婚活を始める決意をして結婚相談所に登録したのに、なかなかうまくいかない
お見合いをしても「いいな」と思える人がおらず、好きになれない
婚活アプリには、遊び目的や既婚者の男が多くて疲れた…
デート・仮交際を重ねるたびに、どんどん自信がなくなって、気づけば「もう疲れた…」「婚活なんて、もうやめたい…」とため息ばかり。
「婚活に疲れた」と感じるのは、決してあなただけではありません。むしろ、多くの女性が同じように悩んでいます。
でも、大丈夫。婚活に疲れる理由を整理し、視点を少し変えるだけで、気持ちが軽くなることもあります。
あなたが無理なく幸せな結婚に近づくために、婚活に疲れた理由・原因とその対策を一緒に考えてみませんか?
もう、やめたい…婚活に疲れた理由・原因
まずは、婚活疲れの理由について確認しておきましょう。
出会いが多すぎて疲れた

現代は、簡単に新しい人と会うことができる時代です。婚活アプリを使えば、一日に複数人とやりとりし、休日には朝、昼、夜、三人とデートをすることも可能なのです。
選択肢が広がったことはいっけん良いことのように思われますが、出会いが多いということは、初対面の人とコミュニケーションをとる緊張感や、期待が失望に変わる場面も増えていくということでもあります。
婚活に時間もお金もたくさんかかって疲れた
婚活を続けるうちに、

こんなに時間もお金も使っているのに、なぜうまくいかないんだろう…
と感じる人もいるでしょう。
結婚相談所の登録料や月会費、婚活パーティーの参加費、デート代。さらに、美容院や服代、メイク、ネイルなど、自分磨きにもお金はかかります。
仕事が終わったあとに婚活アプリでメッセージを返し、休日はデートやお見合いで予定が埋まる。気づけば、趣味や友達と過ごす時間がほとんどなくなっていることも…。
それだけの労力をかけても成果が見えないと、「わたしは一体、何のために頑張っているんだろう」と虚しくなってしまうのも無理はありません。婚活が長引くほど、精神的にも金銭的にも負担は大きくなり、疲れを感じるのは当然のことなのです。
他人からの評価にさらされて心が疲れた


就活でお祈りメールがくるたびに、傷ついて落ち込んだという経験をした人は少なくないでしょう。
就活の場合、学力や職務経歴で判断されているわけですが、婚活はもっとシビアで、人間全体を見られています。
微妙な相手からのアプローチばかりで疲れた
あまりにも年齢が離れた相手からのアプローチや、既婚者、ヤリモクなど、信頼できない相手からのアプローチが増えた結果、新しい出会いに対してプラスの考えが抱けなくなってしまい、自分の意志で始めた婚活が、
「やりたくないのに、やらなければならないもの」
に変化してしまうケースもあります。
理想と現実とのギャップが大きく疲れた
婚活を始めたばかりの人は、素敵な相手と出会えるかも、といった期待を抱いているはずです。
しかし、上記のような出来事が積み重なり、次第に疲弊していくケースも多いのです。他人からの評価にさらされたり、何度も失望を繰り返したり、望んでいない相手からのアプローチに疲れたり……。
婚活疲れは、この「理想と現実とのギャップ」が大きければ大きいほど、発生しやすいものです。つまり、高望みをしている人ほど、婚活疲れを感じやすい、と言えるでしょう。
婚活に疲れたと感じる事例・エピソード
続いては、ありがちな婚活疲れを感じる例を見てみましょう。
婚活パーティーでカップル成立 → 既婚者だった


婚活パーティーで感じのいい男性と出会い、会話も弾んでカップル成立。順調に連絡を取り合っていたものの、ふとした違和感からSNSを検索すると、なんと既婚者だったことが発覚。
婚活アプリで意気投合 → 突然のドタキャン
お見合いサイトで価値観の合う男性と出会い、毎日のようにLINEのやりとりを重ねる中で、気持ちも高まり、「やっと良い人に出会えたかも」と期待が膨らんだ。
理由も分からず、戸惑いと虚しさだけが残った。
結婚相談所での真剣交際 → 突然のお断り
結婚相談所で紹介された男性と順調に交際が進み、結婚を前提にした話も出ていた。
真剣に向き合っていた分、気持ちの整理がつかず、落ち込んでしまった。
街コンで出会って「真剣に付き合おう」と言われたのに → 二股だった


街コンで出会った男性から「本気で付き合いたい」と言われ、順調に交際がスタート。
真剣に向き合っていた自分だけが一方的に傷つく結果になった。
婚活が思うように進まないと疲れてしまうのも無理はありませんよね。こうした経験を乗り越えるために、婚活の進め方を見直すことも大切かもしれません。
婚活中の20代後半・30代女性が絶対にハマってはいけない落とし穴
続いては、幸せな結婚を遠ざけかねない避けるべき落とし穴について解説していきます。
既婚者との恋愛
30代の女性がもっともハマってはいけない落とし穴、それはずばり、既婚男性との恋愛です。



