暴飲暴食や偏った食生活、不規則な生活リズムによる体重増加や体調崩れが気になる方も多いのではないでしょうか?
そんな方はまず、体を「リセット&デトックス」していくことが大切です。
ポイントとしては「腸内環境」を良くして、余分なものを排出していくこと。
そうすることで、良い栄養をちゃんと吸収することができ、代謝がアップし、やせやすい体作りにつながっていきます。
そこでおすすめの方法が「菌活」です。
アドバイザー&レシピ提供:管理栄養士 岡田明子
13kgの減量に成功した経験と管理栄養士の資格を活かし【食べてキレイにやせる】ダイエットメソッドを確立。
ダイエットや健康関連の事業を行っている。
書籍やWEB媒体でのレシピ・栄養監修、コラム執筆、セミナー開催など幅広く活躍中。
著書に「朝だから効く!ダイエットジュース」「美腸ダイエットジュース」(池田書店)などがある。
菌活とは?
菌活とは、体に良い菌が含まれている食材や食品を積極的に食べること。キノコやみそ、納豆、甘酒、ヨーグルトなどは菌によって作られています。
これらに含まれている菌を摂取することで免疫力アップや腸内への働きかけ、さらには代謝アップにも役立つということなのです。代表的な菌をいくつか挙げてみましょう。
キノコ
キノコはそのものが菌で、「菌類」に分類されます。食物繊維やビタミンB群を多く含み、ダイエットや美容に役立つ食材です。
乳酸菌
ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌も乳酸菌のひとつ。腸内環境を整えるのに役立ちます。
麹菌
発酵菌のひとつ。みそや甘酒などに含まれ、整腸作用に役立ちます。
今回はその中でも、ヘルシーで調理アレンジもしやすい「キノコ」に注目した「菌活」をご紹介していきます。
キノコの良いところ
キノコは低カロリーで、栄養が豊富。つまり、優秀なダイエット食材です。その栄養成分をみてみましょう。
・食物繊維…便通を促します
・ビタミンB群…代謝に関わっています
・カリウム…むくみ改善に役立ちます
・グルカン…整腸作用があり、腸内環境を整えてくれます
また、しいたけ、しめじ、えのきをはじめ、様々な種類のキノコが出回っているので、料理のアレンジも楽しめます。それぞれの味わいも比べながら、活用していきましょう。
それでは、ダイエットや美容効果が期待できる、キノコを使った簡単レシピをご紹介いたします。
腸内きれいレシピ:キノコのビビンバ丼
1人分 547kcal
【材料】1人分
●材料1
・まいたけ…1/2パック
・しめじ…1/2袋
・ゴマ油…小さじ1
・コチュジャン…小さじ1
・酒…大さじ1
●材料2
・もやし…1/4袋
・ほうれん草…1/4束
・めんつゆ(ストレート)…大さじ2
・ゴマ油…大さじ1
・おろしにんにく…小さじ1/2
・すりゴマ…小さじ1
・ご飯…1杯分
・温泉卵…1個
【作り方】
(1)小鍋でゴマ油を熱し、手でほぐしたまいたけとしめじを炒める
(2)しんなりしたら、酒、コチュジャンを加えて炒める
(3)耐熱容器にもやしと、3cmの長さに切ったほうれん草を入れる
(4)めんつゆ、ゴマ油、おろにんにく、すりゴマを混ぜ合わせたものを「3」に入れる。
(5)「4」にラップをして、500Wの電子レンジで3分間加熱する
(6)器にご飯を盛り、「2」と「5」をのせ、さらにその上に温泉卵をのせる
腸内きれいレシピ:キノコのポトフ
1人分 338kcal
【材料】2人分
・エリンギ…1パック
・しいたけ…4個
・じゃがいも…2個
・にんじん…1/3本
・ウィンナー…6本
・ブロッコリー…1/3個
・コンソメ…小さじ2
・水…600cc
・塩、こしょう…各少々
【作り方】
(1)エリンギ、しいたけ、じゃがいも、にんじんを食べやすい大きさに切る
(2)ブロッコリーは小房に切り分けて、耐熱容器に入れてラップをし、500Wの電子レンジで2分間加熱する
(3)鍋に水、コンソメ、ウィンナー、「1」を入れ、火が通るまで煮る
(4)「3」に「2」のブロッコリーを入れる。塩、こしょうで味を調えて、器に盛る
キノコは、うま味成分を含んでいるので、シンプルな味付けでも簡単においしく作ることができます。キノコを活用して「菌活」に取り組み、健康や美容につなげていきましょう!