職場で食品の期限管理をしていた同僚が、
「今日は28日だからプラス6日で34日で……えーと今月は何日までだったっけ?」
とブツブツ言っている横を通りかかった筆者が「今月は31日までです!」と答えました。
すると、「すごーい!もしかして覚えているんですか?!」とえらく感動される、ということが年々増えています。
これは特別なことなのでしょうか?それとも一般的なのでしょうか?
今回は、皆さんに31日でない月の覚え方のアンケートを行いました。
10代から70代以上の幅広い世代の男女10103人の回答をどうぞご覧ください。
30日までしかない月、覚えている?(覚えようとしている?)
年代差が表れる結果になりました。
「覚えている」が最も高い8割を占めているのは60代。
50代と70代以上も7割の人が「覚えている」のですね。
70代以上の人は、50代や60代と違い「覚えていないし、別に覚える必要もない」という人も多いのが特徴的です。
また「覚えたいので覚え方が知りたい」割合が一番高いのが30代で、20代と10代も約2割の人が覚え方を知りたいとのことで、この記事がお役に立てるとうれしいです。
年代が下がるにつれ「覚えている」人の割合が減少し、40代では6割、30代以下だとほぼ5割で、二人に一人しか覚えていないとのことで、冒頭の筆者の体験は一般的なのだと感じました。
どんな覚え方で覚えた?(前の質問で「覚えている」を選択した人への質問)
一番普及している覚え方は「にしむくさむらい」でどの世代も5割以上の人が、この覚え方で覚えているとの回答でした。
60代、70代では7割の人がこの覚え方でした。
20代だけ「にしむくさむらい」の亜流ともいえる「にしむくじゅういち」と覚える人が他の世代の倍以上もいるのが面白いです。
また、どの世代でも2割の人が「握りこぶしの凹凸を数える」方法で覚えていることがわかりました。
にしむくさむらいとは?
月の日数が31日ではない月を並べると、
2月:二:に
4月:四:し
6月:六:む
9月:九:く
11月:十一:じゅういち?さむらい?
となります。
十一を縦に書くと
十
一
「士」という字に見えませんか?
「士」には武士の意味があることから「さむらい」と読ませ、
「西向く侍、小の月※」という語呂合わせで覚える方法です。
他に「11」が侍の持つ刀に見える、ということで侍になったという説もあるようです。
ちなみに、筆者の場合は「11月=さむらい」がわからず、単純に「にしむくじゅういち」と覚えてしまいました。
握りこぶしの凹凸を数えるとは?
(画像出典:https://wwboki.jp/dokuboki/column/thirty-first/ © 2016 暗記不要の簿記独学講座)
①握りこぶしをつくる
②人差し指の関節=1月
③中指との間の谷間=2月
④の要領で、節=奇数月、谷間=偶数月の順に小指の節=7月まで数える
⑤小指の節=8月にして奇数月=谷間の順で12月まで折り返す
節(高い)の月:31日
谷間の月:30日(2月は28日)
と覚える方法です。
同様にして手を広げて覚える方法もあります。
指を広げて数えるとは?
(画像出典:https://kattsun.com/excel_technic/231.html © ワーキングテクニック)
指先:31日の月
指の付け根:30日の月(2月は28日)
となります。
両手を広げる方法と片手のみの方法があります。
その他の覚え方(フリー回答)
ユーザーローカルAIテキストマイニングによる分析(https://textmining.userlocal.jp/)
いつの間にか/なんとなく/自然に/無意識といった回答が多かったですが、頑張って丸暗記した、という回答も多数ありました。
少数派のようですが、
・31日の月は7月までは奇数月で8月以降は偶数月
・大小大小大小大大小大小大とリズミカルに
・にしむく忍者(11月:忍者のポーズ)
という覚え方もありました。
覚えているのは常識との回答も多数ありましたが、そうとも言い切れない昨今なのですね。
※30日の月を「大の月」29日の月を「小の月」と呼んでいた太陰暦の名残り。
※参照:日本の暦(国立国会図書館)いろいろな暦 大小暦
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter2/s1.html
【調査概要】
調査名:30日の月の覚え方に関するアンケート(設問数:5)
調査期間:2024年1月30日(火)12:00~24:00
調査方法:QR/バーコードリーダー「アイコニット」ユーザー10~70代以上の男女10103人へのインターネット調査
QR・バーコードリーダー/アイコニット®とは
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