出会った頃は結婚していると知らなかった。もう好きになってしまったからやめられない



彼は運命の人かも。離婚してわたしと一緒になってくれるはず
という女性もいますが、
なぜなら、既婚者は簡単には離婚しないからです。それに略奪できたとしても、相手は「結婚していても他の女性と体の関係を持つことが平気な男性」の可能性が高いでしょう。
既婚者との恋愛は、結婚をしたいと考えるなら百害あって一利なしの関係だと言えます。
元カレと会う





元カレとは知った仲だから、遊んでいる。別に本気なわけじゃないし
と元カレと会い続けるのは得策ではありません。なぜなら、「男性とデートをしている」という感覚があるため、他の出会いを探すことに積極的になれないからです。
時間は有限です。恋愛がうまくいかなかった相手のことは忘れましょう。
結婚する気のない年下男性との恋
これまで年上好きだった女性でも、30代に入ってから「年下もありかも」と言い出す傾向にあります。かなり年齢の離れた年下男性と付き合い始めるパターンもあります。
それ自体は問題ありませんが、年齢が離れすぎていると、結婚願望がまだまったくない、というケースもあります。
本当に結婚したいなら、近道は「結婚願望の強い男性と出会うこと」であり、「恋愛だけを求めている人と好きという気持ちだけでデートすること」ではないと肝に命じておきましょう。
軽いマッチングアプリでモテ気分
近年、マッチングアプリの出会いをきっかけに結婚したというカップルは少なくありません。ですが、結婚に真剣な人が多い婚活アプリもあれば、軽いアプリもあります。
軽い出会いを探している人が多いアプリで、いくら男性からアプローチされても、婚活女性にとっては無意味です。



いっぱいアプローチがきた。モテている!
と感じても、結局は無駄モテの場合も多いのです。
アプリを利用する場合は、婚活を標榜しているアプリを利用し、信頼関係ができるまでは相手の言うことを信じすぎないようにする必要があるでしょう。
ガチすぎる推し活・おっかけ


婚活中の女性が夢中になりやすい沼として、宝塚、フィギュアスケート、ジャニーズ、韓流・K-POP、2.5次元俳優、声優などが挙げられます。推し活は人生の楽しみの一つであり、趣味を楽しむことはとても素晴らしいことです。
しかし、結婚を意識して婚活をしているならば、推し活に全力を注ぎながらも、リアルな出会いにもしっかり向き合うバランス感覚が必要です。
婚活を優先するなら、一時的に趣味の熱量を抑えめにするのも一つの方法。推し活と婚活、どちらも大切にしながら、理想のパートナーとのご縁を引き寄せる工夫をしていきましょう。
疲れた…を理由に毎週のように女子会
気の合う女友達とのおしゃべりは、ストレス発散にもなり、とても楽しい時間ですよね。ただ、その女子会が「婚活の愚痴大会」や「傷の舐め合い」になっていないでしょうか?
気づけば毎週末、婚活の悩みや愚痴を共有するだけで終わってしまい、新しい出会いを求める時間がなくなっている…なんてことも。寂しさを紛らわすための女子会は、ほどほどにしましょう。
面倒、という沼
人は年齢を重ねるごとに、新しいことを始めるのが億劫(おっくう)になりがちです。
「会社と家との往復で1日が終わる」「出会いの場所に行きたいけど、無駄足になってがっかりするのはしんどい」といった理由でルーティンから抜け出せなくなると、一生そのままです。
現状を変えたいなら、新しいことにチャレンジして、これまで行ったことのない場所に積極的に出かけていく必要があります。
【対策】疲れたあなたへ。婚活を成功させるための心得
では、どうやって婚活疲れを軽減させ、成功させることができるのでしょうか?
ここでは、婚活を成功させるためのヒントをご紹介します。
自己分析と市場分析を徹底に、客観的に行う


