よりもベーシックで品のある一枚を選ぶのは自然な流れかもしれませんね。

文字入りファッションを上手に取り入れる5つのコツ

文字の意味を気にしつつ、浮かないおしゃれ感も両立したいあなたへ。アラサー世代だからこそ似合う、控えめな文字入りコーデのコツをご紹介します。

ロゴはさりげなく、小さめサイズで取り入れる

大きなロゴは目立ちすぎてしまうことも。胸元のワンポイントロゴや、同系色の刺繍ロゴなど、控えめなデザインを選ぶと大人っぽくまとまりが出ます。

書体や太さを選んで印象を調整

太字や大きい文字はインパクト重視だけど、普段着には強すぎることも。細字・筆記体・軽めのサンセリフ体など、柔らかさのあるフォントを選ぶと抜け感が出ます。

文字と地のカラーコントラストを意識

文字色と背景色のコントラストが強すぎると浮いてしまうことがあるので、ベーシックカラー同士やトーンを揃えた色使いがおすすめ。アクセントカラーを少し使う程度がバランスよく見えます。

レイヤードで「チラ見せ」させる

長袖シャツやカーディガンの下に文字入りのTシャツを仕込んで、袖口や裾から文字が少しだけ見えるように。主張を抑えつつ、コーデにこなれ感をプラスできます。

小物でさりげなく文字デザインを取り入れる

洋服に文字を入れるのが苦手な人は、バッグ、ストール、キャップなどでロゴを取り入れてみて。服自体は無地でまとめつつ、小物でブランド感やアクセントを加える使い方もおしゃれです。

アラサーが選ぶ、今どきの文字入りファッションまとめ

今回の調査から、アラサー女性は「文字の意味を気にしながらも、重い言葉は避け、ブランドロゴや軽やかなフレーズを選ぶ」傾向があることがわかりました。

トレンドに振り回されるのではなく、「どう見えるか、どう着回せるか」を基準に選ぶことが大切。自分のワードローブに合った一枚を選べば、普段のコーデにちょっとした抜け感と遊び心を加えられるはずです。

「必要だから買う」「似合うから着る」。
その視点を忘れなければ、文字入りファッションはアラサーの着こなしをもっと楽しくしてくれる味方になってくれますよ。

<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024-03-11
有効回答者数:909人(20代・30代女性)
※文中の数字は小数第一位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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