非現実的な目標を設定しないためには、まずは現在の自分の立ち位置を知っておく必要があります。
自分の強みはどこか、弱みはどこかを分析しましょう。そして、その強みと弱みが、婚活市場で武器になるのか、重荷となるのか、も認識しておきましょう。
たとえば、婚活市場で喫煙者は、非喫煙者よりも不利になります。より多くの人とマッチングするためには、禁煙するのがよいでしょう。ただし、タバコが自分の人生にとって欠かせないと考えるのであれば、喫煙者(および喫煙を許容してくれる相手)にターゲットをしぼる必要があります。
「ありのままを受け入れてくれる相手を探そう」と手あたり次第にアタックしていては、高望みを繰り返し、疲弊します。婚活市場における自分の立ち位置を見極めましょう。
また、人はどれだけ意識しても、自分を完全に客観視するのは難しいもの。
婚活のプロであるカウンセラーの相談してみることで、新たな視点が得られ、より現実的な戦略を立てやすくなるでしょう。
婚活における「べき論」に惑わされない
「結婚相手の男性は女性より年収が高くあるべき」「婚活には女性はワンピースでいくべき」など、婚活や結婚に関する「べき論」は腐るほどあります。
もし、自分自身が本気でそう思うなら、それでいいでしょう。
ですが、実際には、「他の人がそう言っているから」というだけで流されているだけの場合も多々あります。
自分が本当に望む相手と、しっくりくる関係を手に入れたいなら、まずは、「これは本当に自分が望んでいることなのか」とこれまでの自分の価値観を疑ってみる必要があるでしょう。
出会いの数は、多ければいいわけではない


婚活は就活と似ています。ある程度の数アプライする必要はありますが、闇雲に数打てばいいというわけではありません。
たとえば、出会いを増やそうとして、ナンパバー(スイッチバーやパブリックスタンドなど)や軽い関係を求めがちなマッチングアプリで、いくら出会いの数を増やしても結婚に結びつく可能性はかなり低いと言えます。
ただ出会いの数を増やすのではなく、「真剣な出会いを求めている人との出会いの数を増やす」ことに専念しましょう。
妥協できない・譲れないポイント決める



「高望みはやめよう」「もう◯歳だから選り好みしている場合じゃない」
と考え、本来好みではない人と無理にデートをする必要はありません。
妥協しているつもりで相手を見くびるのは、相手に対してとても失礼です。
無計画に出会いを増やすのではなく、自分が本当に大切にしたい「譲れないポイント」を決め、それを満たす相手と会うことです。
この「譲れないポイント」を決める際は、周囲の意見に流されないことも重要です。
自分なりの判断軸を持つことで、世間一般の「高望み」に振り回されることなく、納得のいく婚活ができるはずです。
この人!と思ったら積極的にアプローチする
婚活中の女性の中には、「デートは男性から誘うもの」「告白は男性からしてほしい」と考える人も多いでしょう。ですが、受け身なばかりでは何も始まりません。
うまくいかない婚活に疲れたとしても愚痴はほどほどに
婚活で男性との出会いを増やすと、どうしても「自分とは合わない人と出会ってしまう」という事態は避けられません。
そんなとき、友達に軽く愚痴るくらいは問題ありませんが、いつまでも相手の悪口やネガティブなことを言うのは、自分にとってよくありません。
婚活に疲れたときこそ、理想の結婚生活を思い描いてみる


婚活に疲れてしまったときこそ、一度立ち止まり、「婚活が成功した未来」を具体的にイメージしてみましょう。
- 結婚式はどんな場所で、どんな雰囲気にしたいか
- 結婚後はどんな家に住みたいか
- インテリアや家具はどんなふうにしたいか
- 夫婦で休日をどう過ごしたいか
- 夜寝る前に夫婦でどんな会話をしたいか
- 家事の分担はどのようにしたいか
- 子どもができたら、どんな家庭を築きたいか
こうした理想の未来を明確にすることで、「どんな相手となら、それが実現できるのか」が自然と見えてきます。
盲目的に婚活しない!日常の小さな幸せに目を向ける
婚活に集中するあまり、気づけば生活が婚活一色になってしまう——そんな状況に陥っていませんか?
もちろん、結婚は幸せを築く一つの手段ですが、幸せの形はそれだけではありません。けれども、婚活中は「結婚こそが幸せ」という考えにとらわれがちで、この当たり前の真実から目を背けがちになってしまうものです。
また、婚活だけに没頭していると、どうしても視野が狭くなり、余裕のない印象を与えてしまいます。
婚活の結果に一喜一憂するのではなく、日常の中にある小さな幸せにも目を向けてみる。そうすることで、婚活のプレッシャーに押しつぶされることなく、心の余裕を持ちながら前向きに歩んでいけるはずです。
婚活に疲れたら…小さなステップを大事にし自分を甘やかそう
「理想的な人と出会って三カ月で結婚し、人生一発逆転!」を目標にすると、理想と現実とのギャップに苦しむことになります。
たとえば、月に一度は新しい人と会う、週に一回は婚活イベントに参加するなど、短期的な目標を設定しましょう。
婚活は、他者からの評価にさらされる活動であり、期待と失望を繰り返すことになりがちです。真摯に取り組んでいる人ほど、疲れるのは当たり前だと言えるでしょう。ただでさえストレスが多い活動ですから、うまくいかないからといって自分を責めるのは望ましくありません。
婚活をしているということは、自分の理想に向かって、少しずつでも歩みを進められているということでもあります。
頑張っている自分を褒めて、ときには甘やかしてあげてください。